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レジェンド級の漫画家達が一堂に会した「近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」対局企画が実現。その収録現場の模様をレポート
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印刷2015/12/17 10:00

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レジェンド級の漫画家達が一堂に会した「近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」対局企画が実現。その収録現場の模様をレポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / レジェンド級の漫画家達が一堂に会した「近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」対局企画が実現。その収録現場の模様をレポート
 2015年11月,都内某所のスタジオにて,Cygamesが配信中のスマホアプリ「近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」iOS / Android)(以下,闘牌伝)の対局映像収録が行われた。

 これは,竹書房の麻雀雑誌「近代麻雀」などで活躍する漫画家3名と,Cygamesの親会社であるサイバーエージェントの代表取締役社長 藤田 晋氏が,闘牌伝のオンライン対戦で対局するという映像企画だ。対局後には座談会も行われたのだが,その模様はYouTubeならびにニコニコ動画を通じて配信されている。4Gamerは今回,収録現場を取材する機会を得たので,写真を交えつつその模様をお伝えしていこう。


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 あらためて紹介すると闘牌伝は,2015年9月にAndroid版,10月にiOS版の配信がスタートしたスマホ向け麻雀アプリだ。「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」「麻雀飛翔伝 哭きの竜」「ムダヅモ無き改革」など,人気麻雀漫画9作品から主要キャラクターがNPCとして参戦しており,彼らと卓を囲めるのが最大の特徴である。

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 ゲームモードに関しては,有名キャラクター同士が作品の垣根を超えてオリジナルストーリーを展開する「闘牌伝モード」や,闘牌伝モードを通じて獲得した雀士達と対局する「CPU戦」,そしてオンラインでの「マルチプレイ対局」などが用意されている。
 なお対局中,各漫画の有名なシーンやセリフを“スタンプ”や“メッセージ”として使用可能だ。スタンプはガチャで獲得,セリフはゲーム内ポイントの“闘牌珠”と引き換えにアンロックするシステムになっている。

 筆者も同作をプレイしているのだが,ダブルタップまたは上スライドで牌を切る操作性や,テンパイ時に待ち牌の種類/数を自動表示する機能など,画面の小さなモバイル端末でも快適に遊べる工夫がなされており,麻雀ゲームとしてすこぶる手触りがいい。
 オンライン対局では(昔の脱衣麻雀ゲームなどではよく見かけた)イカサマ麻雀的な理不尽さもなく,本格麻雀の醍醐味が味わえる。CPU戦だけなら無課金で遊べるのもうれしいポイントだ。麻雀というゲームそのものに興味がある人はもちろん,麻雀漫画ファンにもオススメできる作品といえよう。

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 さて,今回の対局企画に参加した漫画家は,「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」の福本伸行氏,「ぎゅわんぶらあ自己中心派」の片山まさゆき氏,そして「まあじゃんほうろうき」の西原理恵子氏という3名だ。麻雀漫画ファンにとっては説明するまでもない,もはやレジェンドクラスの漫画家達である。

 一方,彼らを迎え撃つ形の藤田氏も,学生時代から大の麻雀好きで,昨年開催されたタイトル戦「麻雀最強戦2014 ファイナル」では優勝の座を勝ち取っている。こういった超豪華な面子が集まって,全自動麻雀卓を囲みながら,その上にiPadを置いて闘牌伝のオンライン対戦を行ったというのだから贅沢な企画である。麻雀ファンなら見逃すわけにはいかないだろう。

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福本伸行氏
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片山まさゆき氏

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西原理恵子氏
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藤田 晋氏

 ちなみに今回の対局は,半荘の1回勝負で行われた。起家は福本氏(東家)で,そこから片山氏(南家),藤田氏(西家),そして西原氏(北家)という並び順である。
 序盤の流れをざっくりと見ていくと,序盤は西原氏,片山氏,藤田氏がそれぞれ満貫を順番にツモるという迫力のある展開に。藤田氏の満貫は親だったこともあり,東3局2本場の時点で4万9800点の1位だ。

 続いての東3局3本場,勝負が大きく動いた。福本氏のリーチを西原氏が追っかけたものの,逆に福本氏から直撃を食らってしまったのだ。しかも裏ドラも2枚乗って満貫となり,この時点で西原氏の持ち点は900点,ハコテン寸前である。
 その後西原氏はハコテンから脱出し,他の面子との間でロンの応酬が続いたが,藤田氏だけはいずれも直撃を免れており,持ち点は変わらず。藤田氏は親マンで得た点棒を最後まで手放さず,最終的に4万7800点で1位という結果になった。


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 対局後は出演者による座談会が行われ,今回の対局や闘牌伝のアプリに対する感想,そして各作品のエピソードなどが語られた。

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 福本氏や片山氏は,スマホアプリを通じて行う麻雀が新鮮だったようで,「リーチが掛かるとBGMが変わる演出は緊迫感があった(福本氏)」「自分でキャラクターを選べるなら,哭きの竜を使って門前リーチしまくりたい(片山氏)」などと感想を述べ合っていた。
 両氏は今後の追加コンテンツに関しても興味津々。「“速い立直は一四索”など古くからある麻雀格言をメッセージで実装してほしい」「豊臣秀幸(スーパーヅガンの主人公)の“ツカンポの花”をスタンプ機能で実装してほしい(片山氏)」などと希望していたが,確かにあったら面白いかもしれない。

 一方,Cygamesのみならずサイバーエージェント全体を率いる多忙な藤田氏は,闘牌伝の開発プロジェクトが社内で動いていることをしばらく知らず,初めて知ったときは大いに驚いたそうだ。「彼らの漫画は僕にとってノスタルジーで,青春時代を思い出しました。雀荘に入り浸りの青春でしたけど(笑)」とも語っており,自分の姿が闘牌伝のキャラクターとして描かれたことを非常に喜んでいた。ところがそのイラストを見た西原氏が,「盛りすぎてますね(笑)」とグサリ。


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 そんな西原氏は,「まあじゃんほうろうき」の作者らしい持論を次々と展開していった。「相手がリーチをしたら,自分のキャラでその周りをウロウロして嫌がらせをしたい」「もうちょっと汚い言葉で罵りたい」「だってどうせ負けるんだからせめて相手をバカにしたい」など言いたい放題で,スタジオ内は大爆笑である。

 その他にも座談会では,さまざまなエピソードが語られたのだが,(主に西原氏のトークを中心に)危険なネタも数多く,記事として余すところなく公開できないのが残念。そういったネタがどれだけカットされずに配信されているのか,ぜひチェックしてみてほしい。

 ちなみに,今回の対局における解説は,知る人ぞ知る“メンチンのバビィ”こと馬場裕一プロが担当している。麻雀ファンはそういった点にも注目しつつ,動画を楽しんでみるといいだろう。


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「近代麻雀オールスターズ 闘牌伝」公式サイト

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