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結のほえほえゲーム演説:第24回「『アイドルマスター シンデレラガールズ』5th Anniversary Partyレポート。ちゃんと見てるよ♪森久保ォ!」
「アイドルマスター シンデレラガールズ」の5周年を記念したイベント,「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Anniversary Party ニコ生SP」が,2016年11月19日に千葉県松戸市の森のホール21にて開催されました。今回の「結のほえほえゲーム演説」では,4thライブさいたまスーパーアリーナ公演(1日目,2日目)に引き続き,いちプロデューサー視点で,このイベントのレポートをお届けしたいと思います。
会場へ向かうタクシーの車中,運転手さんから「森のホールへ行くお客さんは今日4人目なんだけど何があるの?」と尋ねられ,思わずドキッ。
結「アイドルマスター シンデレラガールズっていう……」
運転手さん「2番目に乗せたお客さんが携帯でやるゲーム? の話をしてくれたけど,そのイベントなの?」
結「そうです! そのとおりです!」
運転手さん「1回目のお客さんは朝9時だったよ(開場の6時間前)」
……といった運転手さんとの会話を通じ,松戸を訪れるプロデューサー達の存在を会場に着く前から感じることができました。駅から森のホールまでこんなに何度も往復したのは,スピッツの公演以来だそう。
ライブ会場へ着くと,入口で大きなパネルがお出迎えしてくれました。本日の出演アイドル全員の集合イラストです。プロデューサー達の列に並び,思う存分に撮影をしてきました。
綺麗な会場には抽選で選ばれた1555名のプロデューサー達。
いつにもまして狭き門だったせいか,4thライブに比べて一人で参加しているプロデューサーが目立ちました。
一般席では「今日はどこから来たんですか?」「名刺交換しましょう」と,初対面プロデューサー同士の楽しそうな会話が繰り広げられていました。混ざりたくて混ざりたくて混ざりたくて仕方がなかったです。ああ……羨ましい……。
記者席は記者さんがズラリと着席されていて,膝上で黙々とノートPCのキーボードを叩いています。ここで「名刺交換しましょう」とでも言おうものなら,スマホではなく本物の名刺が出てきそうな雰囲気です。
ノート,ペン,そしてコンサートライトをおそるおそる握りしめながら開演を待ちます。
幕開け1曲目は「お願い!シンデレラ」です。
5周年のお祝いのために作られた衣装に身を包んだキャスト全員が横一列に並んでいます。青と白を基調とした衣装は,二段フリルのスカート。頭には小さなハットがちょこんと乗っています。そして,キュート,クール,パッション,各タイプのカラーで分かれたリボンが特徴的です。胸のエンブレムには金の刺繍で「5th」の文字。シンプルだけど目立つのでグッズになったらいいなぁ。
衣装だけではなく,ステージ上も色とりどりの大きなプレゼントボックスが並べられ,記念すべき5周年を祝う用意は完璧に整っているといったところでしょう。
驚いたのはとにかくステージと客席の距離が想像以上に近かったことです。最前列なんて手を伸ばせば届いてしまいそうなほどの距離でした。記者席は2階でしたが,キャストの表情もしっかりと見え,言わずもがなですが,やっぱり気付いたら立ち上がり,コンサートライトを振りながらメモをとっている私でした。
曲が終わり,キャストの自己紹介に入ります。
森久保乃々役の髙橋花林さん,三船美優役の原田彩楓さん,依田芳乃役の高田憂希さんの3人の自己紹介では,彼女達の初イベントということもあり,役名を言った瞬間にプロデューサー達から歓声が上がります。見ているだけで彼女達の緊張が伝わってくるようで,フレッシュな初々しさが可愛らしいです。個人的に森久保を「森久保ォ!」と呼べて最高に嬉しかったです森久保ォ!
最初のコーナーは「ぷち衣装デザインコンテスト」。
出演者一人ずつが5周年を記念したオリジナル衣装を提案,各タイプでアンケートを取り,それぞれで1位になった衣装は1週間後に「アイドルマスター シンデレラガールズ」(iOS / Android)のぷちデレラ,そして「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(iOS / Android)のルームアイテムとして登場するというものでした。
司会は多田李衣菜役の青木瑠璃子さんが務めます。
あっちゃん,さやさや,と積極的にほかのキャストをあだ名で呼んでいたのが印象的でした。シンデレラガールズ後輩も交え,距離を近付けようとする心遣いに,思わずほっこりしちゃいますね。
「マタニティーテイストエプロン」という割烹着風の衣装を提案した安部菜々役の三宅麻理恵さん,お母さんのような生活感溢れる白いタオルで汗を拭いている姿を見て,思わず「ままえってぃー……」と呼びたい衝動に駆られます。
五十嵐響子役の種﨑敦美さんの提案するタイトスカートの衣装は,デザイン性が高く,セクシーな印象です。「女の子がタイトスカートが上がった時にキュッと直す仕草が好きでー……」と,種﨑さんが突然フェティシズムを告白していました。
髙橋花林さんの提案する「クールに決めチャイナ」は,チャイナ服をベースに裾がクリオネのようにヒラヒラとなびいているのが特徴です。
渋谷 凛役の福原綾香さんは「燕尾ドレス」という燕尾服風の衣装を提案します。心の中でイケメンアイドル達に着せながらデザインしたという福原さん。イケメンアイドルとして,木場真奈美,東郷あいの名前を真っ先に出すあたり,さすがとしか言いようがありません。
星 輝子役の松田颯水さんによる「WinWinな関係」というデザインが発表されると,会場プロデューサーがどよめきの声が。胸元に「P推し」とデカデカと書かれているインパクトのある衣装です。Pはパッションとプロデューサー,二つの意味がかかっているそう。
キャストの画力や想像力,そしてプレゼン力が問われたこのコーナー,投票の結果,キュートは大空直美さん,クールは髙橋花林さん,パッションは松田颯水さんが選ばれました。
続いてのコーナーは「シンデレラクイズ」。司会は青木さんから本田未央役の原紗友里さんに交代です。青木さんと原さんといえば,「CINDERELLA PARTY!」コンビということもあり,台本をそのままバトン代わりに手渡していました。
ここからはシンデレラガールズにまつわるクイズに,タイプ別のチームで挑みます。
優勝チームには賞品として,「黒ぴにゃこら太 Tシャツ」がプレゼントされます。そして,全問正解が出るとプロデューサーにゲーム内アイテムがプレゼントされることに。全問正解のチームがいなかった場合はプレゼントの量が1/5になるということで,キャストの責任は重大です。
「ボケてもいいですが,どこかのチームは正解してくださいね!」と念を押す原さんに,松田さんが「そんな勇気ないよー」と答えるも,フリのようにしか聞こえない不思議……。
「Mobage版アイドルマスターシンデレラガールズの3周年記念で,新しくゲームに追加された機能は次のうちどれでしょうか?」
- A.アイドルのボイス
- B.アイドルの肩書
- C.ぷちデレラ
- D.ゲームセンター
「ダイスDEシンデレラに登場する市原仁奈はどのような格好をしていたでしょうか?」
- A.イカ
- B.ひつじ
- C.くま
- D.ペンギン
などの問題が出てくるたび,キャスト達は不安そうに客席のプロデューサー達の顔色をうかがいます。キャストが積極的に目を合わせにきて,口パクで答えを確認しあったりして,じーっと見つめられるわけですから……。会場のプロデューサー達にしてみれば,それはもう大事件ですよ。
イントロクイズの「Near to You」正解発表のときにサビが流れたのですが,そのとき,青木さんのコール&コンサートライトの手の動きが完璧だったことを見逃せませんでした。
ニコ生の視聴者からのコメントやアンケートによるヒントもあり,見事すべてのチームが全問正解を達成することができました。
次のコーナーは「朗読劇アニバーサリーストーリー」。
この日のための書き下ろされたストーリーを,キャスト全員が生で朗読するというコーナーです。
「アニバーサリーパーティをどのよう盛り上げるか?」をテーマに,12人のアイドル達が試行錯誤をするストーリー。
ステージで朗読しているからなのか,そのほうが演じやすいのか,キャストの動きや表情がお芝居とリンクしていて非常に興味深く感じました。
「っ」が付きそうな島村卯月の台詞(「はいっ」「〜ですっ」など)では,島村卯月役の大橋彩香さんの膝が小さく屈伸するようにぴょこんっと動いたり。依田芳乃役の高田憂希さんは優しく頷くように読み上げ,右手で優しく台本を抱え,左手でそっとページをめくっていたり。松田さんと高橋さんは斜め下に台本を抱え,視線を落としながら演じていたり。福原さんは右足を少し引いて立っていたりしました。
途中,客席のプロデューサーに話題を振って会話をする場面もあり,5周年らしいプレミアムな体験に,会場は興奮に包まれます。
ストーリーの最後にはちひろさんが登場し,キャスト達のライブの準備の間,会場に来られなかったアイドルからのビデオレターが上映されます。
1本目は,双葉 杏役の五十嵐裕美さんと,諸星きらり役の松嵜 麗さん。初期のシンデレラガールズライブの苦労や思い出を語っていました。
2本目は,佐藤 心役の花守ゆみりさん。
「もちろん聴いてくれてるわよね? ……聴・け・よ☆」など,しゅがはらしいセリフを続々と混ぜながら楽しそうにしゃべる花守さん。しゅがはのことを「姐さん」と呼んでいるようです。「姐さん」呼びも可愛いのですが,これから花守さんとしゅがはの距離が近付くにつれ,いつか「姐さん」がとれるような気もして……とにかくこれからが楽しみです。
3本目は,小早川紗枝役の立花理花さん,堀 裕子役の鈴木絵理さん,姫川友紀役の杜野まこさん。
これぞシンデレラガールズなわちゃわちゃ感。テンション高くシンデレラガールズで今後やってみたいことなどを語っていました。
4本目は,神谷奈緒役の松井恵理子さん,北条加蓮役の渕上 舞さん。Triad Primusの2曲目,そして単独ライブがしたいと語ります。その真っ直ぐな情熱が奈緒と加蓮のキャラクターを彷彿とさせます。
上映が終わると,ライブの始まりを告げたのは「BEYOND THE STARLIGHT」。「3,2,1,ファイッ!」をキャストと一緒に声を出すと,その瞬間,ステージの真ん中に駆け出せるような感覚になります。最後の決めポーズは,キャラごとにバラバラで,それぞれのタイプを意識しているようでした。
続いては「きみにいっぱい☆」です。城ヶ崎美嘉役の佳村はるかさん,松田さんによるパッションコンビ。2人で歌うにはつらい曲なのでは? と心配したのも束の間,笑顔いっぱいに踊りながら歌う2人の姿に驚きました。「BEYOND THE STARLIGHT」と同じく,松田さんは「ヒャッハー」状態ではない輝子として歌っていましたが,輝子らしいマイペースな可愛さが新たな魅力として映ったのではないでしょうか。曲中「捕まえちゃうんだ」で,転んでしまいそうな勢いで走り出す松田さん,なんて愛らしいのでしょうか。
「明日また会えるよね」は,大橋さん,種﨑さん,三宅さんのキュートトリオ。曲中「ありがとう」で,胸に手を当ててお辞儀をする振り付けが似合います。
そしてこの流れでは……これしかないですよね! 福原さん,青木さんのクールコンビによる「咲いてJewel」です。この曲がこんなにも力強く歌われる日が来るなんて。聴きなれた曲なのに,印象の違いに驚くばかりです。それにしてもこの曲の振り付けは,こんなにも難しいものだったんですね……。4thのときはキャストが馬車に乗っていたので,上半身しか見えなかったのですが,全身で踊る姿を見て,確実に難度が高いことを感じます。イントロ,アウトロの流れるような激しい動きが最高に美しく,デレステのMVを見ているようでした。
続いて「Take me☆Take you」を歌うのは髙橋さん,原田さん,高田さん。声を張って歌うようなアイドルではない3人が,緊張しながらも自然に活き活きとライブをしている姿,なんと美しい光景なのでしょうか。ずっと森久保のように目を逸らして歌っていた高橋さんがライブ後半になるにつれ,自然と笑顔で歌うようになる姿に,これからの成長を期待せざるをえません。
「Yes! Party Time!!」の「目と目が合ったとき?」「ちゃんと見てるよ!」が,私の本日の涙腺崩壊ハイライトです。何度も申し上げますが,ステージと客席がとても近いんです。さいたまスーパーアリーナのような会場だと「ドキッ……(いま目が合ったかも……)」となるのですが,森のホール21のような会場だと「アッ……アッ……(目が合ってる……いま目が合ってる……」となります。
松田さんはこの曲のみ「ヒャッハー」なバージョンでした。一粒で二度おいしい,星 輝子の魅力です。
最後には全員で5周年を記念したアニバーサリーソング「EVERMORE」を歌ってライブは終了。キャスト全員からの挨拶があり,最新情報のVTRが流れます。
アイドルマスター シンデレラガールズの5周年記念キャンペーンや876プロとのコラボ,「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER」シリーズ第10弾アイドルが,乙倉悠貴,松永 涼,依田芳乃に決定したこと,2017年5月より初全国ツアーの開催が決定したことなどが発表されました(関連記事)。
ここでニコニコ生放送は終了。
ステージが会場のプロデューサーだけのものとなった瞬間,キャスト達がステージ後ろに置いてあった水を取りに行きます。ちょっぴりリラックスムードなキャスト達の姿も愛らしい……。
怒涛の告知について触れながら,三宅さんが876プロとのコラボを喜び,涙する場面も。リラックスムードでのんびり過ごしそうになるキャスト達の中で,「これ以上しゃべると延び過ぎる」としっかり尺管理をする青木さん。青木さんもいちキャストとして間違いなく高揚や感慨がある場面だと思うのですが,さまざまな人と一緒に作り上げているステージだということを意識し,冷静な判断ができるプロフェッショナルなところに,個人的に非常に心惹かれます。
そして,キャスト全員による「お願い!シンデレラ」が披露されます。この打ち上げ感溢れる「お願い!シンデレラ」は,とても贅沢なひとときでした。
青木さん,三宅さんでエアギターをしたり,小ネタを挟むキャストも居れば,ステージから落ちてしまいそうなほどギリギリまで客席に近付くキャストなど,キャスト同士のリラックスしたやりとりや,自由に楽しんでいる雰囲気が堪能できました。
あっという間の2時間,コーナーもライブも,まさに5周年を祝うスペシャルな内容でした。
イベント終了後,テンションが下がらぬまま秋葉原でジンギスカンを食べていたのですが,隣に座っていた団体がシンデレラガールズの話で盛り上がっており,あまりにも共感できる内容だったので,思わず「5thイベント帰りですか?」と話しかけてしまいました。
全員がキョトンとして「(お前の知り合いか?)」「(いや俺じゃない)」という空気が流れる中,「全国ツアーでお会いしましょう……!」と格好付けて店を去りました。
これからもアイマスですよっ,アイマス!
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Anniversary Party ニコ生SP
■出演者(敬称略)
大橋彩香(島村卯月役),福原綾香(渋谷 凛役),原 紗友里(本田未央役),青木瑠璃子(多田李衣菜役),大空直美(緒方智絵里役),佳村はるか(城ヶ﨑美嘉役),種﨑敦美(五十嵐響子役),髙橋花林(森久保乃々役),原田彩楓(三船美優役),高田優希(依田芳乃役),松田颯水(星 輝子役),三宅麻理恵(安部菜々役)
■セットリスト(リスト中敬称略)
1.お願い! シンデレラ(Long Intro Ver.)(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
2.BEYOND THE STARLIGHT(大橋,種﨑,三宅,青木,松田,佳村)
3.きみにいっぱい☆(2minute Ver.)(松田,佳村)
4.明日また会えるよね(2minute Ver.)(大橋,種﨑,三宅)
5.咲いてjewel(2minute Ver.)(福原,青木)
6.Take me☆Take you(髙橋,原田,高田)
7.Yes! Party time!!(大橋,大空,三宅,福原,青木,原,松田,佳村)
8.EVERMORE(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
アンコール.お願い! シンデレラ(Long Intro Ver.)(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
最近プレイしているゲーム(2016/11/26)
PlayStation 4:「ペルソナ5」
PlayStation 3:「The Last Guy」
Wii U:「ファイナルファンタジーVI」(バーチャルコンソール)
ニンテンドー3DS:「ポケットモンスター サン・ムーン」
iOS:「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
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- 関連タイトル:
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アイドルマスター シンデレラガールズ
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アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
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アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
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(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)BNEI/PROJECT CINDERELLA
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THE IDOLM@STER & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
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(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. 協力:舞浜アンフィシアター