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[E3 2016]ニンテンドー3DS用ソフト「牧場物語 3つの里の大切な友だち」の新要素をE3会場でチェック。はしもとよしふみ氏に海外での反応を聞いてみた
「牧場物語 3つの里の大切な友だち」公式サイト
20周年を迎えるシリーズ最新作は3つの里が舞台
まずは,牧場物語の基本情報を整理しておこう。牧場物語は,自然に囲まれた牧場を舞台に,動物の世話をしたり,野菜や果物を育てて収穫したりしながら,のんびりとした牧場生活を満喫するシミュレーションゲームだ。個性豊かな住民達と恋愛・結婚することも可能で,人生をまるごと詰め込んだ作品ともいえる。
シリーズの一作めがリリースされたのは1996年で,今回発売される「牧場物語 3つの里の大切な友だち」はシリーズ20周年を飾るタイトルというわけだ。ライフシミュレーション系のゲームで,20年もシリーズが続いている作品はそうそうないだろう。
そんな本作の目玉となるのが,サブタイトルにもある「3つの里」だ。プレイヤーの経営する牧場は,西部劇の舞台になりそうな「ウェスタウン」,日本を彷彿とさせる落ち着いた雰囲気の「つゆくさの里」,南国をイメージした「ルルココ村」の3か所につながっており,それぞれの場所で特産品を買い入れたり,里の人と交流したりできる。
里ではアルバイトもできるので,牧場の経営が厳しいときはアルバイトに精を出すのもアリかもしれない。ちなみに筆者は今回,提示された3つの怪しい薬のどれかを飲んで,どんな効果がでるのかを検証するという,治験のアルバイトを試してみた。
どうやら,筆者が選んだ薬は正解だったようで,農作業をすると消費するスタミナが一気に回復したうえ,まとまったお金をもらうことができた。変な薬だったらどうなるのかが気になるところだが……あまり深く考えないでおこう。
また,里の垣根を超えて開催されるお祭りもあり,そういった祭事のある日は,ほとんどのお店が閉まるようだ。今回は偶然,自慢の動物をお披露目する動物コンテストのようなものに参加できた。
参加者が全員牛を連れてきたのには,たまらず噴き出してしまったが,こういったイベントに参加して人々と交流を深めていくのも,「ほのぼの生活ゲーム」を謳う本作ならではといえるだろう。
新しい要素に少し触れたところで,はしもとよしふみ氏に,海外における牧場物語の反応などを聞いてみた。
E3 2016への出展ということで,いろいろな国の人が遊んでいかれるかと思いますが,反応はどうでしょうか。
はしもとよしふみ氏:
今回は一部日本語のままなので,ちょっとやりにくい部分があったと思いますが,今度の牧場はどんなのかなって見に来てくれる人もいたので,手応えは感じています。
4Gamer:
最近だと,牧場物語好きの開発者が作った「Stardew Valley」というタイトルがSteamで好評を得ましたが,やはり牧場系のゲームは一定の需要があるのでしょうか。
そうですね。アクション主体のゲームなども楽しいですが,それだけでなく,いろいろなゲームを楽しんでもらいたいなと思います。なので,私個人としては,牧場物語のようなジャンルのゲームを守りながら広げていければと思っています。
そういう意味では,牧場物語を知っていただけるゲームが増えるというのは,思うところはありつつも,良いことなのかもしれないと考えています。
4Gamer:
では,国内で発売を待ちわびているファンに向けて一言お願いします。
はしもとよしふみ氏:
昔に牧場物語を遊んでくれていた人は,すでに大人になっていて,なかには(ゲームで遊ぶのを)やめてしまったという人もいると思いますし,そもそも,こういうジャンルは遊ばないという人もいるかと思います。
今年はシリーズ20周年ということで,さらなる生活感だったり,遊びやすさだったりを追求しているので,牧場物語をしばらく遊んでいないという人はもちろん,普段は別のジャンルのゲームが好きな人にも,その合間に遊んでもらえればいいなと思っています。
4Gamer:
ありがとうございました。
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