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Windows 10の新しいゲーム体験をアピール。PC版「Quantum Break」の実機デモも披露された日本マイクロソフトのプレス向けセミナーをレポート
- Windows 10のゲームラインアップ拡大
- Xbox OneとWindows 10とのクロスプレイ
- DirectX 12と4Kゲーム体験
- Xbox One版とWindows 10版の同日発売
井上氏は「Windows 10のゲームを促進させていくには,幅広いラインナップが必要である」と語っていたが,実際に「Quantum Break」や「Forza Motorsport 6: Apex」「Ori and the Blind Forest: Definitive Edition」などのファーストパーティタイトルは充実しつつある。
また,Xbox One版とWindows 10版とのクロスプレイや,4K出力に対応したゲームの拡充といったコアファン向けの取り組みも積極的に行っていくとのことだ。
さらに4月7日に発売予定の「Quantum Break」は,Xbox One版とWindows 10版が同日にリリースとなることが発表されているが,これは井上氏いわく「Microsoftが提唱した世界を実現していくことへの大きなステップになる」という。Microsoftの掲げる戦略については,3月1日の掲載記事に詳しいが,端的にまとめると「XboxとWindows 10の開発環境を統合して,プラットフォーム自体を進化させていく」というものだ。
Windows 10向けゲームに注力するということは,当然ながらXbox Oneのシェアを奪うことにつながると懸念する声が挙がるだろう。それに対する回答となるのが,日本マイクロソフトのスローガン「遊びたいゲームを 遊びたい友達と 遊びたいデバイスで遊ぶ」。つまり,同じWindows 10デバイスであるXbox OneとPCでゲーム体験を共有することで,より多くのプレイヤーがゲームやコミュニケーションを楽しめるようになると,アピールしているわけである。
「マックス・ペイン」や「アラン ウェイク」シリーズで知られるRemedy Entertainmentが開発を担当している同作については,ぜひXbox One版のインプレッションをチェックしてほしい。CGと実写映像が融合した世界,時間を操る能力を駆使する独特なアクション,そして手に汗握るストーリーはゲームファンなら見逃せないものだろう。
ちなみに,Windows 10版は4K解像度に対応し,フレームレート60fpsを実現している。
前述のとおり,「Quantum Break」はXbox One版とWindows 10版の同日発売タイトルのさきがけとなるため,Microsoftのクロスプラットフォーム戦略の観点から見てもその重要度は高い。日本でもWindows 10を主軸に据えたプラットフォーム戦略がどこまで浸透するのか,その動向を注視したいところだ。
「Quantum Break」公式サイト
- 関連タイトル:
Quantum Break
- 関連タイトル:
Killer Instinct
- 関連タイトル:
Forza Motorsport 6: Apex
- 関連タイトル:
Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)
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