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新作発表や朗読劇,バラエティコーナーで乙女達を熱狂させた「オトメイトパーティー2016」8月14日夜公演の模様をお届け
アイディアファクトリーの女性向けブランド「オトメイト」のイベント「オトメイトパーティー2016」が8月13日,14日に東京国際フォーラムにて開催された。オトメイト作品に出演する声優や,主題歌を担当したアーティストが一堂に会する本イベントも今年で9回め。今回は3公演合わせて12作品から,計25人のキャストと,6組のアーティストが大集合し,朗読劇や主題歌歌唱,バラエティコーナーなどで,会場に集まったファンを楽しませてくれた。
本稿では,2日めの8月14日に行われた夜公演の模様をお届けしていこう。
<8月14日夜公演出演者>
■薄桜鬼
■Code:Realize 〜創世の姫君〜
■忍び、恋うつつ ― 雪月花恋絵巻 ―
■ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚
■出演アーティスト
■薄桜鬼
- 沖田総司役:森久保祥太郎さん
- 斎藤 一役:鳥海浩輔さん
- 原田左之助役:遊佐浩二さん
■Code:Realize 〜創世の姫君〜
- アルセーヌ・ルパン役:前野智昭さん
- エイブラハム・ヴァン・ヘルシング役:諏訪部順一さん
- ヴィクター・フランケンシュタイン役:柿原徹也さん
- インピー・バービケーン役:森久保祥太郎さん
- サン・ジェルマン役:平川大輔さん
■忍び、恋うつつ ― 雪月花恋絵巻 ―
- 由利鎌清役:小野友樹さん
- 真田幸影役:鳥海浩輔さん
- 服部半蔵役:石川界人さん
- 宇喜多義家役:梶 裕貴さん
■ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚
- 尾崎隼人役:梶 裕貴さん
- 鴻上 滉役:岡本信彦さん
- 汀 紫鶴役:鈴村健一さん
■出演アーティスト
- 吉岡亜衣加さん
- maoさん
「オトメイトパーティー2016」公式サイト
14日の夜公演は,オトメイトを代表するシリーズ「薄桜鬼」,2015年に発売された「Code:Realize 〜創世の姫君〜」や「忍び、恋うつつ ― 雪月花恋絵巻 ―」(以下,忍恋),今年4月に発売された「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」に出演する声優12人が登場した。各タイトル,ミニドラマのあとにキャストが姿を見せると,会場は割れんばかりの歓声に包まれた
朗読劇のトップバッターは,糖度高めの甘い物語が特徴の忍者メロメロアドベンチャー,忍び、恋うつつ ― 雪月花恋絵巻 ―で,夜更けにヒロインの部屋の前に集まった4人が,彼女を取り合って……というストーリーだ。ヒロインへの愛をアピールするあまり,途中で彼女のメロメロの術が発動すると,さらに熱いアピール合戦に突入した。最年少の石川さんが演じる半蔵が,泣きながら欲望をぶちまけるシーンでは,先輩声優3人からなぜかガン見され,その様子に客席からは笑い声が上がっていた。
ちなみに,メロメロの術発動に合わせて,キャストが「あぁ〜」と言いながらくるんと一周回る動きは昨年からの伝統だとか。
朗読劇が終わると,ステージのスクリーンで本作のファンディスク制作が発表され,会場からは悲鳴にも近い歓声が上がった。
続いては,昨年と同様にメインキャストが全員揃っての出演となったCode:Realize 〜創世の姫君〜。変装して街の中に紛れ込んだヒロインを,動揺させて探し出そうと,順番に彼女への想いを告白していくことに。
サンとフラン,インピーとルパンと,続けざまの甘い台詞に観ているこちらは非常にドキドキしたが,結局ヒロインは見つけられずに時間切れとなり,みんな屋敷に帰ることに。「ヴァンの甘い台詞はないの!?」とがっかりしかけたところ,ヴァン(諏訪部さん)だけが再び登場し,「独り言」と称した愛の告白タイム。会場全体がうっとりしたところで,続けて登場したmaoさんが,オープニング曲「floatable」が披露された。
朗読劇後のミニトークコーナーで,昨年のオトメイトパーティにて発表されたアニメ化についての話題になると,ルパン役の前野さんから「水面下で着々と進んでいるという情報を」という報告がされた。しばらく新情報の発表もなく心配していたファンもホッとしたことだろう。
また,トークの後には,ファンディスク「Code:Realize 〜祝福の未来〜」のPVが上映され,映像の最後で発売日が2016年11月24日に決定したことが明らかにされた。
恒例のバラエティコーナーでは出演者が,司会を務める森久保さんチームと,鳥海さんチームの2つに分かれてゲーム「ポーズ DE ポーカー」に挑戦することに。これは,チームごとに,出されたお題から連想するポーズを一斉にとり,いくつ同じポーズがあるかを,ポーカーの役で点数をつけていくというもの。ゲームのためにステージ上には6つに仕切られたBOXも用意された。負けたチームが,罰ゲームとして甘い台詞「メロキュンワード」をささやくというのもオトメイトパーティーお馴染みだ。
<森久保さんチーム> | <鳥海さんチーム> |
---|---|
・石川さん ・岡本さん ・遊佐さん ・前野さん ・平川さん |
・鈴村さん ・諏訪部さん ・柿原さん ・梶さん ・小野さん |
結局ゲームは森久保祥太郎さん率いるチームが負けとなり,5人がそれぞれ演じるキャラの甘〜い台詞を披露してくれた。
後半最初の朗読劇は,「愛」と「裏切り」をテーマに,独特な世界観で大正浪漫を描いた,ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚。ストーリーは,鈴村さん演じる紫鶴が,梶さん演じる隼人と,岡本さん演じる滉を巻き込んで,ヒロインの夏休みの帰省を阻止するため,作戦を立てるという内容だ。なんでも,ヒロインの弟に,彼女を独占されたくないらしい。いつもクールな滉が,尾崎と紫鶴につられて胸に秘めた願望を漏らしてしまうところには,観客からも笑い声が上がっていた。
朗読劇のあとにスクリーンでムービーが流れ,続編の制作が発表されると,会場は大きな拍手と歓声に包まれた。さらに続けてアニメ化企画始動の文字が現れると,さらに大きな歓声が上がっていた。
ラストを飾ったのは,説明不要の人気シリーズ・薄桜鬼。夏の暑い日にばったり出くわした沖田と斎藤が,お互い非番のようで,それぞれ予定を聞き合っていた。そこに同じく非番の原田さんが合流し,2人を飲みに誘うも断られると,彼は1人で夕飯の準備をするというヒロインを手伝いに行くと話し……。ちょくちょくヒロインの手伝いをしていたという原田さんに対し,嫉妬心を隠し切れない沖田と斎藤が面白いし,可愛いしでもうメロメロです。そんな2人の考えてることなんてお見通しという感じの原田さんの大人な魅力も相変わらず素敵だった。
朗読劇が終わると,続けて吉岡亜衣加さんが登場し,PS Vita用ソフト「薄桜鬼 鏡花録」のオープニングテーマ「桜の轍」を歌ってくれた。
最後は,キャスト達が続編やアニメ化など作品のこれからに対する想いや,イベントの感想を語った。最後は恒例となった「オトメイト」コールを会場一体となって行い,2日間にわたって開催された乙女の祭典は閉幕した。……と思ったら,最後の最後にスクリーンにムービーが流れ,新作スマホアプリ「戦刻ナイトブラッド」が発表された。これには会場中から大きなどよめきと歓声が上がった。
なお,今回のオトメイトパーティーでは,3公演あわせ計9タイトルの新作が発表されている(関連記事)。お披露目された各タイトルのプロモーション映像は,特設サイト「オトメイト新作ラインナップ」にて公開されているので,そちらも確認してみてほしい。
「オトメイトパーティー2016」公式サイト
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