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「戦艦帝国BBS(仮称)」メディア発表会が開催。ゲームと軍事のプロフェッショナルが手を組んだ,日本初の軍事系専門コミュニティサイト
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印刷2017/11/30 17:16

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「戦艦帝国BBS(仮称)」メディア発表会が開催。ゲームと軍事のプロフェッショナルが手を組んだ,日本初の軍事系専門コミュニティサイト

 Cool Factoryは本日(2017年11月30日),掲示板サービス「戦艦帝国BBS(仮称)」に関するメディア発表会を,恵比寿ガーデンプレイス内にあるウェスティンホテル東京にて開催した。

 本サービスは,スマホゲーム「戦艦帝国」iOS / Android)のプレイヤーの交流および情報交換のみならず,軍事ファンもターゲットにした,日本初の本格的な軍事系専門コミュニティサイトとしての運用が予定されている。掲示板はゲーム外部のWebサイトとなるが,開設後はゲーム内から行き来できる導線を用意するとのことだ。

 これらの運営を行うCool Factoryは,北京,香港,日本の3つの拠点を構えるゲーム会社で,中国および日本に向けたゲームアプリの配信を手掛けている。とくに2015年初頭に配信した「戦艦帝国」は硬派な艦船ゲームファンに刺さり,日本でも好調なセールスを記録してきた。なお,ゲーム内容については4Gamerでも紹介しているので,気になる人は合わせて目を通してほしい(関連記事)。

発表会の登壇者達。左から「戦艦帝国」上級顧問の板垣伴信氏,Cool Factory(奇酷工場)の増保 佑氏,特定非営利活動法人 国際変動研究所 理事長の小川和久氏
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「戦艦帝国BBS(仮称)」メディア発表会が開催。ゲームと軍事のプロフェッショナルが手を組んだ,日本初の軍事系専門コミュニティサイト

 間もなく3周年を迎える本作の,さらなる飛躍の一手として発表された「戦艦帝国BBS(仮称)」。増保氏は最初に,この掲示板を開設するに至った2つの理由を語った。

 1つは,「戦艦帝国」の品質向上とイメージアップである。ゲーム内にもこれまで,同じ軍団(ギルド)のメンバーとコミュニケーションを取るチャット機能が存在していたが,これはあくまで簡易的な機能であったため,深い方針や目標を語り合うのに適していなかったという。実際,プレイヤーからも「コミュニケーション機能を充実してほしい」の声が多数上がっていたようなので,今回の施策は理に適っていると言えるだろう。

 もう1つの理由は,新規プレイヤーのスタートアップの補助である。本作はこれまでのサービスを通して,さまざまな機能の拡充を図ってきた。そのため現在,ゲームを始めたばかりの人が「この機能がどういうものなのか分からない」と感じる環境になっているという。本掲示板ではこれらの問題の解決に向けて,上級者が初心者への情報支援を行える体制を構築していくとのことだ。

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 また,ゲームでは今後,講談社の漫画「ジパング」(かわぐちかいじ作)とのコラボを,年内を目途に実施する予定だという。本コラボではゲーム内に特設ステージを用意し,ゲームの中で,全43巻にもおよぶ漫画を順次読めるようにするとのことだ。

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 今回登壇した板垣氏は現在,「戦艦帝国」の上級顧問に就任している。「ゲームを始めてから約15か月,ログインしていない日はない」という氏が,どのような経緯でこの役職につき,また何に関わっているのかについては,手前味噌ながら4Gamerを発端とした一連の流れを説明しているインタビュー(関連記事)を確認してもらうのがいいだろう。

 一応,板垣氏の仕事を簡単に要約しておくと,氏は「ゲームに携わるプロとして,1人の軍事ファンとして,プレイヤーの目線からゲームに物申す」という立場にある。氏がこれまでゲームにしてきたアドバイスの数は100,200を超えているといい,それらの意見はCool Factoryや開発会社を通して,大小さまざまな項目に適用されてきたとのこと。直近で言えば,11月29日のアップデートで実装された「陣営の移動」は,氏が3か月前にしたアドバイスを元にしているのだという。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 「戦艦帝国BBS(仮称)」メディア発表会が開催。ゲームと軍事のプロフェッショナルが手を組んだ,日本初の軍事系専門コミュニティサイト

 さらにもう1名,特定非営利活動法人 国際変動研究所の理事長を務める小川和久氏は,軍事アナリストとして知られている人物だ。「戦艦帝国BBS(仮称)」はプレイヤー間の交流だけでなく,軍事関係の情報を広く得られる場としても運用していくため,開設後は小川氏にコラムを寄稿してもらうほか,小川氏への質問を軍事ファンから募集するなど,「戦艦帝国BBS(仮称)」ならではのコンテンツを提供していくという。

 なお,小川氏については知らない人もいるかと思うので,氏の略歴や目標を紹介しておこう。氏は当初,増保氏に声をかけてもらうまで,「戦艦帝国」という名前も知らなかったという。氏がこれまで携わってきたゲーム関係の仕事と言えば,日本の自衛隊とアメリカの軍隊が共同訓練するときに行う,1万人規模で行われるウォーゲームの運営であったとのこと。これは巨大なテント村で,1人1人がテントの中でラップトップPCを使い,さまざまな戦闘ケースのテストを行うものであった。

 小川氏は現在,世界の軍事問題を取り扱っている有料メールマガジン「ニュースを疑え」を配信している。しかし,“軍事”というと日本の社会においては特殊なテーマに見られがちなことから,約6年ほど,読者数は500人前後を推移してきたという。これに関連して氏は「戦艦帝国BBS(仮称)に関わることで読者を増やしたい」と茶目っ気交じりに語っていたが,さらにその先の目標として,本掲示板に“スミソニアン博物館のような役割”を果たしてもらいたいと述べた。

 アメリカのワシントンにあるスミソニアン博物館では,航空宇宙や自然科学といった博物館群が無料で開放されている。そして氏にとってここは,“アメリカの活力を生み出す源泉”なのだという。航空宇宙に関する館内では,アメリカとソ連の弾道ミサイル,日本にもない日本の戦闘機,戦前のドイツの兵器などの展示を,すべて無料で見られる。また,大きな特徴は“小学生達が引率する大人を付けず,各自で展示を見て,それらについて語り合っている姿”が見られることだという。

 子供達はそこで戦闘機やミサイルといった展示物を見て,軍人になるかもしれない。しかし,それと同じくらい,その子らが平和活動家になることや,科学者になることもある。アメリカの活力は,軍事を忌避せず,さりとて兵器や技術だけを抽出せず,幅広い知見として開放しているからこそのものだと,小川氏は語る。「軍事の究極的な到達点は,戦わずして平和を作ることです」と口にした氏は今後,「戦艦帝国BBS(仮称)」でそれらの役割の一助を担っていきたいとしていた。

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 「戦艦帝国」は今後,「戦艦帝国BBS(仮称)」の開設をはじめ,2018年はより勢いある運営を目指しつつ,いずれはよりワールドワイドに展開していくという。発表会の最後に増保氏は「軍事ものを取り扱っていて,常に考えていることがあります。それは平和に対して,ゲーム会社という角度から役に立ちたいと思っていることです」とコメントし,発表会を締めた。

「戦艦帝国」公式サイト

「戦艦帝国」ダウンロードページ

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