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「バトルフィールド1」のシングルキャンペーン情報が公開。アラビアのロレンスも登場し,知られざる第一次世界大戦を,さまざまな戦場の兵士の視点で描く
「バトルフィールド1」公式サイト
「バトルフィールド1」では,これまでのミリタリーFPSのキャンペーンモードに多かった,1人のスーパーソルジャーがさまざまな局面で活躍するというストーリーを見直し,各地域の戦場に身を投じたそれぞれの兵士達の視点によるアンソロジー形式のキャンペーンを採用し,これを「大戦の書」と名付けている。
公式サイトの解説文では以下のように説明されている。
「バトルフィールド1」では「大戦の書」と呼ばれる一連のキャンペーンをプレイします。それぞれに特徴的な経歴や技術を備えた主人公達にフォーカスした,“人”の物語です。 もちろん舞台は戦争ですが,「バトルフィールド1」のストーリーの根幹は“人”にあります。 その中心は歴史や戦闘ではなく,あくまで一人一人の人物の体験なのです。
第一次世界大戦ではさまざまな戦いが行われました。 私たちはその多様性をゲームに盛り込みたいと考えました。 第一次世界大戦にはいろいろな側面があり,さまざまな人物が登場します。そうした背景をできるだけ幅広く取り上げたかったのです。
現時点で発表されているのは,1917年のアメリカの参戦とともに志願兵としてヨーロッパに渡ったダニエル・エドワーズを主人公にしたエピソード,「血と泥濘の先に」で,幹部のための運転手としてスタートし,イギリス軍が戦場に投じた戦車Mark Vの操縦士に転身して戦う姿が描かれているという。ちなみに,第一次世界大戦に従軍したダニエル・エドワーズという名前のアメリカ軍人は実在しており,武勲を挙げて名誉勲章(Medal of Honor)を授与されているのだが,ゲームとの関連性は今のところ不明だ。
同じく実在の人物として,「バトルフィールド1」に“アラビアのロレンス”こと,トーマス・エドワード・ロレンスが登場することも明らかになっている。オスマントルコに対するアラブの反乱を支援した人物で,プレイヤーが操作するのは,ロレンスの指揮下で活動するベドウィン族の女戦士になるらしい。巨大な装甲列車「ジャナワール」に対し,騎兵が主力の反乱軍はどのような戦いを挑むことになるのだろうか。
プレイヤーのスタイルに合わせたさまざまな選択肢が用意されているのも「バトルフィールド1」の特徴で,上記の「血と泥濘の先に」では,「好みに応じて,敵の対戦車兵器を爆薬で派手に吹き飛ばすことも,忍び寄って格闘攻撃で静かに敵を仕留めていくこともできます」と説明されている。アラブの反乱を描くエピソードでも「派手に行動するか密かに行動するか,長距離から挑むか接近して挑むか,馬に乗るかほかの乗り物を使うか,すべてがプレイヤー次第です」と記されており,自由度の高さをアピールしている。
このほか,「バトルフィールド1」のキーアートとして以前から公開されている「マントをはおった黒人兵士」や,公開されたムービーにチラリと登場する,レシプロ機に搭乗してアルプス山中の敵地に乗り込む写真家など,まだ詳しい紹介が行われていない主人公も少なくないようだ。本作はマルチプレイに軸足を置いたゲームだが,多くの人にとってあまりなじみのない第一次世界大戦を背景にしているシングルプレイにも注目したい。
「バトルフィールド1」公式サイト
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(C)2016 Electronic Arts, Inc.
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