イベント
「頭文字D ARCADE STAGE Zero」のプレ・ロケテストが8月7日まで都内3店舗で開催中。新筐体と新モードで味わうタイマンレースを,いち早く体験してみよう
2016年8月4〜7日にかけ,「セガ池袋 GiGO」「クラブ セガ 新宿西口」「セガ 秋葉原1号館」にて行われる今回のプレ・ロケテストは,本作が一般向けに公開される初の機会ということになる。今回のバージョンでは「公道列伝」「タイムアタック」(8月4日,6日のみプレイ可能),そして「全国対戦」(8月5日,7日のみプレイ可能)の3つのモードが用意されおり,体験会ではそれらすべてをプレイすることができた。
「頭文字D ARCADE STAGE Zero」公式サイト
2014年の「頭文字D ARCADE STAGE 8」以来の新作となる本作は,ゲームの筐体が一新され,以前よりも大きな42インチワイドディスプレイを搭載。さらに,これまで上下でシフト操作を行っていたシフトレバーがH型となり,2速から4速に入れるなどといったシフト操作も可能となったのが特徴だ。
実際にゲームをプレイをしてみると,画面が大きくなったことによって,プレイ中に見える視界のほぼすべてがゲーム画面となった。これにより,臨場感やスピード感は想像以上だ。10年以上もシリーズを続けてきた作品だけあって,遊びやすいレースゲーム然としたプレイ感覚で,ドリフトも気持ちよく決められる。筐体のステアリングの径もこれまでより小さくなっているそうで,シリーズ作をプレイしてきた人も,操作しやすく感じるはずとのこと。
もう一つ,本作の操作系には面白いシステムが組み込まれている。「アドバンスドMT」というシフトチェンジのシステムで,これはゲームでMT操作を選んでいたとしても,シフトレバーをニュートラルに位置することで,操作がAT操作になるというもの。レース中にMT操作が難しいと思ったときなどに使用したり,コースの要所や対戦中の状況などを見て瞬時にAT操作に切り替えたりするなど,これまでにない感覚でレースを楽しめる。
また個人的には,疾走感を味わえるサウンドも注目のポイントだ。開発陣の話によると,これまでユーロビートをメインとしていたBGMが,本作では「新劇場版 頭文字D」のBGMへと切り替えたそうで,聞き比べてみるとイメージがかなり変わっている。このあたりは好みかも知れないが,筆者としてはゲームプレイを盛り上げるサウンドとして楽しめたポイントだ。
ゲームはこれまでと同様,ライバルとの1対1のタイマンレースを繰り広げる内容だが,本作でプレイヤーは店舗のチームに所属することにより,対戦におけるチーム戦も可能となった。今回のプレ・ロケテストの全国対戦モードでは,3店舗間がネットワークでつながり,店舗ごとのチームによるバトルも繰り広げられ,,原作どおりの「地元vs地元」の感覚を楽しむこともできるはず。本編では腕を上げることで自分のチームを持つこともできるそうで,多くのプレイヤーによる熱い戦いがくり広げられるだろう。
現場に居合わせた開発陣に今回のプレ・ロケテストについて聞いてみると,「大型モニター,ハンドル,シフトなど,リニューアルした筐体の手応えや操作感を試していただきたいです。前シリーズまで,昔の筐体を使っている期間が長かったので,その違いを感じてみてください。それともう一つ,1対1の対戦スタイルは変えずに,そこから派生するチーム戦や店舗間のランキングバトルなども用意しましたので,このプレ・ロケテストに参加いただく方にはぜひ,各店舗の看板を背負ってもらって,『頭文字D』ならではなの『地元意識』を持って戦っていただければと思います」と語っていた。稼動時期はまだ未定とのことだが,このプレ・ロケテストでのプレイヤーの意見ももちろん今後の開発に役立てていくそうだ。
この週末,新しい峠の走りをいち早く体験したいという人はぜひ,該当の3店舗に足を運んでみよう。
「頭文字D ARCADE STAGE Zero」公式サイト
- 関連タイトル:
頭文字D ARCADE STAGE Zero
- この記事のURL:
(c)しげの秀一/講談社・2014新劇場版「頭文字D」製作委員会 (c)SEGA
All manufacturers,cars,names,brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved.