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「X-Morph: Defense」プレイレポート。タワーディフェンスの“思考する楽しさ”と,シューティングの“爽快感”を合わせ持った作品
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印刷2017/08/30 00:00

プレイレポート

「X-Morph: Defense」プレイレポート。タワーディフェンスの“思考する楽しさ”と,シューティングの“爽快感”を合わせ持った作品

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「X-Morph: Defense」プレイレポート。タワーディフェンスの“思考する楽しさ”と,シューティングの“爽快感”を合わせ持った作品
 マーベラスは本日(2017年8月30日),PlayStation 4用ダウンロードソフト「X-Morph: Defense」(エックス モーフ:ディフェンス)を,PlayStation Storeで配信する。価格は1980円(税込)

 ポーランドのデベロッパであるEXOR Studiosが開発した本作は,タワーディフェンスとシューティングが融合した,独自のシステムを特徴とするタイトルだ。プレイヤーは宇宙の侵略者であるエイリアン”X-Morph”となり,地球侵略を阻もうとする人類と戦うことになる。さっそく本稿でゲームの魅力や基本システムを紹介していこう。

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「X-Morph: Defense」公式サイト



タワーや宇宙船「X-Morphファイター」を駆使して

地球侵略の拠点「ハーベスターコア」を防衛せよ


 ゲームは基本的に,タワーディフェンスの要領で進行する。各ステージの目的は,地球侵略の拠点となる「ハーベスターコア」を人類の反撃から守りぬくこと。マップ中央にあるコアを破壊しようと迫ってくる地球軍をすべて撃退し,コアを守りきればクリア。逆に敵の侵攻を止められず,コアを破壊されてしまうとゲームオーバーとなる。

難度はEASY,NORMAL,HARDの3段階で,ゲームを進めてからでもメニューで変更が可能だ。筆者はタワーディフェンスを好んでプレイする方だが,NORMALでもなかなかの手強さを感じた
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 敵の進行ルートは攻撃波(ウェーブ)ごとに決まっており,それに対してプレイヤーは,防衛塔(タワー)を配置してコアを防衛する。高層ビルや橋といった建築物は,攻撃を加えることで破壊できるので,それを使って攻撃したり,進路を塞いだりできるというのも本作ならではの特徴だ。

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 しかし,タワーでの攻撃や,高層ビル破壊による足止めだけでは,敵の攻撃をしのぐのは難しい。そこで重要となるのが,プレイヤー自身が操作する宇宙船「X-Morphファイター」での攻撃だ。
 自機は左スティックで移動し,右スティックを傾けた方向に射撃を行う,いわゆる“ツインスティック・シューター”のシステムが採用されており,操作感はなかなか快適だ。ド派手に撃ちまくって敵を撃退しよう。

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 自機は,敵を攻撃するだけではなく,タワーの建築にも使用する。タワーの建築は,敵を攻撃できなくなる代わりに,無敵かつ移動速度が上がる「ゴーストモード」を使用することで実行可能だ。

 タワーは,ウェーブクリアや敵を倒すことなどで入手できる「資源ゲージ」を消費して建築でき,一度建てたものを移動させることもできる。敵の動きを見ながら臨機応変に配置変更を行い,強固な防衛ラインを築いていこう。
 ただし,ウェーブ開始後は,ポーズ中にタワーの位置を調整するといったことはできない。素早い状況判断と対応能力も求められることになるだろう。

各ステージは,敵の進路に応じてタワーを配置し,準備が整ったらウェーブを開始することでリアルタイムでの進行に切り替わる
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 マップによって,進行ルートはもちろん出現する敵も異なっている。小さくて数が多い敵は火炎放射で一掃し,大きくて強固な敵はレーザー兵器で一点集中……といったように,ルートや敵の種類に合わせて適切なタワーを選択し,それを効率よく配置するのが攻略の基本となるだろう。
 タワーの種類はそれほど多くないので,運用面で混乱することはないはずだ。それよりも,いかに限られた資源の中でやりくりしながら,敵の侵攻を妨げるかという,戦術の立て方が重要となる。
 ここで活用したいのが「レーザーフェンス」だ。これは,タワーとタワーの間に張ることで,敵のルートを塞いで強制的に変更させられるというもの。回り道をさせて攻撃チャンスを増やしたり,タワーが集中しているルートに導いたりといったように,効率よく敵を撃破するために役立てよう。

レーザーフェンスは,地上の敵に対してのみ有効だ
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 建物が強制的に破壊されてマップの形状が変化したり,高層ビルのように巨大なボス級の兵器が出現したりと,マップごとにさまざまな困難や強敵が待ち受けている。ゲームを進めることで入手できる「テクノロジーポイント」を使ってタワーや自機をアップグレードし,これらに対処していこう。

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巨大なボスは,自機を強力な兵器で狙ってくることもある。自機は撃破されてもコアから再出撃できるが,前線の火力が減ったり,タワー建築の対処が遅れたりするので,攻撃をかわすテクニックも重要だ
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オフラインでの協力プレイも楽しめる

“思考する楽しさ”と“爽快感”を合わせ持った作品


 画面分割による「オフライン協力プレイ」に対応しているので,1人がタワー建築担当,もう1人が自機を操っての敵の掃討を担当するといったように,役割を分担して遊べるのも本作ならではの楽しさだ。お互い声を掛け合いながら,高難度のマップにチャレンジするのも良いだろう。

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 本作のタワーディフェンスとシューティングのバランスは絶妙と感じた。進行ルートにタワーを効率良く配置して数を減らし,タワーが撃ちもらした敵を自機で倒す。または,コアの周囲にタワーを建てて最終ラインを形成し,自機は前線に出て戦う……といったように,タワーディフェンスの心得がある人,シューティングが得意な人それぞれのタイプに合った戦術が楽しめるのも本作の特徴だ。
 タワーディフェンスの思考する楽しさとシューティングの爽快感という,異なるゲーム性が絶妙にミックスされた「X-Morph: Defense」を,ぜひプレイしてみてほしい。

「X-Morph: Defense」公式サイト

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