Skyのコミュニティイベント，「Sky 星のつどい」をレポート。優しさに触れたプレイヤーの皆さんの手で，つながりを現実世界にも広げよう

　thatgamecompanyは2022年9月24日，スマホアプリ「Sky 星を紡ぐ子どもたち」（以下Sky，iOS / Android / Nintendo Switch）のコミュニティイベント，「Sky 星のつどい」を東京都世田谷区で開催した。

日本版『Sky 星のつどい』9月24日(土)に開催決定！

参加方法やファンアート募集など、詳細はブログをご覧ください? https://t.co/DhZ87y810E
一緒に素敵な星のつどいを作っていきましょう！たくさんのご応募お待ちしております?#thatskygame #SkyAssemblies pic.twitter.com/FOaJ69ZXtO

— Sky 星を紡ぐ子どもたち (@thatskygameJP) September 5, 2022

　「星のつどい」は，Skyがきっかけとなって“星の子”たちがお互いの繋がりを深め，好きなことを共有する集まりで，非公式でも許可さえあれば開催できる（後述）。今回のイベントは公式開催なのだが，今年の夏にカリフォルニア（7月21日）から始まり，ソウル（7月30〜31日），ブラジリア（8月20日），ニューヨーク（8月27日），スランゴル（8月28日），ローマ（9月4日）に続いて，東京（9月24日）は7都市目だ。

　イベントは参加無料で，事前の応募・抽選による完全招待制の形で開催された。12:00〜13:30，13:45〜15:15，15:30〜17:00の三つの時間帯があり（内容はすべて同じ），それぞれの回で30名前後の参加者が90分間の時間を共有した。早速イベントの様子をレポートしてみよう。

外部サイト：始めよう『Sky 星のつどい』！（thatskygame）

風を通り抜け，友情を繋ごう

　会場に入る瞬間から，Skyの世界が始まる。チョークアートでふんわりとSkyの世界に引っ張ってくれ，たとえ外が台風のため荒れ模様の天気でも，この中はほんのり暖かい。少し場内を見渡してみると，壁や柱にはSkyの写真が飾られており，それぞれのシーズンでの懐かしい思い出にひたれるようになっている。

一枚一枚が違うこれらの写真は，どんな瞬間を記録しているのだろうか

　受付でthatgamecompanyからの配布品を受け取り，8つのテーブルに分かれた会場で自分の席を見つけて着席。それぞれのテーブルごとに1名，thatgamecompanyのスタッフがついており，よりダイレクトに感想を聞きたいとのこと。米国や中国から出張してきたスタッフは，通訳を介していても積極的にコミュニケーション取りたいという強い意志が見られる。

振り向いたら，蟹はところどころにいる。もしも君の後をつけているのなら，お友達になってあげてほしいな

つどい限定デイリークエストをクリアしよう

　thatgamecompanyのリードオーディオデザイナー兼ジャパン・ブランド・リードを務める水谷 立氏の挨拶とともに，イベントセッションは始まった。
　イベントの“デイリークエストその1”は，隣の席の星の子のニックネームをつける。ゲーム内でよく呼ばれている名前を聞いてみたり，初見のイメージや会話で知った内容から独創的なニックネームをつけたりして，リアルで話してるのにまるでゲーム内にいるかのような雰囲気。


　続いての“デイリークエストその2”は，大好きな感情表現を披露する。特定の条件や場所でテキストを使用したチャットはできるが，基本的に「言葉を使わない」Skyでは，感情表現や音楽などを通してプレイヤー同士が絆を深めることになる。
　山ほどある豊富な感情表現（エモート）の中から選んで披露するのだが，逆立ちなど再現する難度が高いものはともかくとして，何を披露しても「かわいい〜」と肯定してくれる優しい世界がそこにはあった。飛んで踊って勢いにまかせた実演披露で，テーブル越しでもお互いが笑顔に満ちていることが分かる。

　最後のクエストは，自席から離れて，会場内の星の子どもたちの写真を撮りに行くとどこかにいる光の翼を3個見つけるの2つだ。どこか隅っこに光の翼が隠してあるかもしれないと探していたが，「私を見て！」とばかりに主張が激しい光の翼の持ち主（スタッフ）もいた。
　クエストのクリア報酬として，Skyデザインのチョコレート（2種類）がもらえたけど，こんなに可愛いチョコレート，とてもじゃないけど食べられません……

自分一人のDIYアートを生み出せよう

　さてここまできて，テーブルに置いてあるかごに入ってた各色のケープが気になっていたが，ようやく解明された。用意されたのは，20cmぐらいの木のスティック，ダイアステッカー，色ペン，糸とクリップ，Skyのシンボルとも言えるケープ（5色）と闇の蟹，光のマンタのフェルト，紙のキャンドルと紙の舟（メッセージボード），そして星の子がキャンドルで大きなハートを灯すプラ製チップだ。
　ケープに好きな模様を手描きでいれ，ダイアで闇の蟹の目を作り，ある材料を自由に使い，自分一人のDIYアートを生み出せる。


　Skyを始めたきっかけ，続けている理由，感動エピソードや改善してほしい悩み事，作ってほしいグッズ……参加者は手を動かしながらも，ここぞとばかりに会話も止まらない。
　「Cloud」や「Flower」などのtgc作品を辿ってきて「Sky」を始めた人も，シーズンケープに一目惚れしてケープ集めの日々に浸かっている人も，続けている理由としては「Skyがすでに日常生活の一部になっている」というものが多かった。手と手をつないで走り回り，友達と草原で音楽を楽しんだり，美しい風景の前でボーッとしたりというリラックスな時間が魅力なのだ。
　グッズネタでも，カリンバやDIYキット，カスタマイズフィギュアなど，thatskyshopのスタッフも思わずふむふむと頷くアイデアが飛び交っていたので，もしかしたらその中のいくつかは商品化される日が来るかも……？

　そんなあっという間の90分だったが，会場内のポストカードも見逃してはいけない。「星の子どもたち」をテーマに，日本のSkyプレイヤーから届いた作品を選出して作られたポストカードで，これによる利益のすべてが「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」に寄付されるという，チャリティ企画だ。
　なお，今回つどいの会場となったBPM/Beats Per Momemt（東京都世田谷区）では，引き続きSkyのチャリティを開催する予定だ。チャリティ期間は，2022年9月27日（火）〜9月30日（金）で，13:00〜19:00まで。興味がある人はぜひ立ち寄ってみよう。


　こうして今回の星のつどいは終わったが，90分ではとてもじゃないけど時間が足りない。開催申請でtgcの公認をもらえれば，事前に審査された場所で自主開催できるので，Skyの優しさに触れたプレイヤーの皆さんの手で，そのつながりを現実世界にも広げていこう。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」公式サイト

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」ダウンロードページ

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」ダウンロードページ