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ローポリゴンスタイルのマウンテンバイクでダウンヒルを楽しめる「Lonely Mountain: Downhill」が面白い。PGA会場で試遊したレポートを掲載
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印刷2017/10/11 17:49

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ローポリゴンスタイルのマウンテンバイクでダウンヒルを楽しめる「Lonely Mountain: Downhill」が面白い。PGA会場で試遊したレポートを掲載

Lonely Mountain: Downhill
 インディーズゲームと一口に言ってもジャンルは多種多様で,重厚なストラテジーゲーム,本格的なFPS,ポイント&クリック型のアドベンチャーゲーム,カジュアルなアクションゲームなど,作品ごとにデザイナーの趣味と個性が存分に発揮されている。
 ポーランドのポズナンで2017年10月6日から8日にかけて開催された,Poznań Game Arena会場のインディーズゲームホールで試遊できた「Lonely Mountain: Downhill」が,カジュアルながら非常に遊びがいのあるアクションゲームだったので,本稿で紹介しよう。

Lonely Mountain: Downhill Lonely Mountain: Downhill

 本作は,ドイツのインディーズゲームスタジオMegagon Industriesによる作品。マウンテンバイクで山の急斜面を駆け下りるダウンヒル競技をモチーフにしている。ローポリゴンながら美しさを感じさせるグラフィックスと,スピード感あふれる(そして難度も高い)アクションゲームだ。

Lonely Mountain: Downhill

 「Lonely Mountain」のルールはシンプルで,マウンテンバイクを操り,できるだけ早いタイムで急な山道をゴールまで駆け下りるというもの。

 カメラ視点は斜め上から見下ろす俯瞰視点で,操作はゲームパッドを使う。左アナログスティックでマウンテンバイクを動かし,右トリガ―ボタンで加速,左トリガーボタンで減速する。加えて,[A]ボタンを押している間は,“必死で漕ぐ”ことで時間制限付きながら加速をブーストできる。

Lonely Mountain: Downhill

 コースのレイアウトをきっちり覚えていない状態で全力で加速すると,瞬く間に急斜面から落下したり,障害物にぶつかったりして,チェックポイントからやり直しになってしまう。加速するリスクは大きいのだが,その半面,スピードに乗ってコースを攻略できているときの爽快感が非常に高い。
 また,加速すると画面の外周部にソフトフォーカスがかかり,加速感を演出してくれるのも良い感じだ。

Lonely Mountain: Downhill

Lonely Mountain: Downhill
Lonely Mountain: Downhill
 ゴールに至るまで,コース取りの自由度が高いのも注目すべきポイントだ。
 一応,地肌が露出した“道”があって正式なコース的なニュアンスを醸し出しているのだが,そのルートを使うかどうかはプレイヤーに委ねられている。
 例えば,きついカーブが続くような局面で,道に沿って進む以外にも,斜面を真っ直ぐ下りてショートカットする選択をしてもかまわないといった具合だ。「隠し地形」を見つけると新しいスキンやギアを入手できるそうなので,ときにはあえてコースを外れて山道を探索するのも楽しそうだ。

Lonely Mountain: Downhill Lonely Mountain: Downhill

 先述したように,本作では斜面から落下したり障害物にぶつかったりすると「ミス」になって,チェックポイントからやり直しとなってしまう。
 ミスをすると悔しいのはもちろんなのだが,物理エンジンで描画されるキャラクターが“死んだ”ときの演出がコミカルで,思わずクスリとしてしまうような面白さがある。
 ミスをしたときは最後に通過したチェックポイントからのやり直しとなるが,リスタートまでの時間も短いので,あまりストレスを感じることはなかった。

 また,ミスの判定も物理エンジンで行われているためか,死んだと思ったら生き残っていたというような,ちょっとした“ゆるさ”もある。何度も同じところでミスをして「やってられるか!」と感じることはあまりなく,ミスを楽しみながら遊べるゲームになっているという印象だ。

着地に失敗して崖の下に落ちたらまず死ぬが,まれに生き残ることもある
Lonely Mountain: Downhill

 なお,本作は見下ろし型の俯瞰視点になっているのだが,一人称視点や三人称視点といった“主観的な視点”で遊びたいという意見が多く寄せられているそうだ。
 しかし,制作者はしっかりとした理由があって俯瞰視点にこだわっており,別視点が採用される見込みは今のところ低そうだ。
 たとえば,主観視点のカメラにすると,丘や障害物の先がどうなっているか分からなくなってしまうし,三人称視点の場合はプレイヤーキャラクターが邪魔になることもある。俯瞰視点でも難度が高いゲームなので,主観視点にするとプレイが著しく困難になってしまうということだ。
 また,本作のような激しい動きをするアクションゲームでは,追跡視点でカメラが激しく動くと,3D酔いなどを起こす可能性がある。そして何より,ローポリゴンスタイルのビジュアルは主観視点ではなく俯瞰視点でこそ輝くのだと考えているそうだ。

Lonely Mountain: Downhill

 ちなみに個人的に興味深かったのは,このことを公式サイト内のFAQで詳細かつ具体的に説明しているという点だ。
 インディーズゲーム市場における競争が激しくなっており,今後はゲームを作るうえで出資者との交流がより重要になっていくであろうと,多くの識者が指摘している。
 とはいえ,唯々諾々とユーザーの“ご指摘”に従って言いなりになるべきではない。制作者の意図がユーザーの要望と異なる場合,しっかりとした根拠を示して主張をすることも必要になるだろう。
 そういった意味では,Megagon Industriesのスタンスは抜かりがなく高評価と言える。

Lonely Mountain: Downhill
 ここまで,本作をほぼ手放しで褒めてきたが,ちょっと気になるところもある。俯瞰視点であることにも起因するのだが,ぶっちゃけて言うと筆者には操作が分かりにくかったのだ。
 本作ではアナログスティックでマウンテンバイクを「上下左右に移動させる」操作なのだが,筆者は最初,これをアナログスティックで左右にハンドリングすると思い込んでしまった。
 俯瞰視点では,操作で入力する方向が絶対的な方向であるほうが混乱しにくいのは事実なのだが,実際のところ,筆者のほかにも試遊時にハンドリング操作と思い込んで苦戦していた人が少なからずいた模様だ。
 今回はイベント出展バージョンでチュートリアルなどがなかったことも原因だとは思うが,完成までにうまくフォローしてもらいたいところだ。

 本作はかつてSteam Greenlightを通過した期待度の高い作品だが,実際にプレイしてみて,とても面白いゲームになりそうだというのが筆者の感想だ。
 リリースは今のところ2018年の第1四半期から第2四半期を目標としており,Kickstarterで資金調達を開始する目前の状況にあるとのこと。

「Lonely Mountain: Downhill」公式サイト(英語)

  • 関連タイトル:

    Lonely Mountain: Downhill

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