プレイレポート
“芸能×ラブコメ”をテーマにしたPC用ソフト「Tlicolity Eyes」Vol.2を紹介。新たな3人の三角関係な恋愛を描いた作品
アイディアファクトリーの女性向けブランド「オトメイト」とフロンティアワークスが贈る「triAngle PROJECT」。三角関係をテーマにした本プロジェクトの第1弾であるPC用ソフト「Tlicolity Eyes」のVol.2が本日(2018年7月27日)発売されました。通常版パッケージイラスト |
限定版パッケージイラスト |
本稿でも,“芸能×ラブコメ”といったテーマは変わらないものの,メインである主人公と攻略対象のキャラクターが変わったことで,Vol.1とはまったく違った物語が楽しめる本作を紹介します。
関連記事:女性向け恋愛ADV「Tlicolity Eyes」Vol.2が本日発売。三角関係をテーマに,先輩カメラマンとモデルとのドキドキな恋愛が展開する
関連記事:オトメイト初のPC用ソフト「Tlicolity Eyes」Vol.1をレポート。俳優と社長,2人の男性との三角関係を描いた恋愛ADV
人気モデルであるワタルの無茶苦茶な提案で,突然同居生活を送ることに!?
本作の舞台となるのは,Vol.1と同じく,さまざまな能力を持った「能力者」が人口の3割ほどを占める世界。本作の主人公もVol.1の主人公である妹と同様に“ある能力”を使うことができます。
ある日の撮影でモデルとして現れたワタルに「オレの写真,撮ってみない?」と誘われ,断りきれずに撮影してみたものの,モデルの魅力を映し出すことができずにワタルに散々なことを言われてしまいます。
主人公の能力は,妹と同じく“見つめた相手のステータスを一時的にアップさせる”というもの。ただし本作の主人公は,男性を見つめると副作用「トリコリティ」が発生することを過去にあった“ある出来事”のせいで知っているようです。
主人公の持つ能力を知ったワタルは,試しに自分のフェロモンをアップさせるようにと言ってきます。最初はためらっていた主人公でしたが,ヨウスケに迷惑をかけたくないという気持ちからワタルに能力を使ってしまいます。するとワタルは,フェロモンに惹きつけられた女性スタッフ達にあっという間に取り囲まれてしまいます。
その場から慌てて去ろうとした主人公とヨウスケですが,まだ機材の積み込みが終わっていない……ということで,今度はヨウスケに能力を使い,彼の腕力を上げることに。腕力が上がったヨウスケは,機材と主人公を担ぎ上げて車まで走ったようですが,その姿を思い浮かべるとちょっとシュール。
車で一息ついた2人ですが,こちらもやっぱり副作用が発動してしまいます。
トリコリティモードが終わると,ちょっと気まずい雰囲気に……。ですが,ヨウスケに副作用の説明をすると,今度は主人公の心配をしてくれます。副作用に巻き込まれる形になってしまったにも関わらず,すぐに主人公の心配をしてくれるヨウスケは,とっても優しい人ですね。
そんな騒動があった1週間後,ワタルの提案を冗談だと思い,安心していた主人公でしたが,再び現れたワタルの強引なやり方で,3か月の同居生活を始めることになってしまいます。
Vol.2でも正反対の2人が攻略対象! 軟派なワタルと硬派なヨウスケ
Vol.1では,主人公に厳しく接してくる翠川チヒロ(CV:小野友樹)と,優しく接してくる小野沢マサト(CV:前野智昭)の2人が攻略対象のキャラクターでしたが,Vol.2でも正反対な2人の男性が攻略対象となっています。
軟派なワタルは,売れっ子のモデル。スタッフでも同業のモデルでも,女性がいればとりあえず何かの生き物に例えて,口説く! といった感じのプレイボーイっぷりで,もちろん主人公にも言い寄ってきます。
突拍子もない提案で,強引に主人公と同居生活を始めたワタルは,一緒に暮らしていくうちに,時々見せる子供っぽいところがなんだかかわいい……と思ってしまうような,ちょっとギャップを感じるような男性でした。公式サイトにも書いてありますが,好きな食べ物はハンバーグとオムライス! うん,かわいい。
一方ヨウスケは,よくモデルからも指名されるほどの実力を持った硬派なカメラマン。主人公と同じ会社に所属しており,よく一緒に行動する主人公に対してちょっと過保護気味なところも。
どうやらワタルが住んでいる部屋の隣にヨウスケは住んでいるらしく,同居生活が始まってからは頻繁にワタルの部屋を訪れ,極力主人公がワタルと2人きりにならないようにしてくれます。
軟派と硬派――正反対の2人は,会う度に喧嘩をしてしまうような関係なのですが,仕事の話になると,お互いに意見をぶつけ合いながら話しをする良い仕事仲間といった感じに。日常生活でも“喧嘩するほど仲が良い”というのか,物語を読み進めていくうちに,そこまで悪い関係ではないのかなと感じるようになります。
それぞれのギャップを堪能できる個別ルートと,三角関係が楽しめるトリ愛ルート
共通ルートが終わると,好感度が高かったキャラクターの個別ルートに進むのですが,どちらの個別ルートもそれまでの軟派と硬派なキャラクターイメージからは想像もつかないギャップが楽しめる物語となっています。
◆ワタル個別ルート
ワタルは,撮影現場で会った女性と飲みに行ったあと,何やら様子がおかしくなります。ひどく酔っ払って帰ってきたかと思うと,普段は明るくて自信家なワタルが主人公にすがりながら小さな嗚咽をもらすほどに弱っていました。
それから家を飛び出してしまったワタルですが,2日経っても帰ってきません。彼のことが心配で悩んでいた主人公でしたが,彼が帰ってきた時に心安らぐ場所であり続けられるように,ワタルの好きな半熟の目玉焼きが乗ったハンバーグを作って待っていることにしたのですが,何やら隣の部屋から言い合う声がして……。
◆ヨウスケ個別ルート
こちらのルートでもワタルは酔っ払って帰ってくるのですが,様子がおかしいワタルを介抱しようとした結果,主人公は巻き込まれる形でソファへと倒れ込んでしまいます。重くて苦しい! ということで,慌ててワタルを引き離そうとしていると,物音に気付いたヨウスケが様子を見に来て……。
何かを察したヨウスケは,彼の部屋に主人公を置いていけないと言い出し,自分の部屋に泊まるようにと言ってきます。
結局ヨウスケの部屋に泊めてもらった主人公は,次の日,謝りに来たワタルに同居生活を辞めにしようと提案されます。それでも様子がおかしかったワタルを1人にはできないと考え,同居生活を続けるという決断をします。
そんな決断をした主人公に対し,ヨウスケは何か思うことがあるようで……。
◆トリ愛ルート
三角関係な恋愛が堪能できるトリ愛ルートは,条件を満たすことで解放される物語。解放後に共通ルートでワタルとヨウスケの2人と親密になると,トリ愛ルートに突入します!
このルートでは,主人公,ワタル,ヨウスケの3人である仕事に挑戦することに。そのせいなのか,いままで以上に3人で一緒にいることが増えます。
主人公から見たワタルとヨウスケは,喧嘩はするものの,ふとした時に意気投合する,ちょっと不思議な関係。彼らと共に過ごす日々は,ドタバタしているけれど,なんとなく楽しい雰囲気なのが伝わってきます。
本作は,攻略対象となるキャラクター達のギャップをより堪能できる作品だと感じました。特にワタル……プレイする前はチャラ男だと思ってしまって,本当にごめんね!! 物語を読み進めていくうちに,思わず「頑張れ!」と応援したくなっちゃうような人だなぁと考えを改めました。
また,Vol.1と同様,個別ルートに入ってからも,もう1人の攻略対象キャラクターからの主人公に対する想いが垣間見えるので,1人を選ぶのが申し訳ないという気持ちに。バッドエンドがない本作ですが,そういった部分でちょっと切ない気持ちにさせられるのも本作の魅力になっています。
「Tlicolity Eyes」の最終巻であるVol.3も8月31日に発売予定です。Vol.3では,芸能マネージャーとして働く長女の東地 葵(※名前のみ変更可能)を主人公に,双子のアイドルである榊原コウ(CV:松岡禎丞)とユウ(CV:木村良平)の2人との三角関係な恋愛が楽しめるので,そちらも要注目ですよ!
「Tlicolity Eyes」公式サイト
(C)2017 IDEA FACTORY / Frontier Works
(C)2017 IDEA FACTORY / Frontier Works
(C)2017 IDEA FACTORY / Frontier Works