紹介記事
「スマブラSP」で「ドラゴンクエスト」の「勇者」が配信スタート。ゲーム内で最も多彩な技を持つ新ファイターの情報をまとめてお届け
今回の目玉となるのが,追加ファイターとして登場する「ドラゴンクエスト」の「勇者」だ。果たしてどのような特徴をもつファイターなのか。昨日(7月30日)配信された公式ムービー「【スマブラSP】勇者のつかいかた」にて気になる詳細が明かされたので,その情報をまとめて紹介しよう。
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※記事内の一部の画像はムービーからキャプチャしたものです
まずは基本情報から。「ドラゴンクエスト」シリーズからの参戦となる「勇者」は,シリーズの「III」「IV」「VIII」「XI」に登場した4人の主人公(勇者)から,外見を自由に選べるDLCファイターだ。
性能はいずれも同じだが,登場作品ごとにデザインの違いがしっかりと表現されており,それぞれ担当している声優も異なる。「III」「IV」「VIII」の勇者にボイスがつくのは「ドラゴンクエスト」シリーズをとおしても本作が初めてで,攻撃時に技の名前を叫ぶのも初の試みだという。
勇者は固有ゲージ「MP」を持ち,これを消費することで多種多様な技を発動できる。必要な時にMP切れが発生しないよう,場合によっては温存する必要も出てくるだろう。なおMPは時間経過で回復する。
また,スマッシュ技がヒットした際に8分の1の確率で「かいしんのいちげき」が発動し,威力が増すこともあるようだ。このときの演出は使用している勇者によって異なるので,原作を遊んだことがあるプレイヤーは違いを探してみるのも面白そうだ。
最も多彩な技を持つファイター「勇者」
“タメ”と“コマンド”を使いこなそう
必殺わざ(基本のボタン設定では[B]と[B]+左スティック)で,MPを消費する強力な技を発動できるのが勇者の強みだ。ボタンを長押しする(タメる)ことで技が強化されるが,それに合わせて消費MPも増えていくので注意が必要。もし発動時にMPが足りないと,攻撃は不発となってしまう。
ニュートラル[B]メラ系のじゅもん
方向キーを入力せずに[B]ボタンを押すことで発動する。タメ状況に応じて「メラ」「メラミ」「メラゾーマ」と段階的に強化されるだけでなく,タメ途中にシールドボタンを押すと“ため時間”を保持できる(ため時間の保持が可能なのはメラ系のみ)。いずれも射程距離が長く,弾速も高めなので場面を選ばず活躍してくれそうだ。←or→[B]デイン系のじゅもん
剣に雷を付与して斬りつける技で,タメ状況に応じて「デイン」「ライデイン」「ギガデイン」と効果が強化されていく。横への攻撃範囲が極めて広く,地上戦でのけん制やダメージ稼ぎとして幅広い使い方ができそうだ。↑[B]バギ系のじゅもん
上方向にジャンプする技。タメ状況によって「バギ」「バギマ」「バギクロス」と強化され,上昇する高度が上がっていく。バギマは横方向に強く,バギクロスは上昇する高度が非常に高いのが特徴だ。使い分けは難しいが,うまく使えば粘り強い復帰が実現できるかもしれない。↓[B]コマンド選択
入力した際にランダムで4種類のコマンドが出現し,その中からプレイヤーが選んだものが実行される特殊な技だ。コマンド選択はシールドでキャンセルが可能で,表示される4種類のコマンドは入力するたびに入れ替わる。何度もリセットして,発動したいコマンドを選び直すことも可能だ。出現する技は攻撃系,移動系,状態異常系とさまざま。数も多く,ムービーで紹介された技をまとめると17個あった。これによって発動できる技の数は全ファイターの中で最多となったようだ。
ムービーで紹介された↓[B]コマンド選択の技
技名 | 効果 |
---|---|
バイキルト | 一定時間こうげき力がアップする |
ためる | 次の一撃を強力にする。一度の攻撃で効果が切れてしまうが,攻撃が外れてもヒットするまで効果が持続する |
マホカンタ | 一定時間,飛び道具を反射する。ガード姿勢を取らず,マホカンタをかけたまま移動や攻撃が可能 |
ホイミ | 自分の体力を回復する |
かえん斬り | 前方広範囲に向けて斬撃 |
マヒャド斬り | 前方に向けて斬撃を放ち,ヒットした相手をこおらせる |
ピオリム | 自身の素早さを大幅に上昇させる |
イオナズン | 小さな電撃を地面と平行に高速で投げつけ,ヒットした地点で大きめの爆発を起こす |
ラリホー | 自分と同じくらいの大きさの音波を地面と平行に放ち,ヒットした相手をねむらせる |
まじん斬り | 前方に向けて強力な斬撃 |
ザラキ | 一定確率でヒットさせた相手を即撃墜。相手の蓄積ダメージが多いほど即撃墜が発生する確率が上がる |
ルーラ | どこからでもステージに復帰できる。ただし,天井があると頭をぶつけてしまう |
アストロン | 一定時間メタル化し,その場で無敵になる |
メタル斬り | メタル化した相手を一撃で撃墜する |
パルプンテ | 何が起こるかわからない。デメリットが発生する可能性もある |
マダンテ | 現在のMPをすべて消費して,自分を中心として大爆発を引き起こす。消費したMPに応じて威力が大きくなる |
メガンテ | 非常に強力な爆発を引き起こすが,同時に自分も撃墜されてしまう |
バイキルト |
マホカンタ |
マヒャド斬り |
イオナズン |
ラリホー |
ルーラ |
アストロン |
マダンテ |
最後の切りふだ「ギガスラッシュ」
シリーズの歴代主人公たちから力を借りて放つ「ギガスラッシュ」は,下から上に向けて剣を切り上げるアクションとなる。見た目よりも高さがあり,頭上の相手にもヒットしやすいのが特徴だ。新たなステージやシリーズ作品のBGMも登場
Miiファイターも“ドラクエ”仕様に
ここでは,DLCファイターである勇者とともに配信されるBGMとステージの情報をお届けしよう。
新ステージ「天空の祭壇」は「XI」に登場する場所をイメージしたステージだ。時間が経過すると祭壇が飛び立ち,「XI」の舞台であるロトゼタシアの世界を遊覧飛行してくれる。
巨大な空飛ぶクジラ「ケトス」の近くをとおったり,世界の中心に根を張る「命の大樹」が細やかに描かれているのも見えた。背景を見ているだけでも楽しめそうだ |
一定時間が経過すると出現するステージの左下と右下の足場には,宝箱が出現することも。攻撃するとアイテムが手に入るが,たまにミミックが出現して反撃してくる |
勇者セットの配信に合わせて,Miiファイターコスチューム第2弾のリリースが発表された。内容は「ドラゴンクエスト」シリーズとのコラボコスチュームで,価格は各74円(税別)。
オンラインバトルや大観戦に新要素が登場
アップデート「Ver4.0」の情報も明らかに
最後に「Ver4.0」の新要素や変更点に触れておこう。これまでの戦い方に影響するシステム変更もあるので,対戦をメインに遊んでいるプレイヤーは要チェックだ。
まずは「チャージ切りふだ」の仕様変更について。チャージ状態になればいつでも使用可能だったが,これに時間制限が入った。使用可能な時間はゲージで表示される。アドベンチャーモードには,より気軽に楽しめる新難度「とてもかんたん」が追加。強い敵や苦手な条件での戦いでなかなか勝てないというステージに挑みやすくなりそうだ。
オンライン上で行われている試合をランダムに観戦できる「大観戦」に,観戦している戦いで誰が勝つか予想する新要素が加わった。予想が的中するとアイテムと交換できるポイントがもらえる。外れてもとくにデメリットはないので,試合観戦とともに気軽に勝者予想も楽しもう。
オンラインでのマッチングシステムのひとつとして「オンライントーナメント」が登場。トーナメントのルールは定期的に変更され,公式による“特別なイベントトーナメント”も開催予定とのことなので,期待しておこう。
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