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「スマブラSP」最後の追加ファイター,ソラの情報まとめ。原作のキングダム ハーツを再現した“まほう”や多彩な空中ワザが特徴
10月19日の配信が予定されているソラは,2002年から展開しているスクウェア・エニックスの「キングダム ハーツ」シリーズを代表する主人公の一人で,ディズニー作品の世界を股にかけて冒険する同シリーズにおける重要なキャラクターだ。そんなソラの参戦という驚きの発表が行われた任天堂の公式Web番組「【スマブラSP】最後のスペシャル番組」では,ディレクターの桜井政博氏による“スマブラSPのファイター”としてのソラの特徴や“使いかた”が解説された。
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「スマブラSP」“最後の追加ファイター”としてキングダム ハーツのソラが参戦。配信日は10月19日
本日配信された任天堂の公式Web番組「【スマブラSP】最後のスペシャル番組」にて,「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」に「キングダム ハーツ」シリーズのソラが参戦することが発表された。配信予定日は10月19日だ。※2021年10月6日11:10頃,プレスリリースを追加しました。
原作再現の“まほう”や多彩な空中ワザが特徴のラストファイター
奇しくも(?),スマブラシリーズを手掛ける桜井氏が代表を務める開発会社と同じ名前を持つ新ファイターのソラは,6年以上前に実施したアンケート(スマブラ投稿拳)の新規参戦希望キャラクターで1位になるほど,参戦を期待する声が大きかったキャラクターだ。
キーブレードを携えた姿でスマブラの世界にやってきたソラは,空中戦が得意なファイターで,空中ジャンプも高く復帰できる距離も長いという。一方,体重はかなり軽く,しずえやこどもリンクよりもさらに軽くなっているため,“かなりふっとばされやすい”という点が弱点になっている。
ファイターの衣装はキングダム ハーツの1作目をベースとしたデザインで,カラーバリエーションは,1P〜4Pは,順に初代,KINGDOM HEARTS II,KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance],KINGDOM HEARTS IIIがそれぞれイメージ元となっている。。
5Pは,専用のフェイシャルパターンが用意されたモノクロのタイムレスリバー風,6P,7P,8PはそれぞれKINGDOM HEARTS IIIのブレイヴフォーム,ウィズダムフォーム,アルティメットフォームと,こちらもこだわりを感じるデザインばかりだ。
通常ワザは,原作も踏まえて比較的出だしは遅めに設定されている。その代わり,攻撃が出ている時間が長いため,打ち勝ちやすいという特性があるという。
また,一部のワザは,ボタン連打か押しっぱなしにすることで3連コンボになるという特徴を持っている。具体的には,Lスティックをニュートラル+A長押しか連打で弱攻撃,Lスティック前+A長押しか連打で横強攻撃,空中でA長押しか連打で通常空中攻撃,空中でLスティック前+A長押しか連打で前空中攻撃となる。4つが3連コンボになるとのこと。
弱攻撃の攻撃力は低いがスピードが早く,横強攻撃はスピードが遅いものの攻撃力が高くなっている。通常空中攻撃は牽制でオールラウンドに使えるコンボとなっており,前空中攻撃はステージ外に追い込むのに有効だ。
どちらも小ジャンプから地上戦につなげて使うことが可能で,小ジャンプ攻撃は攻撃ボタンとジャンプボタン同時押しで使用できる。
適当に振り回しているだけでも,ある程度は牽制になるそうだが,小ジャンプで相手に攻撃がヒットしなければ3発目が出る前に着地してしまうため,牽制で使うときはボタンの押しっぱなしよりは2連打で止める方がよさそうだ。
コンボ中にボタンを止め,ほかのワザにつなぐことも可能で,例えば空中コンボの途中で止めて急降下から地上コンボに切り替えるといった動きもできる。コンボ中にはふっとばし判定が発生しないが,単発で止めるとふっとばし判定となり威力も異なるとのこと。
上強攻撃は,攻撃時間が長く連続ヒットする。対空に使えるのはもちろんだが,地上の敵に対して至近距離で使うと巻き込んでヒットする。さらに,相手の蓄積ダメージが低ければ,追撃も可能だ。
下強攻撃は,弱攻撃の単発より隙が少なく使いやすい。また,ヒットすると相手を浮かせて引き寄せるような挙動になるので,上強攻撃と合わせてコンボの起点になるワザだ。 横スマッシュ攻撃は大きく振りかぶって打撃する技で,撃墜の主力技となる。「ソラ」の基本特性が顕著に表れており,攻撃の持続時間は長めになっている。
上スマッシュ攻撃は,キーブレードから放つ光りで攻撃するワザだ。隙が大きいので,対空攻撃としては使いづらいが,攻撃範囲は広い。中心で当てるように敵を攻撃すると,ふっとばしも大きくなるので相手はかなりかわしにくくなる。
下スマッシュ攻撃は,小ジャンプ後に下に向かって突きを繰り出す。ジャンプ判定が入るので,相手の下段攻撃を避けつつ攻撃できる。また,衝撃波を含むワザのため,攻撃範囲も広い。一部のファイターへの起き攻めとしても使えるだろう。
空中攻撃と前空中攻撃は前述の3連コンボで紹介したとおりで,後空中攻撃は振り向いてキーブレードを振る攻撃だ。威力はやや高めで,振り向きつつ使えば小ジャンプからでも発動可能だ。
上空中攻撃は,上に向かって振り上げる対空ワザである。ソラ自身のジャンプ力が高いため,迎撃範囲がかなり広いのも特徴だ。下空中攻撃は,縦回転をしながら急降下するハリケーンピリオドだ。
前投げは,相手を掴んだ後に打撃技を繰り出すもので,打撃は攻撃範囲にいるほかのファイターにも当たり判定がある。後ろ投げは,回転しながら相手を放り投げるもので,ふっとばしが高く,こちらも近くにいるキャラクターを巻き込むことも可能だ。
上投げは,相手を掴んで上に放り上げるもので,条件次第では空中コンボにつなげられる。相手を掴んで地面に叩きつける下投げは,威力は低いが相手を光らせないため,これも各種コンボにつなげやすいワザとなっている。
通常必殺ワザは,ファイガ,サンダガ,ブリザガという3つの“まほう”を順次切り替えながら発動する。現在装填されているまほうについては,蓄積ダメージのすぐ上に表示されてる形で,一度打つと次のまほうへと順番に切り替わっていく。自分で使用する場合はもちろん,ソラを相手にするときも,次のまほうが何かを意識することが重要になってくるだろう。
ファイガはまっすぐ横に飛ぶまほうで,ボタン連打で連射が可能だ。放ったまほうとそのリアクションが大きめのため,中距離が得意な相手に有効だ。単発で打ち出して,攻めの起点にするという使い方もいいだろう。
サンダガは,3つの雷撃を上から真っ直ぐ落とすまほうだ。隙が大きく当てにくさがあるが,攻撃範囲が広いため最初の1発が当たれば全弾ヒットさせやすい。空中で発動すると範囲が狭くなってしまうが,うまく当てれば,画面外への押し出しに有効だ。
ブリザガは,攻撃範囲が一番狭いが,相手を凍らせて動きを止めることができる。目の前に無数の弾が出現するエフェクトなので,相手との間合いを見ながら全弾しっかり当てるように狙っていこう。一瞬,相手を無防備にすることができるが,氷に覆われた状態の相手に与えられるダメージは通常の半分となる。解除されるタイミングを狙って攻撃すると効果的かもしれない。
3つのまほうはどれも牽制としての有効な手段なので,反撃を受けない範囲を見極めながらまほうを使い分けることができれば,さまざまな戦術でもって戦いが楽しめるだろう。
なお,ソラを相手にして凍らされた場合,ボタン連打で氷結状態の解除を早められるが,蓄積ダメージが大きいほど解除しにくいとのこと。また,まほうについてはすべて反射,吸収,しまうことが可能なので,相手がソラを使っている場合は状況を見ながらしっかり防いでいきたい。
横必殺ワザのソニックレイヴは,任意の方向に3度,突進攻撃を行うワザ。最初は必ず真横に飛ぶが,飛びたい方向にスティックを倒すと自由に飛ぶことができる。
ボタンを連打すると,2回目以降に近くの相手にロックオンして飛んでいく。ロックオン状態になっていると,攻撃力が上がり移動距離もやや伸びる。移動手段や,攻撃など状況によって使えるワザで,復帰の際にも活躍してくれる。
ただし,突進するたびに速度と距離が低下し,相手にヒットしたときやシールドされたときも低下するので,使うタイミングには要注意だ。
上必殺ワザのエリアルスイープは,回転しながら上昇して連続打撃を与えるワザ。上昇中にはわずかだが左右に動くことが可能で,頂点のタイミングで横必殺ワザのソニックレイヴにつなぐこともできる。空中ジャンプに加え,エリアルスイープとソニックレイヴをうまく使えば,かなりの追撃にも対応できて復帰にも非常に有効な手段となるだろう。
下必殺ワザはカウンターだが,ほかのファイターと性質が異なり,相手の攻撃を中断して姿勢を崩す強力なワザとなっている。ただし,前方に対してのカウンターのため,後方からの攻撃に対応しにくい点は注意しよう。
また飛び道具を受け流すことも可能で、基本的には後方への受け流しとなる。反撃はしづらいが,受け流し後に即反撃するため,近くに相手がいる場合は狙ってみるのもいいだろう。
最後の切りふだは鍵穴の封印。番組では名前と使用シーンのみの披露だったが,そののち公開された情報によると,“キーブレードからビームを発射して鍵穴を開き,相手を3人まで扉に閉じ込めて大爆発”し,大爆発後に蓄積ダメージが100%を超えていれば即撃墜となるワザとのことだ。
追加ステージは,キングダム ハーツのファンであればおなじみであろう,マレフィセントの居城であるホロウバスティオンだ。中央に板が1枚があるだけのシンプルなステージとなっている。
序盤は城の周りを周回するステージだが,試合終了が近づいてくると,心の中の世界に遷移する「ダイブ・トゥ・ハート」の演出が始まり,原作キャラクターのリク,ロクサス,シオンといったキャラクターたちが背景に登場する。
収録楽曲は全9曲で,ステージに合わせて対戦シーンを盛り上げる代表的な曲がピックアップされている。今回は基本的に原曲が収録されており,勝利時のファンファーレは書き下ろしのものとのこと。さらに,シリーズ作品であるSwitch版「KINGDOM HEARTS Melody of Memory」との連動企画で,同作のプレイ履歴があれば「Dearly Beloved -Swing Version-」も追加される。
スマブラSP“最後のファイター”であるソラは,3300円で販売中の追加コンテンツパック「ファイターパス Vol.2」に含まれており,また単体では662円(どちらも税込)で購入できる。実際にどんなファイターか自分で使用して確かめたいという人は,10月19日の参戦を楽しみに待とう。
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