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[GDC 2018]Co-opモードに対応した横スクロール型ストラテジー「Kingdom: Two Crowns」をチェックしてきた
2015年にリリースされた「Kingdom Classic」が高く評価されて以降,Kingdomシリーズでは3作目となる「Kingdom: Two Crowns」だが,もともとは2017年に発売された「Kingdom: New Land」の拡張パックとして,GDC 2017でアナウンスされていた作品である。
しかし,ボリュームが大き過ぎたためにスタンドアローンへと変更され,現時点では2018年内に各プラットフォームに向けてリリースされる予定だ。これまでどおり,ストラテジージャンルのゲームでは珍しいサイドスクロールの視点を採用しつつ,ピクセルアートのグラフィックスを維持し,プレイヤーの創造力に働きかけている。
そのタイトルが示すように,「Kingdom: Two Crowns」では2つの王冠の所有者である2人のプレイヤーが,上下に分かれたスプリットスクリーンで自由に動き回りながら協力してゲームを進めていく。大きなバックストーリーはないようだが,Noioのデモ担当者によると「オリジナル作品で土地を追われた王/王女が,新しい土地(New Land)で戦うためのノウハウを得て,再び故郷に帰ってきた」という設定になっているそうだ。
マップの左右をそれぞれの持ち場として担当できるようになったことで,アタフタと動き回ったり,反対側の状況が不安になって探索の途中で引き返したりといった,まどろっこしいプレイからは解放されそうで,家族や友人と気軽にプレイできる「カウチCo-op」を想定したデザインになっているようだ。
最初の探索で新しいマウントと思われるユニコーンに遭遇できたが,これは草を食べるとゴールドコインのフンを落としてくれる。こういったコミカルな表現は今までになかったので,こういった部分でもカウチCo-opでの面白さを意識した作りになっていることが分かる。
本作では,「木材」と「石材」に加えて,新たに「鉄材」の時代も描かれている。今回のデモではそこまで進められなかったが,新しいスキルやアイテムなどにも期待できそうだ。
また,開発向けチートプログラムを使った爆発系の攻撃も確認できた。夜な夜な近付いてくるクリーチャーに対して兵士たちがカタパルトで攻撃を加えた瞬間,投石物が落下した地点に炎が燃えさかって周囲のクリーチャー数体が巻き込まれていた。
本作は,言語にはほとんど頼らないゲームであるものの,架け橋ゲームズによって日本語の翻訳作業も行われている。日本語でも見やすいフォントを採用するなど,日本人プレイヤーへの気遣いも見られるのはうれしいところ。
なお,昨年に引き続き,5月12日と13日に予定されている「BitSummit Volume 6」にも出展する予定であるという。会場に足を運ぶ予定があれば,彼らに声をかけてあげると喜ぶはずだ。
「Kingdom: Two Crowns」公式サイト
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(C)2017. All rights reserved.
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