オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
パッケージ
SAMURAI SPIRITS公式サイトへ
  • SNK
  • 発売日:2019/06/27
  • 価格:通常版:7200円(税別)
    DELUXE PACK:9200円(税別)
  • Amazonで買う
  • Yahoo!で買う
読者の評価
60
投稿数:2
レビューを投稿する
準備中
SAMURAI SPIRITS
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2019/07/12 18:34

イベント

「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

 SNKの剣戟対戦格闘ゲーム「SAMURAI SPIRITS」PS4/Xbox One)の発売を記念したイベント「SAMURAI SPIRITS ミニライブ」が2019年7月7日に実施された。「SAMURAI SPIRITS」といえば一撃必殺の爽快感や緊張感がウリとなっているタイトルだが,その独特な世界観を作り出している要因として,和を意識した楽曲群の存在は外せない。今回,ミニライブ前にSNKのサウンドを担当チームにメディア合同となる囲みインタビューを行ったので,イベントの模様と共にお届けしていく。

左から麻中“sha-v”秀樹氏,山添浩史(ZOE)氏 ,日野槙邑子氏
画像(001)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか


「SAMURAI SPIRITS」の楽曲は過去作から生まれ変わったものも


――最新作「SAMURAI SPIRITS」における担当部分を教えてください。

山添浩史氏(以下,ZOE氏):
 サウンドディレクターとして,全体的な構成やサウンドコンセプトの構想から関わっています。担当したBGMはナコルル,十兵衛,夜叉丸とラスボスが2曲の5曲分。あとは各キャラクターのSEやシステムSE。それらの実装と調整を全般的にやっています。

麻中“sha-v”秀樹氏(以下,麻中氏):
 今作では牙神幻十郎と色のBGM,あとは道場のBGM,キャラクター周りのSEの大部分をやらせていただきました。

日野槙邑子氏(以下,日野氏):
 私は呉瑞香とタムタムのキャラBGMを2曲。あとデモ周りのBGMとSEも携わりました。

――これまで携わってきた作品を教えてください。

ZOE氏:
 僕は1996年に入社したんですが,まず「真説サムライスピリッツ 武士道烈伝」に放り込まれて,えらい目にあって(笑)。いろいろ勉強させてもらって,その後は「THE KING OF FIGHTERS '97」に関わり,「幕末浪漫 月華の剣士」「幕末浪漫第二幕 月華の剣士 〜月に咲く華,散りゆく花〜」のSE全般を担当しました。「THE KING OF FIGHTERS '99」「THE KING OF FIGHTERS 2000」にも関わったほか,「THE KING OF FIGHTERS XIV」でも何曲か書いています。

麻中氏:
 「THE KING OF FIGHTERS」シリーズや「餓狼伝説」シリーズのほか,「SNKヒロインズ Tag Team Frenzy」も担当しました。SNKに入社した1995年の時からすごく「SAMURAI SPIRITS」シリーズの楽曲が作りたかったんです。なので「サムライスピリッツ 天草降臨」で風間火月の曲を書かせていただいた時は嬉しかったですね。今回はもっと大きな規模で関われたので念願が叶った形です。ZOE氏がいろいろと相談に乗ってくれて,もともと目指しているところも近かったのもあって楽しく進められました。

ZOE氏:
 僕と麻中は旧SNKの新世界楽曲雑技団メンバーですね。

日野氏:
 私は2人と比べて歴史は浅いんですけど,SNKに入社したときはパチスロの担当でした。ゲームの担当では「THE KING OF FIGHTERS XIV」と「SNKヒロインズ Tag Team Frenzy」の2本。一応ディレクターでやらせていただきました。もともと格闘ゲームは触っていないタイプだったので,今作からサムスピを触りはじめて四苦八苦していましたね。

ZOE氏:
 でも今はこの中で一番うまくなったよね(笑)。

日野氏:
 多分サウンドチームでは一番強くなったと思います(笑)。

――「SAMURAI SPIRITS」におけるBGMのコンセプトはどういったものだったのでしょうか。

ZOE氏:
 作品のテーマが“リブート”だったので,初期の「SAMURAI SPIRITS」シリーズ,とくに4作目「サムライスピリッツ 天草降臨」くらいまでを意識しました。和楽器の音が鳴り,SEが聞こえてくる,緊張感を再現したかった。ただ,それだけと侘び寂びだけのシンプルな音になるので,ハードロックがありクラシックがあり,なんでもあり,というのがやりたかったんです。SEに関してはNEOGEO時代の良さを踏襲して,強いSEを目指しました。

画像(002)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

――個人的に「夜叉丸のテーマ曲がかっこいい」とSNSに投稿しましたら,ZOE氏から直接レスをいただけまして(笑)。その際に「夜叉丸の曲はKOFの『KD-00XX』シリーズ(※)のようにしようと思った」とおっしゃられていました。

※「KD-00XX」シリーズ:KOFシリーズにおけるK'チームのテーマ

ZOE氏:
 KOFではK'の曲が何も決まっていない状態からやらせていただいたんです。その時にこのキャラはこういう曲だ! と最初の土台を解釈しながら作った結果,「KD-0079」が生まれて,その後のKOFシリーズでK’が出るたびに「KD-0084」「KD-SR」と面白く発展していったんです。夜叉丸もそれと同じように今回の曲が元となって,KDシリーズと同じようにサムスピが出るたびに発展していってくれたらいいな,という願いを込めて書きました。

――キャラクターセレクトのBGMはなぜ2つに分かれているのでしょうか。

ZOE氏:
 昔のキャラクターセレクト曲「十六士〜壱」は必ず入れたかったんです。ただ雰囲気が重たかったこともあって「十六士〜弐」のような盛り上がる感じの楽曲も収録しました。最初から2曲にしようとしていたのではなくて,対戦に当てはめたときに違う楽曲があったほうがいいかな? とアイデアが湧いてきて落とし込んでいった形ですね。

――ナコルルステージの曲中に初代「SAMURAI SPIRITS」で流れていたフレーズが入っていますが,過去シリーズの楽曲を意識したBGMはいくつかあるのでしょうか。

ZOE氏:
 モチーフに過去のメロディを使ったのはナコルルくらいなんですけど,ほかの曲に関しては歴代の曲を並べて「これまでの代表曲を超えるくらいのものを新たな形で作ってくれ」とメンバーに伝えました。結果は,期待に応えてくれたなと思います。

――タムタムステージなど過去作と雰囲気が似ている曲も何曲かあるなという印象でした。

ZOE氏:
 メンバーに指示するときに「まんま過去作のコピーはやめてくれ」と伝えたんです。そう言いながらも僕だけナコルルのフレーズを使って何やねんって感じなんですけど(笑)。サントラを見てもらえば分かると思いますが,ナコルルのBGMに関しては作曲と編曲(元からある曲をアレンジしたもの)のどっちにしようか迷った結果,元のフレーズ以外はすべて新しく作ったので作曲にしています。

――その他にも過去シリーズで使われていた「お調子六句」がチュートリアルで使われていましたが,あれは黒子の楽曲を入れようと思ったのでしょうか。

ZOE氏:
 キャラクターの楽曲に関しては今言ったとおりですが,それ以外に2つだけ過去の楽曲をアレンジして入れています。一曲目はストーリーモードのキャラクターセレクトのBGM。もう一曲が,麻中が「チュートリアルモードで入れたらいいんじゃない?」と言ってくれたのがきっかけで入った「お調子六句」です。

麻中氏:
 チュートリアルも最初はストイックな曲調の道場の曲が流れていたんですが,その後に黒子のお調子者な声を載せたら曲調と画面があっていなかったんです。もうデータを締めなきゃいけない時期だったのですが,「『お調子六句』にしてほしい!」と言って,快諾していただきました。

画像(003)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

――黒子が出てくる伏線なのかな? と思ったりしたのですが。

ZOE氏:
 そういうわけではないです(笑)。SNSで噂や憶測が飛び交いましたが,今のところは黒子参戦の予定はないですね。面白おかしく考えてもらう分には冥利に尽きるのでありがたいです。

――今回メインテーマとして英語のボーカル曲「Revive the Soul」が採用されています。少し「SAMURAI SPIRITS」のイメージとは離れている印象がありますが,これはどういった意図があったのでしょうか。

ZOE氏:
 まず,これまではストレートな歌モノの曲がなかったんです。そこで歌モノのテーマ曲を作るか話し合ったんですけど,今回はワールドワイドに展開したいとのことで,核になるために必要であると結論が出ました。そこで直球で世界観を表すような,大作感を出るような大きなテーマ曲が欲しかったんです。
 完全に英語曲かといったらそうではなく,大河ドラマっぽいコーラスにサムスピらしさを込めましたし,和洋折衷のテーマソングという位置付けでやっています。この曲はスタッフロールで流れるんですが,過去作のスタッフロールで流れていた祭りっぽい曲も別で用意しています。そちらは50人斬りや100人斬りモードをクリアすると流れるようになっていますが,まだあまり気づかれていません(笑)。

――そのほかに気づかれていないこだわりの楽曲はありますか。

ZOE氏:
 ラスボスと戦っていない人はボス曲も聞いてほしいですね。通常はステレオで流れるんですけど,ボス曲だけはサラウンドで鳴るようになっているんですよ。コーラスでおどろおどろしい女性のボイスが360度全方位から聞こえてくるように,こだわって作っています。ヘッドホンとかで聞かないと分からないですが。あとはノーコンティニューでクリアすると開放されるボイスもあります。

――レコーディングの苦労話はありますか。

麻中氏:
 レコーディングもかつかつのスケジュールで始まりましたし,ハードロックやポップスを作る時とは勝手が違いましたね。

ZOE氏:
 テーマとして“和楽器”があったのでそこは苦労しました。今回和楽器の琴,三味線(津軽三味線,中棹三味線),篠笛,尺八はサンプルではなく生楽器で収録したんですけど,本物の粋な音を録りたくてこだわりましたね。奏者もすごく技術に定評のある方を,オールスターの気持ちで集めてます。それぞれの奏者のファンも興味をもって「SAMURAI SPIRITS」の楽曲を聞いてくれたのは嬉しかったです。

――和楽器と言えば,発表会の時は「HIDExHIDE」による生演奏もありました。

ZOE氏:
 HIDExHIDEさんは尺八と中棹三味線を引いてくださいました。ちなみに津軽三味線は覇王丸の荒々しい感じ,中棹三味線は右京とかのしっとりした雰囲気になるという違いがあります。一流奏者が演奏してくれてどんどんクオリティが上がっていく過程が,今回本当に勉強になりました。やってよかったです。


作品を彩る効果音や環境音にも注目


――SEを作るときの苦労話などはありますか。

ZOE氏:
 普通のタイトルだったらBGMとSEが分かれていますが,「SAMURAI SPIRITS」のSEは,BGMでありSEでもあるんです。曲の静かな隙間にSEを流すなど,一曲を通したトータルバランスは普通のタイトルより考えられていると思います。

麻中氏:
 リアル路線でいくか,誇張されたゲーム路線でいくかを議論しましたが,結果的にはNEOGEO時代を彷彿とさせるような誇張した形になりました。

ZOE氏:
 最初,新作の話が来た時は「3Dで行きます!」と言われたので今回はリアル路線かな,と思ってリアルなSEを用意して制作していたのですが,あがってきた絵にはめてみたら,合わなかったんです。なので元々のNEOGEOの資産である音とリアルな音のいいとこ取りをして,今の形に落とし込みました。

――SEの中では一閃を決めたときの「ギリギリギリ……」という音が個人的に印象に強く残っています。こだわった部分などはあるのでしょうか。

ZOE氏:
 あれは僕が入れました。もともとの一閃の音はポリサム(ハイパーネオジオ64「SAMURAI SPIRITS〜侍魂〜」)のサウンドディレクターが使っていたものなんです。あのギリギリ音と墨絵のカットインが入るのが好きだったので,「ここぞ!」というときに使っています。

――効果音はどのように録っているのでしょうか。

ZOE氏:
 今回,三味線や琴,尺八の音を生で収録しましたが,その時に何かに使えるような音ネタや効果音的な音をたくさん録ってもらっていたんです。その素材をサンプルにするなど,すごく重宝しました。

――ボイスについても聞きたいのですが,夜叉丸のボイスだけ怒り時のボイスが変わるのですが,夜叉丸に関しては特別な設定があったのでしょうか。

ZOE氏:
 夜叉丸に関しては主人公格ということもあり,怒り時に見た目も変わるのですべてのボイスで怒りパターンを作りました。結果的にほかのキャラと差別化できてよかったかなと。

――モードセレクト時に「ゲーム」とか「ストーリー」とか「道場」と全部読み上げてくれるのも楽しく感じられました。

ZOE氏:
 実は英語版も用意しているんです。ナレーション担当が日本語オンリーだったので「英語どうしましょう?」となったんですが,日本語イントネーションの英語のほうが和の感じが出て喜んでくれると思い,そのまま収録しました。オリエンタルな形で楽しんでくれてるからすごく良かったです。

日野氏:
 「あいあんまんちゃれんじ!」とか「ぷれいすていしょんすとあ!」とか「がんとれっと!」とか収録が面白かったですね(笑)。

画像(004)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

――プレイヤーにここはぜひ聞いてほしい,というところはありますか。

ZOE氏:
 ユーザーが提案してくれた遊び方なんですけど,BGMをカットして環境音と効果音だけにすると,すごく臨場感が出てオススメですね。ステージの環境音にもこだわっているので,静寂の中で自分が剣豪になった気分でやってもらうと,それはまた趣が違って楽しめると思います。

麻中氏:
 体力が減ってくると息遣いも変わるんですよ。

ZOE氏:
 キャラの息遣いが2段階あるのですが,体力ゲージと連動させるのが結構大変で,「外したら楽だよ?」と言われたんですが,プログラマーの人と試行錯誤して入れました。BGMを外すとよりよく聞こえるので,環境音と効果音と呼吸音だけの剣豪の世界というのを体感してもらえたらなと。

日野氏:
 私も環境音を作らせてもらったのですが,夜叉丸のステージのカラスの鳴き声を録るために,マイク片手にカラスを追いかけました。最初は会社のサンプルでも大丈夫,という話だったんですけど,どうもそれがアニメチックなカラスしかなくて。インコを飼っているのもあって,鳥にはこだわりたかったんです。なので仕事中に日が落ちたら「カラス追っかけてきます!」と外にいって,マイクを持って江坂中を走り回ったという(笑)。

画像(005)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか


サウンドチームの推しBGMとは?


――サウンドチームの推しBGMはどれになるのでしょうか。

日野氏:
 えー,好きな曲ですか?

ZOE氏:
 日野さん担当だれでしたっけ?

日野氏:
 私が担当したのはタムタムと呉瑞香ですね。ただ,今回はほかの方がカッコいい曲たくさん書きますからねぇ。

麻中氏:
 でも呉瑞香はある意味「SAMURAI SPIRITS」ぽくないけど,それがうまく世界観に馴染んでるというのは個人的にはすごいことだと思いましたよ。「SAMURAI SPIRITS」はKOFの曲みたいに自由度があるわけじゃないので,塩梅が難しいし,そこはさすが日野槙邑子さんだな,と。

日野氏:
 いやいやいや,ありがとうございます(笑)。好きな曲は,自分があまり書けないという意味でガルフォードですね。自分の担当した中では呉瑞香です。

ZOE氏:
 最初のお題が中華でジャジーっていう振り方だったから,どうなるかと思ったけどよくあれを作ったと思います。ちゃんとお題通りだし,まさにコレコレって。

日野氏:
 あれは思いついたのは自宅のお風呂でした。全然思い浮かばなくて本当にどうしようかなー? と家に持ち帰ってお風呂に入ってたら急に鼻歌で出てきたので。慌てて,曇った鏡にぶわーって書いたんですけど,その後熱が出ちゃって,頭がフラフラになりながら形にしました。

ZOE氏:
 新キャラの曲は難しいですよね。でも最終的にはこれぞ呉瑞香という曲になっていると思います。

麻中氏:
 僕は千両狂死郎のBGMですね。あの曲は僕には作れないです。北 直樹さんが書いてるんですけど,あの曲が流れたときの衝撃はすごかったです。ジェラシーですよ。

日野氏:
 ダーリィ・ダガーのBGMもそうですけど,北さんの曲はジェラシーしか沸かないです。同じ職場で働いているのにこれが出てくるか,みたいな。

ZOE氏:
 実は狂死郎の曲は,今までのサンプルを渡して「この雰囲気で」って言ったら,うまいことつなぎ合わせてくれたんですよね。前半と後半という形でまったく違う曲調で「こう来たか!」ってなりました。

麻中氏:
 今回,自分は幻十郎と色と道場の曲を担当したんですけど,色ってもともとポリサムだったし,ステージの展開で曲が変わっていたので,今回どう落とし込むかが難しくてなかなかに悩みました。個人的にはよくできたかなと思いますけど。

ZOE氏:
 僕は好きな曲を挙げるなら色かもしれません。

麻中氏:
 忖度でしょ(笑)。

ZOE氏:
 いえ,本当に(笑)。
 僕が気にしていたのはやっぱりナコルルの曲で,いつものAメロのフレーズを今回Bメロに持ってきたら別の形に広がるのでは,と思って作りました。やはり人気曲なので「原曲を台無しにしている」とか「前の方が良かった」とか言われないか心配でしたね。

麻中氏:
 例えばギースの曲を新曲で書けとか言われたら,絶対やりたくない(笑)。ナコルルの「自然の宴」も,アレンジを入れながら新曲を作ったというのはなかなかの冒険ですよ。

ZOE氏:
 出したあとに気に入ってくれたという人の声が聞けて本当に良かったです。ナコルルと夜叉丸のBGMというのは相当気にかけて作ったので反応が良くて安心しました。

――本作のサウンドギャラリーは,サウンドトラックを買わない人も出てきそうなほど充実していますが,あれは大丈夫なのでしょうか。

ZOE氏:
 SNKの伝統です(笑)。KOF14もそうだったのですが,SNKはサウンドギャラリーで全部聞けるようにしていますね。

麻中氏:
 お客さんが喜んでくれることを盛り込みたいので。ボイスまで聞けるのはやりすぎかなと思いますが,収録しているメーカーもあるので,うちも負けていられないなと。

ZOE氏:
 ゲーム用に収録したボイスは,ボリューム調整されているので結構大変でした。でも,昔のNEOGEOCDや新世界楽曲雑技団のときもやっていましたからね。

麻中氏:
 とはいえ,サウンドトラックCDも初回プレス分が完売するほど購入していただいています。

ZOE氏:
 初期枚数は完売して増版も決定しました。今公式通販サイトで予約中です。なのでギャラリーがマイナスということにはなっていないと思います。

――今後4キャラ追加される予定ですが,そちらのテーマ曲の販売予定はあるのでしょうか?

ZOE氏:
 出したいんですけど,コンプリート版みたいにするのか追加分のCDにするのか決まっていないんです。いずれかの形で出したいと思っています。

麻中氏:
 アレンジ版CDとか企画物はできていないので,いつかやりたいですね。

――最後にファンにメッセージをお願いします。

ZOE氏:
 「SAMURAI SPIRITS」の楽曲は初期シリーズを踏まえて,サウンドチームとしてたくさんやりたいことがあったものをうまく落とし込めた自信作になっています。小ネタもたくさんあるので存分に楽しんでいただけると思います。ぜひサウンドにも耳を傾けてゲームを楽しんでください!

画像(006)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

 囲みインタビューの後,秋葉原のTHE AKIHABARA CONTAiNERにて,「SAMURAI SPIRITS」ミニライブが開催された。30分という短いライブだったものの,3人の力強い演奏に会場は大いに盛り上がった。「自信作なのでぜひ予約してください!」という「SAMURAI SPIRITS」のサウンドトラックは公式通販で予約受付中なので,気になる人はこちらもチェックしてみよう。

当日は大雨というコンディションながら多くの観客が集まった。先着順という厳しい条件の中,海外の方や女性ファンなどさまざまな人達が足を運んでいた
画像(007)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

<セットリスト>
1曲目 「自然の宴」(ナコルルステージBGM)
2曲目 「お調子六句」(チュートリアルBGM)
3曲目 「鴉天狗」(鞍馬夜叉丸ステージBGM)
4曲目 「鮪」(ガルフォードステージBGM)

画像(008)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか 画像(009)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか
画像(010)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか 画像(011)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか
画像(012)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか 画像(013)「SAMURAI SPIRITS」SNKサウンドチームインタビュー。独特な世界観を生み出している楽曲はどのように作られたのか

「SAMURAI SPIRITS」公式サイト

  • 関連タイトル:

    SAMURAI SPIRITS

  • 関連タイトル:

    SAMURAI SPIRITS

  • 関連タイトル:

    SAMURAI SPIRITS

  • 関連タイトル:

    SAMURAI SPIRITS

  • 関連タイトル:

    SAMURAI SPIRITS

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:08月20日〜08月21日
タイトル評価ランキング
81
KENGOHAZARD2 (PC)
76
76
Days Gone (PS4)
55
DEAD OR ALIVE 6 (PS4)
53
Anthem (PC)
2019年02月〜2019年08月