イベント
「ぷよぷよチャンピオンシップ 2018年度12月大会」をレポート。新規プロのdelta選手が圧倒的な強さで優勝
今年の4月に開かれた第1回大会から数えると通算6度目となる本大会。試合は,PS4版「ぷよぷよeスポーツ」によるシングルエリミネーション方式(2本先取で1セット,2セット先取で勝利)のトーナメント形式で開催された。
大会には,ジャパン・eスポーツ・プロライセンスを受けた20名のプロ選手と,当日直前まで開かれていた「ぷよぷよカップ」を勝ち抜き,新たにライセンスを獲得した選手(1位:delta選手,2位:ペペペマン選手,3位:わっふる選手)が参戦。総勢23名が頂点を目指して戦うこととなった。
また,告知コーナーでは,Nintendo Switch用ソフト「SEGA AGES ぷよぷよ」「SEGA AGES ぷよぷよ通」が配信されることも発表となった。このSEGA AGES版では,オンライン対戦にも対応するとのことだ。
Switch用ソフト「SEGA AGES ぷよぷよ」「SEGA AGES ぷよぷよ通」の配信を発表。オンライン対戦もサポートする
セガゲームスは,Nintendo Switch用ソフト「SEGA AGES ぷよぷよ」と「SEGA AGES ぷよぷよ通」を配信すると発表した。どちらも価格は925円(税別)で,配信日は未定。アーケード版の同タイトルを移植したものとなり,インターネットを利用したオンライン対戦にも対応する。
大会実行委員長の宮崎浩幸氏,ぷよぷよシリーズプロデューサーの細山田水紀氏からの挨拶後,1回戦がスタート。準決勝までは2試合同時に進められ,各選手の得意技についての説明や視聴者からの質問への受け答えなど,出場プロ選手による分かりやすい解説を交えながら試合が繰り広げられた。
熱いバトルの末,Tom選手,ぴぽにあ選手,Kuroro選手,そして,新規プロのdelta選手という,過去大会で優勝経験のない4名が準決勝へと進む形に。
準決勝,第1試合は「ぴぽにあ選手 vs delta選手」。同年齢だという2名によるバトルは,ここまで8連勝という破竹の勢いで駒を進めてきたdelta選手が,ぴぽにあ選手の連鎖を完全に封鎖。あっという間に決勝に王手をかけると,そのまま迷いのないプレイでストレート勝ちをおさめる。
第2試合は「Kuroro選手 vs Tom選手」。ベテラン同士による対決は,プロトーナメント始まって以来,初のカード。9連鎖を決めたTom選手が1セット目を先取するが,続く第2セットでは,隙がないと思われたTom選手の攻撃に対して,Kuroro選手が4連鎖と,本線の5連鎖を重ねてこのセットを取り返し勢いをつける。
3セット目の最終試合は,全消しをTom選手が仕掛けるが,それを4連鎖で返し,おじゃまぷよを巧みに利用したKuroro選手が白星をあげた。
「ここまで来たからには,ぷよぷよカップとチャンピオンシップの二冠をとって帰りたい」という意気込みのdelta選手と,「ここからは楽しんでできたらいいなと思っている」と闘志を秘めながら穏やかに語ったKuroro選手による決勝戦。
1セット目,開幕はお互いに全消しを連続で決めると,両者ともしっかりと土台を組み込んでいく。先に仕掛けたのはdelta選手で,11連鎖を投下。Kuroro選手が対応するも9連鎖で届かず。さらに続く試合でも,相手の盤面を注視していたdelta選手が,攻撃の隙に3連鎖を滑り込ませ.Kuroro選手の逃げ道を塞ぐ形で連勝。1セット目はdelta選手に軍配が上がった。
2セット目は,お互い程良くぷよを組み上げたところで,先にKuroro選手が牽制の2連鎖。これがうまく刺さり,本日連勝していたdelta選手から初めての1本をKuroro選手がもぎ取った。これを機に流れが傾くかと思われたが,delta選手はまったく動揺を感じさせない安定したプレイを見せる。最終試合もKuroro選手の6連鎖に10連鎖で落ち着いて対応し,圧倒的な強さで優勝を掴んだ。
次回のチャンピオンシップは東京・浅草橋にて2019年2月17日の開催予定とのこと。4月には,優勝賞金100万円となる「ぷよぷよランキングファイナルズ」の開催もすでに決定している。来年の盛り上がりにも大いに注目したい。
コミュニティサイト「ぷよぷよキャンプ」
「ぷよぷよeスポーツ」公式サイト
- 関連タイトル:
ぷよぷよeスポーツ
- 関連タイトル:
ぷよぷよeスポーツ
- 関連タイトル:
ぷよぷよeスポーツ アーケード
- 関連タイトル:
SEGA AGES ぷよぷよ
- 関連タイトル:
SEGA AGES ぷよぷよ通
- この記事のURL:
キーワード
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA