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マーベルヒーローによる夢のチームで“最凶の悪”に挑め。爽快感と戦術性の高いバトルも魅力の「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3」を紹介
「DEAD OR ALIVE」「NINJA GAIDEN」などで知られるコーエーテクモゲームスのTeam NINJAが開発を担当する本作は,2009年発売の「Marvel:Ultimate Alliance 2」から約10年ぶりとなる「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE」シリーズ最新作だ。ただし,2では日本版がなかったため,国内では2006年発売の第1作以来の登場となる。
30体を超えるマーベルヒーローで自由にチームを編成し,“最凶の悪”に挑む本作を紹介しよう。
「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order」公式サイト
マーベルヒーローによる夢のチームで“最凶の悪”に挑め
シンプル操作で爽快感と戦術性の高いバトルが楽しめる
本作では,夢のヒーロー連合と巨悪サノスの率いるヴィラン軍団「ブラック・オーダー」が宇宙規模で戦いを繰り広げる完全オリジナルの物語が描かれる。
物語は,ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの視点で始まる。とある宇宙船を探索していたガーディアンズは,ブラック・オーダーの一員であるプロクシマ・ミッドナイトに襲われる。ブラック・オーダーは,船に隠されていたインフィニティ・ストーンを奪うためにやってきたのだ。
「6つすべてが揃ったとき,宇宙の生命の半分が消える」というインフィニティ・ストーンが悪の手に渡る前に奪い,なんとか逃げ切ったガーディアンズは,のちにヒーローたちと巡り合い,彼らとともにブラック・オーダーの野望を阻止するため戦うことになる。
注目ポイントは,やはり30体以上のヒーローから自分好みのメンバーを選び,4名のチームを作れることだろう。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとアベンジャーズのように,プレイヤーが好きなシリーズ作品のヒーローで混合チームを作れるのは,マーベルファンにとってたまらないものがある。同一作品のチームや関連性の高いヒーロー同士の組み合わせによって,Vitality(最大HP),Strength(物理攻撃力),Durabillty(物理防御力)といったチームのパラメータが上がる「チームボーナス」もあるので,こちらも意識してチームを編成しよう。
ストーリーを進めていくと使用できるヒーローが増えていき,フィールド上にある「S.H.I.E.L.Dポイント」でメンバーを入れ替えられる。操作するヒーローは気軽に変更が可能だ。
操作は[Y]ボタンで弱攻撃,[X]ボタンで強攻撃,[B]ボタンでジャンプ,[L]ボタンでガード,[L]ボタンを押したまま[L]スティックを倒した方向にすばやく移動できる「回避」,そして[R]ボタンを押しながら[A][B][X][Y]いずれかを押すことで各ボタンに設定された技が発動する「アビリティ」が基本となる。シンプルな操作方法で爽快なアクションが楽しめるのが本作の特徴だ。
時間経過や敵を倒したときにチャージされるEPを消費して放つアビリティは,スパイダーマンならウェブ,アイアンマンならビームといったように,ヒーローたちの特性を活かした技となっている。
さらに強力な技が,敵を攻撃したり敵から攻撃を受けたりすると溜まる「エクストリームゲージ」が最大のとき,[L]ボタンと[R]ボタンの同時押しで使える「エクストリーム」だ。複数のヒーローで一緒に発動すれば,さらに強力な「アライアンスエクストリーム」という必殺技となる。強敵と戦う際など,ここぞという場面で使用して勝利をつかもう。
そのほか,仲間同士のアビリティをぶつけ合うことで相乗効果が生まれる「シナジー」や,スタンなどの状態にある敵に対して与えるダメージが大きくなる「クリティカルヒット」など,バトルをより奥深いものにする要素もある。戦術性の高いバトルが楽しめるのも本作の魅力なのだ。
スパイダーマンやブラック・ウィドウのようなスピードが速いヒーローもいれば,ハルクやソーといったパワー系,キャプテン・アメリカやウルヴァリンなどのオールラウンダーなど,タイプによって操作感や性能は異なる。好きな作品のヒーローはもちろん,状況や相手に合ったヒーローを操作して難関を突破しよう。
筆者が気に入ったのは,本作から新規プレイアブルとして参戦するディフェンダーズのルーク・ケイジだ。屈強な肉体と拳を武器に戦うパワーキャラクターで,拳で相手を乱打するアビリティ「オールドスクールアクション」が使いやすかった。強敵相手にこの豪快なアビリティを繰り出せば,大ダメージを与えられるうえ,爽快さも抜群だ。
育成も本作の要となるポイントだろう。ヒーローたちは敵を倒すごとに経験値を得てレベルが上がり,一定値を超えると新しいアビリティを覚える。バトル中に入手できる「アビリティオーブ」を使えばアビリティを強化できるので,好きな技や使いやすい技をより強力なものにしよう。
さらに「S.H.I.E.L.D」では,「アライアンス強化」が行える。強化ポイントとクレジットを使用することでチームのパラメータを強化できるので,スポットを見つけた際やメンバー変更で立ち寄った際に実行しよう。
今回は体験できなかったが,最大4人での協力プレイも見逃せないところ。友人とワイワイ楽しめるJoy-Conのおすそ分けやSwitch本体を持ち寄ってのローカルプレイはもちろん,世界中のマーベルファンと同じチームで戦えるオンラインプレイはかなり熱いものとなりそうだ。
魅力的なヒーローたちを,作品の枠を超えて好きに編成し,“ドリームチーム”が組めるというのはそれだけで楽しい。好きな作品のヒーローで編成するだけでも,その組み合わせの数は膨大になるはず。さらに同一作品で固めるか,相性のいいヒーローを集めるかといったことを考え出すと……チーム編成には良い意味で悩まされそうだ。
そしていざ戦闘に入れば,シンプルな操作で爽快感と戦術性の高いバトルが楽しめるところは,さすがTeam NINJAといったところ。マーベルファンにはもちろん,アクションゲームが好きな人にもオススメできる作品となっている。
「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order」公式サイト
- 関連タイトル:
MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order
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(C)2019 MARVEL
- MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order(マーベルアルティメットアライアンス ザ ブラックオーダー)-Switch
- Video Games
- 発売日:2019/07/19
- 価格:¥6,400円(Amazon) / 6526円(Yahoo)