セルシェーディング採用で話題となったFPS「XIII」のリメイク版制作が海外向けに発表。11月13日リリースへ

　フランスのパブリッシャ・Microïdsは，マルタを拠点とするPlayMagicが手がけるFPS「XIII」を，PCとPlayStation 4，Xbox One，Nintendo Switch，そしてMacで2019年11月13日にリリースすると海外向けに発表した。Ubisoft Entertainmentが2003年にリリースした「XIII」（邦題：サーティーン 完全日本語版）の，リメイク版だ。



　2003年に登場したXIIIは，ベルギーの同名コミックスをベースにした一人称視点のFPSだ。大統領暗殺の濡れ衣を着せられ，記憶喪失のままブルックリンの海岸沿いで目を覚ました主人公のジェイソン・フライ（XIII）。そんな彼が，ナンバーI（ワン）からXX（トゥエニー）までのメンバーで構成される秘密組織と対峙し，その陰謀を解き明かしていくというハードボイルドなストーリーを描いたタイトルである。

サーティーン 完全日本語版のレビューより。関係ないが，2004年掲載の記事なので，4Gamerのロゴも古い

　XIIIは，当時としてはまだ珍かったセルシェーディングによるコミック調のビジュアルを持ち，34ミッションにおよぶキャンペーンをしっかりと遊び込めるだけでなく，フライ役の声優に大人気テレビドラマ「X-ファイル」が終わったばかりのデイヴィッド・ドゥカヴニーさんが起用されたことなどでも話題となった。FPSファンなら覚えている人は多いだろう。
　しかし，そのセールスは芳しくなかったのか，予定されていた続編が開発されることはなかった。

　そんなXIIIのリメイク版については現時点で，発売予定日と対応プラットフォーム，そしてティザー映像程度の情報しかなく，最大16人で遊べた対戦モードが存在するのかなどは分からない。続編に続くような形で開発が進行していることに期待しておくとして，まずは続報を待ちたいところだ。

Microïdsの「XIII」リメイク版ティザーページ