AMD，TDP 65WのOEM向けCPU「Ryzen 9 5900」と「Ryzen 7 5800」の提供を開始

　AMDはこのほど，デスクトップPC向けCPU「Ryzen 5000」シリーズのTDP（Thermal Design Power，熱設計消費電力）65W版である「Ryzen 9 5900」と「Ryzen 7 5800」の提供を開始した。既存製品である「Ryzen 9 5900X」と「Ryzen 7 5800X」と比べて，TDPが低い分，動作クロックを引き下げているのが特徴だ。ただ，いずれもPCメーカーやシステムビルダー向けの製品で一般販売の予定はないという。

　製品そのものは，2021年1月にラインナップへ追加されていたが，現在Dellのゲーマー向けデスクトップPC「ALIENWARE AURORA Ryzen Edition R10」などで，Ryzen 9 5900やRyzen 7 5800を搭載した製品が購入可能となっている。
　Ryzen 9 5900とRyzen 7 5800のスペックは以下のとおり。
　

• Ryzen 9 5900：12コア24スレッド，ベースクロック 3GHz，ブースト最大クロック 4.7GHz，L2＋L3キャッシュ容量 70MB
• Ryzen 9 5800：8コア16スレッド，ベースクロック 3.4GHz，ブースト最大クロック 4.6GHz，L2＋L3キャッシュ容量 36MB

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