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「まほやく」の世界に入り込む新感覚の物語。イマーシブシアター「魔法使いの約束」〜腕輪のワルツは幻影と共に〜ゲネプロレポート

 colyの「魔法使いの約束」iOS / Android。以下,まほやく)を原作としたNOMOREと共催の演劇作品,イマーシブシアター「魔法使いの約束」〜腕輪のワルツは幻影と共に〜が,2026年1月17日にダンスホール新世紀で開幕した。

 本稿では,公演に先駆けて実施されたゲネプロ公演の模様をレポートする。物語や演出のネタバレとなる記述や写真が含まれるため,今後参加を予定している人は注意してほしい

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物語の舞台は西の国のダンスホール
“影”による異変とは


 「イマーシブシアター」とは,“物語の世界に入り込む”ことができる演劇作品のこと。観客が会場全体を動き回ったり,キャラクターと交流したりと,通常の演劇とは異なる体験が味わえるのも魅力のひとつだ。
 本公演では,中央の国の魔法使い カイン,西の国の魔法使いであるシャイロックムル,そして南の国の魔法使い フィガロの4人が織りなす物語を楽しめる。

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 今回の舞台は,西の国にある古いダンスホール「サロン・オルビス」。かつては多くの人々が集い栄えていた場所だが,<大いなる厄災>のあとから,“影”による泣き声が聞こえるなどの異変に悩まされていた。
 「サロン・オルビス」の専属ダンサーであるソレイユは,賢者の魔法使いたちに依頼書を送り,問題の解決を託す……というストーリーが展開される。

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 開演(ダンスタイム)の時間になると鐘の音が鳴り響き,「サロン・オルビス」の支配人 ジュリアンが登場する。ここでダンスタイムのはじまりを告げる音楽が流れるはずだが,なぜか音楽は流れず,会場は困惑した空気に包まれる。
 公演の中止が告げられそうになったそのとき,ステージ上にカイン,シャイロック,ムル,フィガロが姿を現す。

 異変を解決するためにやって来たという4人は,ダンスホールを訪れた客や従業員から話を聞き,事件の真相に迫っていく――。

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 会場へ足を踏み入れると,そこはすでに「魔法使いの約束」の世界。開演前(カクテルタイム)から,常連客やバーテンダー,支配人たちとの交流を楽しめる。バーテンダー・ルヴァンによる“ここだけの話”も聞けるため,早めに現地へ向かうのがおすすめだ。

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 本舞台では,「舞踏客チケット」と「幻影チケット」の2種類が用意されている。「舞踏客チケット」を購入した観客は西の国の住人として物語の世界に入り,特定の魔法使いとともに行動していく。
 物語に登場するキャラクターたちから話しかけられることもあるため,臨機応変な対応を楽しみたい。

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 一方,「幻影チケット」を購入した観客は,“影”として魔法使いや人々からは見えない存在となる。キャラクターたちに話しかけることはできないが,場内を自由に移動できるため,魔法使いたちの行動を間近で追ったり,会話に耳を傾けたりすることが可能だ。今回,筆者は「幻影チケット」で参加したため,以降はその目線でレポートしていく。

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 「サロン・オルビス」についての情報を集めるため,魔法使いたちはそれぞれ別行動を開始する。筆者はカインのあとを追い,ホールへ向かう様子を見守った。

 カインは「このホールについて,話を聞かせてほしい」と舞踏客に声をかけ,自己紹介をしながら情報を集めていく。実際に名前を聞いて「覚えやすい名前だ」と感想を伝えたり,ハイタッチを交わしたりと,舞踏客との距離を縮めていく姿は,まさにカインそのものだった。客も西の国の住人として自然に会話に応じ,イマーシブシアターならではの体験を楽しんでいた。

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 そのほかにも,ムルとトランプで勝負したり,シャイロックとカクテルを作ったり,フィガロからおしゃべりに誘われたりと,魔法使いたちの人柄が垣間見える場面が随所に用意されている。どの魔法使いと行動するかによって体験内容が変化するため,何度足を運んでも新しい発見がありそうだ。

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 ここからは,実際に足を運んだ筆者が感じた「より公演を楽しめるポイント」を紹介していく。すでにチケットを購入している人はもちろん,本記事を読んで興味を持った人にも,ぜひ目を通してほしい。

 1つ目は,「なるべく身軽な服装で向かう」ことだ。公演中は場内を歩き回る時間が長いため,最小限の荷物と動きやすい服装,靴で訪れるのが理想的。会場には有料コインロッカーも用意されているので,コートや貴重品以外の荷物は預けておくと安心だ。

 2つ目は,「早めに会場へ到着しておく」こと。開演前には,場内での交流だけでなく,荷物を預けたり,お手洗いを済ませたりする時間も必要になる。通常の舞台観劇よりも余裕をもって行動することで,イマーシブシアターならではの世界観をより深く味わえるはずだ。筆者自身も,もう少し余裕を持って行動すべきだったと感じた。

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 自分自身が「まほやく」の世界に入り込むような体験が味わえる,新感覚の演劇作品,イマーシブシアター「魔法使いの約束」〜腕輪のワルツは幻影と共に〜は,1月25日まで上演される。日程によっては現在もチケットが用意されているため(詳細はこちら),気になった人はぜひ足を運び,魔法使いたちとともに「サロン・オルビス」で起きる異変の解決に挑んでほしい。

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