
イベント
「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will -」初日公演レポート。2度目のフル3DCGライブは,キャストもファンも前回から大きく前進
2度目となるフル3DCGライブは,東京公演が2023年1月7日,8日,9日に幕張メッセで実施済みで,大阪公演が来たる2月25日,26日にインテックス大阪で行われる。各日昼・夜の2回公演だ。
なお,1月9日の夜公演と同じく,2月26日の夜公演もABEMAでのオンライン配信が実施予定であり,自宅からでも参加可能だ。
そして本稿では公演初日,1月7日夜公演の模様をお届けする。
![]() |
前回の「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st -Link-」(2022年1月28日〜30日に開催)からほぼ1年ぶりの開催となったフル3DCGライブだけに,待ち望んでいたプロセカファンは多かったことだろう。
公演当日は前回と同じく,初音ミク,鏡音リン,鏡音レン,巡音ルカ,MEIKO,KAITOのバーチャル・シンガーらをはじめ,「Leo/need」「MORE MORE JUMP!」「Vivid BAD SQUAD」「ワンダーランズ×ショウタイム」「25時、ナイトコードで。」の面々が3DCGの姿になって登壇し,持ち前の楽曲を全曲フルサイズの生バンド演奏で披露してくれた。
どのユニットも前回を上回る,ハイクオリティな表現に注目だ。
「プロセカ COLORFUL LIVE 1st Link」最終公演レポート。バーチャル・シンガーをはじめ,レオニ,モモジャン,ビビバス,ワンダショ,ニーゴが生き生きと踊り歌う!

セガとColorful Paletteが開催した,フル3DCGライブ「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st -Link-」の最終公演レポートをお届けする。オリジナル楽曲からフィーチャリング楽曲まで,披露されたのは圧巻のステージだった。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」公式サイト
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ダウンロードページ
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ダウンロードページ
バーチャル・シンガーを含む5ユニットが全23曲を披露
駆け抜けたステージは心揺さぶるパフォーマンスの連続
ライブは二部構成となり,前半・後半ともに各ユニットが順番に登場しては,持ち曲を2曲ずつ披露していく流れだった。なお,今回はセットリスト順ではなく「前後半含めたユニット順」で紹介していくため,当日の進行は記事最下部のセットリストを見てほしい。
さて,ライブがはじまると,会場ではオープニングとして各ユニットの紹介映像が流され,そこから最初のユニットが姿を見せた。
トップバッターは今回も「Leo/need」(以下,レオニ)だ。
■Leo/need
前半1番手のレオニは鏡音レンを連れ,1曲目「STAGE OF SEKAI」で舞台の幕を切る。レオニはもちろん,すべての登場人物に当てはまる「君が輝ける場所はここだよ」という歌詞に,開幕からグッとくる。歌唱後は軽めの挨拶とメンバー紹介が行われ,鏡音レンに変わり,初音ミクと一緒に2曲目「Calc.」を披露。曲名が告げられたとき,会場からどよめきが起こっていた。「Calc.」も「STAGE OF SEKAI」も聞かせるバンドサウンドなだけに,つかみからレオニらしさを感じられる。
![]() |
![]() |
レオニの後半パートは,全ユニットの締めとして登場した。
最初に歌われた「ヒバナ -Reloaded-」は,生バンドの音質と音圧に加え,星乃一歌と初音ミクによる2人の歌声が迫力満点だった。
続く曲は,レオニにとってとても大切な曲と話されていた「ステラ」。これには観客からも大きな声援が上がり,客席もレオニカラーのペンライト一色に染まって,キラキラと星のように輝いていた。
きっとファンの心にも,彼女らの思いが響いたに違いない。
![]() |
![]() |
■MORE MORE JUMP!
前半の2番手は「MORE MORE JUMP!」(以下,モモジャン)。初音ミクの登場と同時に,1曲目「モア!ジャンプ!モア!」が流れ出すと,観客たちからは悲鳴にも似たおなじみの歓声が。
本楽曲は「モア!ジャンプ!モア!」のかけ声が頻発する,モモジャン屈指のキラーチューンだ。そして本公演は“会話レベルの声出しなら可”というガイドラインになっており,「もっと!」「モア&モア!」「ジャンプ!ジャンプ!モアモアジャンプ!」といった声が会場に響き渡る。久しぶりに,コール曲というものの醍醐味を感じた瞬間だ。
歌唱後は自己紹介のほかに,“次の曲でやってほしい振り付け講座”が届けられ,満を持しての2曲目で「ヴァンパイア」をお披露目。
かわいらしくコミカルなパフォーマンスのなか,みんなで練習した振り付けも頻繁に登場し,会場の一体感が高まっていく。
![]() |
![]() |
モモジャンは後半パートでも,2番手を務めてくれた。
1曲目に聴かせてくれたのは,鏡音リン×モモジャンの曲のなかでもかっこよさと力強さを感じられる「天使のクローバー」。そして初音ミクとの2曲目では,ポップでキュートな曲調に一滴のビターを垂らした「心予報」を歌い,異なる表情のギャップを見せてくれる。
前半パートとはまた違う,モモジャンのカラー。メンバー全員で,アイドルとしての幅の広さを体現してくれたかのようだ。
![]() |
![]() |
■Vivid BAD SQUAD
前半の3番手は「Vivid BAD SQUAD」(以下,ビビバス)。KAITOと一緒に登場すると,1曲目「シネマ」が流れ出した。
ビビバスにしてはやや落ち着いた曲なのだが,リズミカルでダンサブルな曲の魅力が十二分に引き出され,客席の雰囲気もアガっていく。
2曲目「ECHO」では,巡音ルカとパフォーマンス。前曲とは打って変わってのクールなナンバーだが,メンバー5人によるキレッキレのフォーメーションダンスがとにかくカッコいいの一言に尽きる。
なかでも,小豆沢こはねの普段見せる顔と壇上でのギャップが大きな魅力に見えてしまい,つい目を奪われてしまった。
![]() |
![]() |
ビビバスも後半パートでは,同じく3番目に登場した。
はじめは白石 杏のルーツにつながる1曲目「街」。ビビバスとしても大切な場所であるビビッドストリートへの気持ちを,鏡音リンとともに送り届ける。ここではみな,思わずうっとりしたに違いない。
2曲目「DAYBREAK FRONTLINE」では初音ミクが現れて,アップテンポな曲調に合わせてスタイリッシュに踊ってくれた。
やはりというか,フル3DCGライブこそ,踊るビビバスの真骨頂だ。
![]() |
![]() |
■ワンダーランズ×ショウタイム
前半4番手は「ワンダーランズ×ショウタイム」(以下,ワンダショ)で,開演のブザーとともに登場した天馬 司が,会場の観客たちをペガサス団の入団希望者とし,自らをツカーサ・テンマと名乗る。会場に笑いが起こるなか,続いて鳳 えむがエーム・オオトーリを,神代 類がルーイ・カミシーロを,草薙寧々がネーネ・クサナーギを,最後にKAITOが名誉団長カイートを名乗り,ペガサス団が勢ぞろい。
そしてここから,入団希望者である観客たちがワンダショ……もとい,ペガサス団のステージを盛り上げるための入団試験を受けることとなり,テストの1曲目「トンデモワンダーズ」がはじまる。
試験の挑戦者たちは,ルーイ・カミシーロいわく“虹色の光りを放つライトニングスティック(ペンライト)”を振って楽しんでいた。
2曲目は名誉団長カイートに変わり,ルーカ・メグリーネ(巡音ルカ)が姿を見せ,「踊れオーケストラ」を軽やかに歌って踊っていく。
舞台上は,気持ちが明るくなるにぎやかさでいっぱいだった。
![]() |
![]() |
ワンダショの後半パートは,トップバッターの1番手。
1曲目,鏡音レンとの「テレキャスタービーボーイ」で大きく盛り上がったことで,観客たちは無事,入団試験の合格を言い渡される。
そして長く険しい試験をがんばった返礼にと,初音ミクと2曲目「にっこり^^調査隊のテーマ」をお届け。期待していたファンも多かったのか絶叫も上がり,ハイテンポな曲ながら,パスポートの「ぱ」,着替えの「き」など,試験合格者たちも合いの手を入れていく。
ワンダショらしい元気さで笑顔になれるステージだったのはもちろん,お別れの挨拶のとき,メンバーたちと一緒に声を出して「わんわんわんだほ〜い!」と言えたことは,大変うれしい思い出になった。
![]() |
![]() |
■25時、ナイトコードで。
前半最後のユニット「25時、ナイトコードで。」(以下,ニーゴ)は,初音ミクと肩を並べ,1曲目「悔やむと書いてミライ」を歌った。これまでのユニットとも異なる世界観が魅力のニーゴの“らしさ”を,初手から存分に味わわせてもらった心境だ。
2曲目は初音ミクが下がり,彼女らのパフォーマンスに強い思いを感じたというMEIKOが登場。ニーゴと「フォニイ」を歌い上げる。
芯の強い歌声は,本公演のなかでもかなり印象的だった。
![]() |
![]() |
ニーゴは後半パートで,4番手の登場となった。
前半パートをアップテンポな2曲で締めた彼女たちだが,後半では初音ミクと1曲目「ビターチョコデコレーション」を,MEIKOと2曲目「ロウワー」をそれぞれ披露してくれた。
ミドルテンポで,やや独特な雰囲気のあるこの2曲。派手な動きこそないものの,特徴的な振り付けと心地よいハーモニーをしっかりと感じ取ることができ,ニーゴの魅力をたっぷり満喫させてもらった。
![]() |
![]() |
これらすばらしい歌唱を見せたプロセカオリジナルユニットに負けじと,初音ミクたちバーチャル・シンガーらもライブを盛り上げた。
後半パートでは,1番手のワンダショの登場前に,バーチャル・シンガー全員で「千本桜」を熱唱。もはやボカロ界隈を含めて定番化したとも言える名曲で,会場全体を一気にヒートアップさせた。
![]() |
後半パートのトリであるレオニの歌唱後,アンコールの時間でも,再びバーチャル・シンガー全員が登場して,1周年アニバーサリーソングでもある「群青讃歌」を披露してくれた。
さらにアンコール2曲目,ライブの締めを飾ったのは,2周年アニバーサリーソング「Journey」。ここでは初音ミクに導かれるように,各ユニットを代表して,星乃一歌,花里みのり,小豆沢こはね,天馬 司,宵崎 奏があらためて登壇し,思いのこもった歌を届けてくれた。
立て続けに披露されたアニバーサリーソングは,見た人,聞いた人の背中を優しく押してくれるような力強さがこもっていた。これぞまさしく,本ライブを締めくくるにふさわしい構成であったと思う。
![]() |
![]() |
![]() |
この日の翌日(1月8日)は,レオニの日野森志歩のバースデー当日だったため,小休憩時にはレオニメンバーが志歩をサプライズでお祝いするという,幕間パートも目にすることができた。
フル3DCGライブは今回で2回目とあり,我々の目には見えない裏方の技術も向上していたのか,演出面もさらに強化された印象だ。
それに,少しではあるが声も出せたことで,ここ数年は拍手でしか伝えられなかった気持ちが,名前を呼んだり,歓声を上げたり,コールを入れたりで届けることができ,ファンとしても大きな前進だった。
ライブの表題である「Will」という語句にせよ,意志や決意といった意味だけではなく,願望や希望といった思いをかみしめることができて,本公演を通じて,彼ら彼女らをより近くに感じられた気がしている。
ちなみに東京公演はすでに終了しているが,2月には大阪公演が控えており,こちらも現地開催ならびにオンライン配信が行われる。
1月のスケジュールや,在住地域的に残念ながら見られなかったという人,あるいはもう一度見たい人は,来月もぜひ確認してみよう。
最後に会場のブース写真などを紹介
■オフィシャル物販
![]() |
![]() |
■CD販売
![]() |
■セカイシンフォニー
![]() |
![]() |
■アニメイトカフェ
![]() |
■バンダイ キャンディ事業部
![]() |
![]() |
■ZOZOTOWN
![]() |
![]() |
■クリプトン・フューチャー・メディア SONICWIREチーム
![]() |
![]() |
■Colorful Palette
![]() |
![]() |
![]() |
■セガ
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
■セットリスト
1 STAGE OF SEKAI
作詞・作曲:針原翼(はりーP)
歌唱:Leo/need&鏡音レン
2 Calc.
作詞・作曲:ジミーサムP
歌唱:Leo/need&初音ミク
3 モア!ジャンプ!モア!
作詞・作曲:ナユタン星人
歌唱:MORE MORE JUMP!&初音ミク
4 ヴァンパイア
作詞・作曲:DECO*27
歌唱:MORE MORE JUMP!&初音ミク
5 シネマ
作詞・作曲:Ayase
歌唱:Vivid BAD SQUAD&KAITO
6 ECHO
作詞・作曲:Crusher P
歌唱:Vivid BAD SQUAD&巡音ルカ
7 トンデモワンダーズ
作詞・作曲:sasakure.UK
歌唱:ワンダーランズ×ショウタイム&KAITO
8 踊れオーケストラ
作詞・作曲:YASUHIRO(康寛)
歌唱:ワンダーランズ×ショウタイム&巡音ルカ
9 悔やむと書いてミライ
作詞・作曲:まふまふ
歌唱:25時、ナイトコードで。&初音ミク
10 フォニイ
作詞・作曲:ツミキ
歌唱:25時、ナイトコードで。&MEIKO
11 千本桜
作詞・作曲:黒うさ
歌唱:初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO
12 テレキャスタービーボーイ
作詞・作曲:すりぃ
歌唱:ワンダーランズ×ショウタイム&鏡音レン
13 にっこり^^調査隊のテーマ
作詞・作曲:じーざす
歌唱:ワンダーランズ×ショウタイム&初音ミク
14 天使のクローバー
作詞・作曲:DIVELA
歌唱:MORE MORE JUMP!&鏡音リン
15 心予報
作詞・作曲:Eve
歌唱:MORE MORE JUMP!&初音ミク
16 街
作詞・作曲:jon-YAKITORY
歌唱:Vivid BAD SQUAD&鏡音リン
17 DAYBREAK FRONTLINE
作詞・作曲:Orangestar
歌唱:Vivid BAD SQUAD&初音ミク
18 ビターチョコデコレーション
作詞・作曲:syudou
歌唱:25時、ナイトコードで。&初音ミク
19 ロウワー
作詞・作曲:ぬゆり
歌唱:25時、ナイトコードで。&MEIKO
20 ヒバナ -Reloaded-
作詞・作曲:DECO*27
歌唱:Leo/need&初音ミク
21 ステラ
作詞・作曲:じん
歌唱:Leo/need&初音ミク
<アンコール>
22 群青讃歌
作詞・作曲:Eve
歌唱:初音ミク&鏡音リン&鏡音レン&巡音ルカ&MEIKO&KAITO
23 Journey
作詞・作曲:DECO*27
歌唱:初音ミク&星乃一歌&花里みのり&小豆沢こはね&天馬司&宵崎奏
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」公式サイト
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ダウンロードページ
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
- 関連タイトル:
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
- この記事のURL:
キーワード
- iPhone:プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
- iPhone
- リズム/ダンス
- アドベンチャー
- Colorful Palette
- セガ
- セガ注目タイトル
- 女子にも人気
- 無料
- Android:プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
- Android
- イベント
- ライター:飛鳥

(C)SEGA / (C)Colorful Palette Inc. /
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net All rights reserved.
(C)SEGA / (C)Colorful Palette Inc. /
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net All rights reserved.