プレイレポート
「グランサガ」はアニメ寄りのグラフィックスで遊べるオンラインRPG。かつて世界を救った騎士団がなぜ……? 先行プレイレポートを掲載
今回4Gamerは,そんな本作の開発版をプレイさせてもらえたので,正式配信に先駆けてその中身をレポートしよう。
※本記事は開発版を使用して制作しています。正式版とは異なる場合があります。
「グランサガ」公式サイト
「グランサガ」ダウンロードページ
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ゲームのストーリーは,かつて世界を救い,伝説となった騎士団「グランナイツ」に憧れる青年騎士の「ラス」と,その仲間たちが,魔物に追われていた不思議な少女「セリアード」と出会うシーンから描かれる。しかし「セリアード」はほとんどの記憶を失っており,手がかりとなるのは彼女が持つ不思議なブローチと,ブローチから出現した精霊「ロム」だけ。
「セリアード」は成り行きから「ラス」たちの一団に加わり,彼女の身元などを調べることになるが,都市の中心部で「カルシオン」に襲われてブローチを奪われてしまう。しかも「カルシオン」は,「ラス」が憧れる元「グランナイツ」の1人だ。
「カルシオン」の目的も不明のまま,まずはブローチを取り戻すべく,彼を追ってワールドマップへと冒険に繰り出すというのが,導入部分となっている。
キャラクターだけでなく,道中で立ち寄ることになるフィールドや街の景観にも注目してほしい。剣と魔法のファンタジーを文字どおり体現したかのような風景に,つい足を止めてカメラを回転させてしまうこと請け合いだ。
本作は“キャラガチャ”ナシ!
当面は好きな3人を育てていこう
本作のバトルは,3人のキャラクターをパーティに編成し,基本的には敵の属性に合わせてキャラを切り替えながら戦っていく形式だ(※一部のバトルではAI操作で残りの2人も参戦する)。
いわゆる“キャラガチャ”は存在しないゲームなので,ゲーム序盤から手持ちのキャラが他人と比べて不足している,ということはない。
ゲーム開始時点では,「ラス」(火属性),「セリアード」(水属性),「ウィン」(土属性),「キュイ」(火属性),「カルト」(闇属性),「ナマリエ」(風属性)の6人がアンロックされている。この中から好きな3人をメインパーティに編成し,ストーリーやサブクエストを進めながら,ゲームに慣れていくといいだろう。
バトルシステムはターゲティングタイプだが,敵の強力な攻撃には予兆として危険範囲が表示されるので,移動やスキルで対応する必要がある。とはいえオート機能が充実しているので,片手間でも遊びやすい。
戦闘面で大きな割合を占めるのが,「グランウェポン」の存在である。「グランウェポン」はキャラクターにセットできる装備品の扱いで,キャラが発動できるスキルは装備した「グランウェポン」次第だ。
「グランウェポン」で発動できるスキルは,シンプルに強力な攻撃だったり,ステータスを強化したり,回復したりと,その効果はさまざま。さらに「グランウェポン」はゲージがたまると“グランスキル”という強力な効果も使える。
「グランウェポン」のほか,「アーティファクト」の存在も欠かせない。「グランウェポン」がいわゆるアクティブスキルの役割を担うが,「アーティファクト」はパッシブスキルをキャラに付与するものとなっている。その効果は通常攻撃の威力を高めたり,回避率をアップさせたりといった具合に,多岐にわたる。
セットした「グランウェポン」と「アーティファクト」がキャラクターの性能を決めるので,自分が考える最強(もしくは最高)のカスタマイズを目指すのも面白い。
なお,「グランウェポン」は強化を通じてレベルアップできる。手に入れた「グランウェポン」はその性能をよくチェックし,汎用性が高そうなら強化しておけば,ゲーム序盤から取り回しやすいだろう。
そのほか,各キャラクターはレベルアップに応じてCPを獲得し,そのCPを割り振って潜在能力を開放できる。育成ボードの好きなマスを開放して能力アップという定番のアレだ。
「グランウェポン」の強化やキャラクターのレベルアップだけでなく,騎士団(プレイアブルキャラクターたち)との交流といったコンテンツも育成要素となっているので,強くなる方法は戦いばかりではない。
今回は開発版の関係上,多人数が参加できるフィールドや,「殲滅戦」といったマルチプレイ系コンテンツには触れられなかったが,そのあたりは正式版のプレイで楽しみたい。
忙しいタイミングはオートに任せ,十分に時間がとれるタイミングは仲間とマルチプレイに挑むというプレイスタイルでも,無理なくゲームを進められる「グランサガ」。アニメ寄りのグラフィックスで遊べるオンラインRPGと聞いて興味を引かれる人は,配信開始日である11月18日をぜひお楽しみに。