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「Google Play ベスト オブ 2022」発表。ベストゲーム&ユーザー投票の二冠を“ヘブバン”が制す。さらに近年の動向もGoogleに聞いてきた
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印刷2022/12/01 10:16

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「Google Play ベスト オブ 2022」発表。ベストゲーム&ユーザー投票の二冠を“ヘブバン”が制す。さらに近年の動向もGoogleに聞いてきた

 Google Playは本日2022年12月1日,その年のベストゲームなどを表彰する「Google Play ベスト オブ 2022」の結果を発表した。

 Google Play ベスト オブとは,スマートフォンアプリなどの総合プラットフォーム「Google Play」が毎年開催しているアワードで,Google独自の指標による各部門ごとのアプリ選定のうえ,ユーザー投票などで結果が左右される年末恒例のイベントである。

 おおよそ,普段使いしているアプリで「投票をお願いします!」などの文言を見た人は,けっこうな数がいることだろう。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「Google Play ベスト オブ 2022」発表。ベストゲーム&ユーザー投票の二冠を“ヘブバン”が制す。さらに近年の動向もGoogleに聞いてきた

 アプリは主に「ゲーム部門」「アプリ部門」に分かれており,それぞれ細かな部門などが設定され,受賞アプリが決まっていく。

 2022年はさらに「タブレット部門」「社会貢献部門」「ウェアラブル部門」,ゲーム世界に入り込めるような作品を表彰する「ストーリー部門」に,今年はじまった定額サービス“Google Play Pass”で人気のアプリを対象とする「Play Pass部門」などが新設された。

 本稿では今年度の受賞内容について,本施策の担当者と話をしながら,近年の動向についてうかがってきた小話も添えてお届けする。


ゲーム部門は「ヘブバン」をはじめ20アプリを選出


 まずは過去の振り返りとなるが,例年のラインナップに関しては思い出す限り,ゲームおよびアプリともに納得の結果となっている。

 なかでも昨年度のゲーム部門は,Cygamesの「ウマ娘 プリティーダービー」が(Google独自の指標で選出される)ベストゲームとユーザー投票で史上初の二冠を達成し,その影響力の大きさを見せつけた。

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 そして今年のゲーム部門,2021年10月〜2022年10月ごろにリリースされたアプリを対象とする2022年度のベストゲームには,「最上の、切なさを。」をキャッチコピーとした,Wright Flyer Studios×Keyの「ヘブンバーンズレッド」(以下,ヘブバン)が選定された。

 ヘブバンはさらに,全20作品がノミネートされたユーザー投票部門においても大賞に選ばれ,昨年のウマ娘に続いて二冠達成アプリとなった。そのほかにノミネートされた19作品は以下のとおりだ。

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・「グランサガ」
・「Pikmin Bloom」
・「オリエント・アルカディア」
・「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫」
・「鋼の錬金術師 MOBILE」
・「東方アルカディアレコード」
・「シン・クロニクル」
・「Tower of Fantasy(幻塔)」
・「遊戯王 マスターデュエル」
・「ディアブロ イモータル」
・「アイドルマスター SideM GROWING STARS」
・「ドラゴンクエストけしケシ!」
・「ポンボール」
・「転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚」
・「BTS Island:インザソム」
・「Apex Legends Mobile」
・「空の勇者たち」
・「アリスフィクション」
・「夢職人と忘れじの黒い妖精」



 2年前までとは違い,2年連続で二冠アプリが誕生したとなると「近年は市場動向とユーザー人気が密着しきり,一定のラインを超えるとその証明として,今後も二冠アプリが生まれ続けるのでは?」という見方をしたくなるが,担当者らは現時点ではそれほど心配していないという。

 ベストゲームはGoogle側がさまざまな角度で検証し,選定するものだが,ユーザー投票については毎回「いかにアプリ側が推すか」「いかに(投票)推しのファンがいるか」の影響もあるらしい。
 とはいえ「宣伝すること自体の影響があるかどうかも,我々は正直分かりませんので,神のみぞ知るですが……(笑)」とも言われたため,集約されるのはつまるところ,ユーザー側の動きというわけか。

 また,ゲーム部門では(ノミネート年度の)2年以上前にリリースされたアプリの長期運営を称える「オンゴーイング部門」も新設され,ここでは大賞に「パズル&ドラゴンズ」,さらに「Fate/Grand Order」「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」「原神」「モンスターストライク」の4作品が選出された。

 端的に,ケチのつけようのない殿堂入り枠と思っていいだろう。

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 一方,部門別の受賞として,エキサイティング部門は「遊戯王 マスターデュエル」,ストーリー部門は「鋼の錬金術師 MOBILE」,キュート&カジュアル部門は「ドラゴンクエストけしケシ!」,インディー部門は「SOULVARS」の4作品を筆頭に,計16タイトルが受賞した。

 加えて,新設のPlay Pass部門では提供後にとくに反響が大きかったとされる「FINAL FANTASY VII」,マルチデバイスにも対応していくという意思の表れのタブレット部門では「鋼の錬金術師 MOBILE」,Chromebook部門では「Roblox」などが選出された。

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 ちなみに,今年度の海外で高く評価された日本のゲームとしては,台湾および香港で人気に火が着いた「ウマ娘 プリティーダービー」,韓国における「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」といったアプリの名が,担当者より挙げられた。

 ウマ娘に関しては韓国でも配信中で,今年のG-STAR 2022でもキタサンブラックのコスプレイヤーをよく見た(と4Gamer編集者が言っていた)が,同会場内でのプロセカブースも人の群れを呼び寄せる力がすさまじく,実際ウマ娘も韓国側で同じくノミネートされていたようだが,今年の少し上の位置につけたのは,プロセカのほうだったようだ。

 他方で,分かりやすく「Apex Legends Mobile」が上位な地域など,日本のゲーマーにはなじみ深いギャップは今年も健在のようだ。それでも昨今は「原神」など,海外系のアニメ調ゲームが世界中でより根強く浸透してきたため,一昔前の“まるで顔ぶれが違うランキング”とまではなっていないとのこと。これにより,間接的に日本市場もグローバル市場との親和性が強まってきた,などと腕力任せの論も展開しやすくなる。

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アプリ部門は動画にダイエットにバラエティ豊か


 ゲームと違ってまったくもって予想がつかなかったアプリ部門では,映像作品や電子書籍などを配信するサービス「U-NEXT」がベストアプリに選ばれた。なお,ノミネートアプリはゲーム側とは異なり,2022年度のリリースに限らず,Google独自の指標によって選出されている。

 その理由の大きくは“ライフスタイルに即したアプリは,長年のサービスによる進化と愛着で化ける”といった傾向が強いらしく,例えばユーザー投票部門で大賞を獲得した「ダイエットアプリあすけん」も,アプリの配信開始は2013年と約9年前であるが,食事を写真撮影すると自動解析でカロリーを検出してくれる機能などの追加実装で反響を呼び込み,この年になって満を持しての受賞となったようだ。
 当初からのユーザーであれば,感慨もひとしおだろう。

 ゲーム側は一過性,とまでいうと言葉が悪いが,1年間の足の速さが求められるのに対し,アプリ側はより持続力が求められるといったところ。なお,そのほかのノミネートは下記のようになる。

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 エンターテイメント部門では,ウェブトゥーンに強い「HykeComic」。生活お役立ち部門では,家計簿とVisaカードを連動させた「B/43 - 家計簿プリカ」。自己改善部門では同じく「ダイエットアプリあすけん」,隠れた名作部門(※)では「Awarefy - 認知行動療法アプリ」を筆頭に,各部門に連なる計12アプリが選出された。

※「皆さん隠れてるつもりはないでしょうから,僕らがこう言ってしまうのも失礼な話ですが……」と釈明されつつも,隠れ家的な意味で

 パッと見て分かるのは,ゲーム側は界隈を追っていれば大多数のタイトルを見聞きできてしまえるが,アプリ側は人それぞれの生活により密接にひも付いているとあってか,ノミネートが予想しづらい。
 それだけに,セールスや今の人気へのお祝いといった印象が先立つゲーム部門と異なり,アプリ部門は「こういうのが本当に人気のようです」と教えてくれているようで,あらためてしみじみと参考になる。

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 さらに,新設のウェアラブル部門では説明不要の「LINE」,社会貢献部門では「ピリカ - ごみ拾いアプリで社会貢献-」,タブレット部門ではこちらも「U-NEXT」が受賞している。

 とくに興味深いピリカに関しては,マップアプリのように地図を広げ,ゴミを拾った場所に「ここをキレイにしました」などとチェックすると,ユーザー間でいいね的な反応がもらえるというものだ。

 ちょっと話を聞くだけでも,それがどういう面白さで,SNS的な欲求を満たせる仕組みなのかを理解できてしまい,同アプリの社会貢献とアクティビティとコミュニティを融合する絶妙な設計にうならされる。

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 Google Play ベスト オブ 2022では,昨年のウマ娘に続き,ヘブバンが二冠を達成した。2023年度も同じ流れが続けば,それだけ市場に与える影響の大きいアプリが生まれたことの証明となって業界も明るいが,それ以前のように2つのアプリが分け合うのも,二冠が続いてきたからこそ面白い展開に見えそうである。今年もまだ1か月の月日が残っているが,来年のゲーム動向にもさっそく期待が向いてしまう。

「Google Play ベスト オブ 2022」発表ページ

  • 関連タイトル:

    Google Play Pass

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