連載
情報はこうやって伝わる。スマホ向けパズル「Transmission」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第2131回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,画面内に点在する端末を適切につなげていく,スマホ向けパズルゲーム「Transmission: Information Age」(iOS / Android)を紹介しよう。
電話やインターネットは,一体どのような仕組みで動いているのか? 端末同士のつながりがそれぞれ異なる,つまりステージごとにルールの違うパズルを体験していける,なんとも知的なゲームだ。
「Transmission: Information Age」ダウンロードページ
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プレイヤーが最初に挑むのは「通信の仕組み」だ。電信や電報などの情報伝達というのは一方向での送信・受信であるため,パズルのルールもそれに則り,ソースを端末にスライドするだけでクリアとなる。
通信の初歩を学んだのち,ステージを進めていくと,課題が電話やインターネットへと移る。徐々に複雑化するパズルをクリアしていき,一定数の「スター」を獲得していけば,新たなステージが開放される。
電話のステージでは交換機が登場し,情報を分配する必要が出てくる。PCのステージでは情報が複数の端末間を経由し,場合によっては情報をループさせる必要も出てくる。
プレイ状況はいつでもリセットできるので,わけが分からなくなったら,いったんリセットして考え直すのもいいだろう。
ある程度のステージを攻略すると,ステージクリア条件に「オプション項目」が用意される。ステージごとの課題をクリアすることで,追加のスターをもらえるギミックだ。
なお,次のステージにはクリア条件さえ満たしていれば進めるので,難しいと思ったら,オプション達成は後回しにしてもいいだろう。
情報伝達をテーマにした変わり種でありながら,ゲーム自体のルールはしっかりと構築されているので,難しすぎず簡単すぎずな,ちょっとした思考能力を養える本作。
題材に興味がない人でも楽しめるので,「IOTってなに?」と焦りを感じている人は,このゲームで情報社会の仕組みを学んでみよう。
著者紹介:瑞嶋カツヒロ
Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。思春期にTFCに傾倒したのが運の尽き,"キャプチャー・ザ・フラッグ"こそ最高のゲームモードと考えるようになった。早くVRで魔法少女になりたい。
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(C)2014 Board of Trustees of the Science Museum
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