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マジック:マナストライク
  • Netmarble
  • 発売日:2020/01/29
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
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印刷2020/01/14 14:48

プレイレポート

「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

 Netmarbleは現在,スマートフォン向けアプリ「マジック:マナストライク」iOS / Android)の事前登録を受付中だ(※4Gamer関連記事)。

画像集#001のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

 本作は,トレーディングカードゲーム(TCG)「マジック:ザ・ギャザリング」(以下,マジック)の世界観をベースに作られた新作タイトルだ。ジャンルはTCGではなく,同社の説明によるとリアルタイム戦略対戦ゲームとなっている。
 今回4Gamerは,正式サービス開始前の本作に触れる機会を得られたので,先行プレイレポートをお届けしよう。TCGの経験者はもちろん,対戦ゲームが好きな人もぜひチェックしてほしい。



1対1で戦うリアルタイム戦略対戦ゲーム

プレインズウォーカーを軸とした“攻め”に注目


 掲載スクリーンショットを見て,ゲームの大まかな雰囲気がイメージできる読者もいるだろうが,念のため基本ルールから順番に説明しよう。

 本作は,マジックに登場するさまざまなクリーチャーを召喚して戦わせる,1対1の対戦ゲームである。画面下部のカードをスワイプしてクリーチャーを召喚すると,あとはプレイヤーが操作せずともオートで進軍し,敵を発見すると攻撃も行う。そして敵陣営ににいるガーディアンを倒せばこちらの勝利となる。

 カードの使用時に必要なリソースのマナは,時間経過に応じて少しずつ蓄積されるため,いつでも好きなだけクリーチャーを召喚できるわけではない。マナの残量や手持ちのカードのラインナップ,そして対戦相手の出方などを見ながら,攻めるときと守るときのタイミングを見極めるのがポイントとなる。

画面下部にはデッキから抜き出された4枚のカードが並べられている。これらのカードをフィールドにスワイプすると,マナと引き換えにクリーチャーの召喚や呪文効果が発動する
画像集#002のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

1マナの回復に3〜4秒を要するため,立て続けにカードを使えるとは限らない。移り変わる戦局を注視しながら,次の一手を繰り出すタイミングを見極めよう
画像集#003のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

 上記の基本システムに加えて,本作ならではの特徴といえるのがプレインズウォーカーの存在である。マジックにも登場しているカードだが,本作におけるそれはデッキ内に1体だけ盛り込めるクリーチャーの一種で,いわゆるヒーローユニットに近いものだ。

 画面下部にはデッキから引いた4枚のカードとは別に,プレインズウォーカー専用のスロットがある。このスロットは固定で,しかも,召喚時にマナを必要としないため,その気になればいつでも使用可能なのだ(1ゲーム中に3回まで召喚可能という制限はある)。また,一般的なクリーチャーとは異なり,専用のアクティブスキルも用意されている。

 もうひとつの大きなポイントは,プレインズウォーカーが敵陣に攻めている最中は,その周囲に他のクリーチャーを召喚できるという部分だ。
 多くのリアルタイム戦略対戦ゲームは,自陣にしかクリーチャーを召喚できない。そのため,仮にこちらがプッシュしている状況で追加ユニットを投入しても,前線に到着するまでに時間を要し,相手に挽回のチャンスを与えやすかった。その点,本作では,プレインズウォーカーのすぐ隣にクリーチャーを召喚することで,よりアグレッシブな攻めも可能となるのだ。

 なお,1回のゲームプレイにおける制限時間は3分間だが,残り時間が1分を切るとタイトル名にもあるマナストライクなるものが発動し,マナのチャージ速度が上昇する。上述したプレインズウォーカーの仕様を含め,ゲーム終盤における攻防は他のリアルタイム戦略対戦ゲームよりも激しくなりそうだ。

ガーディアンの手前には,サブガーディアンが2体配置されている。プレインズウォーカーは3回まで召喚できるが,敵のサブガーディアンを破壊すると1回分がチャージされる仕組みだ
画像集#005のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム


マジックにちなんだクリーチャーらが多数登場


 ゲームに登場するカードやプレインズウォーカーは,基本的にTCGと同じく5種類の色(白,青,黒,赤,緑)に属している(※どれにも属さない無色のカードもある)。デッキの構築時は,最初にプレインズウォーカーを選び,それと同じ色のカードを7枚選ぶという流れだ。

手持ちカードのなかから,プレインズウォーカー+7枚のカードによるデッキを事前に構築する。カードによって必要とするマナ量が異なるので,さまざまなタイプをまんべんなく盛り込むのが基本だ
画像集#004のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

 ゲームアカウントの作成時は,各色にちなんだプレインズウォーカー(計5体)と,それぞれの基本デッキが用意されており,最初はこれらを使うことになる。もちろん,各種コンテンツの報酬やアプリ内課金を通じてカードパックを入手できるほか,新たなプレインズウォーカーもアンロック可能だ。ゲームプレイを続けることでカードやプレインズウォーカーの資産が増え,それにより戦術の幅も広がることだろう。

最初から使用できるプレインズウォーカー

画像集#006のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
黄金のたてがみのアジャニ(白)
画像集#007のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
ジェイス・ベレレン(青)
画像集#008のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
リリアナ・ヴェス(黒)
画像集#009のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
チャンドラ・ナラー(赤)
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ニッサ・レヴェイン(緑)

ゲーム内で確認できた他のプレインズウォーカー
ギデオン・ジュラ(白),タミヨウ(青),野生語りのガラク(緑),ドビン・バーン(白青),ソリン・マルコフ(白黒),テゼレット(青黒),ウィルとローアン(青赤),ヴラスカ(緑黒),ドムリ・ラーデ(赤緑),ナヒリ(白赤),キオーラ(青緑)

 もちろん,通常のカードもTCGに準じたものとなっている。参考までに,最初から遊べるなかから,青単デッキを構築する各カードを以下に列挙しよう。

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同じカードを重複して獲得した場合は,それにゲーム内ゴールドを加えることでレベルアップが可能だ。どちらかというと,カードの強さよりもプレイヤーの采配に重きが置かれたバランスとなっている
画像集#034のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム 画像集#035のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

たとえ同じ色のプレインズウォーカーでもアクティブスキルなどが異なり,これを入れ替えるだけで戦術はガラリと変化する。ちなみにゲーム内のランクが4に達すると,2色が含まれたハイブリッドなプレインズウォーカーもアンロック可能となる
画像集#032のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム 画像集#033のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム


マジックらしさが随所で感じられる作り

もちろん未経験者でもOK


 繰り返しになるが本作のジャンルはリアルタイム戦略対戦ゲームで,TCGとは大きく異なる。マジックの経験者であれば,おなじみのカードがどのようにアレンジされ,どのような3Dモデリングでゲーム内に実装されているのか,ひとつひとつ興味深く見られるだろう。
 またゲームモードに関しても,一般的なレーティング戦のほか,「スタンダード」「シールドデッキ」「ドラフト」といったTCG由来と見られるものも用意されている。細かい部分までマジックらしさが感じられるゲームとなっているようだ。

 それでは一方の,マジック未経験者にとってはどうかというと,こちらも支障はなさそうである。このジャンルはもともとハードルが低いし,グラフィックスがリッチな本作は,重厚な世界観を好むプレイヤーが興味を示しやすそうだ。
 むしろ,フレーバーテキストなどの細かい部分もTCGに準じた本作をきっかけに,広大なマジックの世界へ一歩を踏み出すのもアリかも? と思えた。

対戦結果を踏まえて,プレイヤーのレーティングが変動する。このレーティングをもとに対戦相手とのマッチングが行われるため,白熱したバトルが期待できそうだ
画像集#021のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム

画像集#022のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
マジックにちなんだサブコンテンツも用意されている。この「シールドデッキ」は,まっさらの状態からプレインズウォーカー×5枚とランダムカード×25枚を獲得し,そのなかからデッキを構築して戦うというもの
画像集#023のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
「スタンダード」は,通常のデッキを使用して,6勝あるいは2敗するまでの戦績を競うというコンテンツだ。ちなみに,各カードのレベル上限に制限が設けられており,純粋に戦術を競える

画像集#024のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
詳細までは確認できなかったが,「ドラフト」も用意されている。最初に9枚のカードを用意し,自分が使用するカードと,対戦相手に渡すカードをそれぞれ選んでバトルを行う流れのようだ
画像集#025のサムネイル/「マジック:マナストライク」先行プレイレポート。プレインズウォーカーを軸とした攻めが痛快なリアルタイム戦略対戦ゲーム
いわゆるギルドに相当する「チーム」を結成し,リプレイデータの共有や不要になったカードの融通なども行えたりするそうだ

 最後に,一本のリアルタイム戦略対戦ゲームとして本作を見ると,印象に残ったのはやはり,プレインズウォーカーの存在である。ゼロマナで召喚でき,かつ敵陣でもクリーチャーを直ちに投入できるという仕様は,想像していた以上に攻めやすい
 3回の制限があるため,プレインズウォーカーを常時召喚できるというほどではないが,体感的には「使いたい」と思ったときに気兼ねなく召喚できるバランスとなっている。たたみ掛けるように攻める醍醐味を,初心者でも比較的味わいやすいだろう。

 それだけに,今回プレイした限りでは,いちど敵陣に攻め込んだ側が,最後まで押し切る展開が多かった。ただ,このあたりは,正式サービス開始後にプレイヤーが熟達し,また防御寄りのプレインズウォーカーやクリーチャーなどが追加されることなどで,少しずつ変化するだろう。ゆくゆくは,それぞれの色の特色を活かした戦術にも期待したい。

 リアルタイム戦略対戦ゲームのファンならよくご存じのとおり,このジャンルはプレイヤーの操作量が多くなく,画面の小さなスマホ端末でも奥深い戦術を楽しみやすい。この面白さが,人気IPの「マジック:ザ・ギャザリング」によって味付けされた本作は,今後さらなる注目を集めそうだ。現在,本作の事前登録受け付けが行われているので,興味を持ったら4Gamer関連記事や公式サイトで詳細をチェックしてほしい。

※開発中のバージョンをもとに執筆を行っており,細部が変更される可能性があります

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[2020/01/10 14:41]

「マジック:マナストライク」公式サイト

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