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レトロンバーガーOrder 41:「ナムコットコレクション」がFCタイトルだけだったので,FC以外から俺セレクションをクーソーする編
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印刷2020/07/04 00:00

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レトロンバーガーOrder 41:「ナムコットコレクション」がFCタイトルだけだったので,FC以外から俺セレクションをクーソーする編

画像(009)レトロンバーガーOrder 41:「ナムコットコレクション」がFCタイトルだけだったので,FC以外から俺セレクションをクーソーする編

 2020年6月18日,バンダイナムコエンターテインメントからNintendo Switch用ソフト「ナムコットコレクション」がリリースされました(※)。あと「NAMCO MUSEUM ARCHIVES Vol 1」PC / PS4 / Xbox One)ならびに同「Vol 2」PC / PS4 / Xbox One)も。

※無料ダウンロード版およびDLC第1弾は不具合のため配信を停止中。7月8日にDLC第1弾の配信が再開される予定。詳細は公式サイトを参照。

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 ナムコットとは,ナムコ(旧)が1984年発売のMSX版「パックマン」から1995年発売のゲームギア用ソフト「ギアスタジアム平成版」まで,家庭用ゲームに使用したブランド名。「ナムコットコレクション」は,同ブランドからリリースされたゲームを集めたオムニバスソフトです。発売と同時に,プレイアブルタイトルを追加するDLC第2弾および第3弾のラインナップも発表されています。

名作揃い! ……には違いないけど
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 ……うん。予想はしていましたが,ファミリーコンピュータ用タイトルだけですね。

 ファミリーコンピュータのナムコットってのは! 凄惨かつ悲壮な「スプラッターハウス」がわんぱくグラフィティになり! 「源平討魔伝」がボードゲームになり! 宇宙戦争映画をゲーム化すればサソリベイダー! まあ,いずれも遊べば面白いのですが。あと「バベルの塔」は激アツですが。そして「スターラスター」は神ゲーですが。

 しかしナムコットを謳っているのにファミリーコンピュータ用タイトルだけというのは,物足りなさが否めません。ラーメン屋に入ったらギョーザやチャーハンが無かったくらいの物足りなさです。ギョーザやチャーハンは無いけど新作のファミリーコンピュータ版「PAC-MAN Championship Edition」があるって? それは食べる。

DLC10本購入特典(パッケージ版は初期状態からプレイ可能)のファミリーコンピュータ版「PAC-MAN Championship Edition」。ちなみに20本購入特典はファミリーコンピュータ版「ギャプラス」です
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 そんなわけで,今回は「ナムコットコレクション 俺セレクション」でやっていきましょう(※)。要は空想……もといクーソーですよ,クーソー。クーソーは頭のコヤシですし,ラジオはアメリカンです。別の言い方をすれば「マイナータイトル限定ナムコット名作選」となります。

※個人の感想に基づきます。

 それにしても,「ボスコニアン」などを手掛けられた佐藤誠市氏いわく,ナムコが任天堂からファミリーコンピュータ用ソフトの年間販売タイトル数制限を課せられ,それが1社あたりの制限だったので回避策として立ち上げたのがナムコット(ブランドと同名の連結子会社)だったそうですが,それを考えると「ナムコットのファミリーコンピュータ向けタイトルを集めた任天堂ハード用のソフト」って,ちょっと面白いですね。


MSX2「ゼビウス ファードラウト伝説」


ちなみにエンディングデモによると,本作がゼビウスの物語である“ファードラウトサーガ”のエピソード1なのだとか
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 まず筆者が入れたいのは,「ゼビウス ファードラウト伝説(サーガ)」。発売は1988年で,プラットフォームはMSX2,開発は家庭用シューティングで名を馳せていたコンパイルです。

 本作はアーケード版「ゼビウス」を再現したRECONモードと,オリジナルのSCRAMBLEモードを搭載しています。後者について最大の特徴と言えるのが,自機セレクトの要素。おなじみソルバルウのほか,1986年発売のファミリーコンピュータ用ソフト「スーパーゼビウス ガンプの謎」では支援機として登場したゼオダレイ(ダレイ)とソルグラード(ファントム),そして3機が合体したガンプミッションを選択できます。なお,一般的な自機セレクトとは異なり,出撃順を選択して,撃墜されるたびに交代し,機体ごとに異なるエクステンドスコアを達成すると残機が追加されるという変則的な仕様です。

 3機分の性能を持つガンプミッションは圧倒的な火力を誇ります。4方向へのスパリオ(ESP弾)弾幕と,広範囲を爆撃するスーパーザッパー(対地スパリオ)! ただし当たり判定が大きく,エクステンドに必要なスコアが跳ね上がる(他の3機は5〜7万点のところ,ガンプミッションは30万点),諸刃の剣! ハイリスク&ハイリターン。これを浪漫と言わずして何と言いましょう。

 このエクステンド仕様は,機体の運用コストを感じさせてくれるので良いですよね。また,エリア5で登場する“黒いソルバルウ”も見どころです。アニメなり特撮なりでも定番の激アツなシチュエーション,「主人公と同じ姿の敵との戦い」ですよ。黒いソルバルウが発射するスパリオは破壊可能なので,正面からの連射で打ち破れるのですが,これも「コピーがオリジナルに勝てると思うなよ!」的な楽しさがあります。

 アーケード版の「ゼビウス」自体,「物言わぬゲームから壮大な背景を感じてくれ!」といったスタンスでしたが,「ゼビウス ファードラウト伝説」はその部分がパワーアップされた印象です。


PCエンジン「ゼビウス ファードラウト伝説」


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 1本目はゼビウスでしたが,ゼビウスに次いで入れたいのもゼビウス。1990年発売のPCエンジン用ソフト「ゼビウス ファードラウト伝説(サーガ)」です。

 先ほどのMSX2用ソフトとPCエンジンでタイトルが同じですし,発売年も近く,開発も同じくコンパイル,アーケード版再現モードと家庭用オリジナルモードを搭載したりもしていますが,中身はまったくの別物です。MSX2版はオープニングデモ以外に明確なストーリーが語られませんが,PCエンジン版では幕間デモでストーリーテリングが行われます。

 PCエンジン版は,このストーリーがアツい! 1万6千年前の超古代文明時代におけるガンプ(ゼビウス軍首脳のバイオコンピュータ)と反抗勢力の戦いから始まり,惑星・ゼビウスでゼビウス軍の兵器を鹵獲して戦ったり,アーケード版では果たせなかったガンプレプリカとの決戦まで描かれたりします。

 遠藤雅伸氏の「小説ゼビウス: ファードラウトサーガ」でもアーケード版の前日譚までしか描かれていませんでしたので,ガンプレプリカとの決着をつけられるのはスッキリした気分になれますね。エンディングデモでは「しかし……」という不穏な言葉で締めくくられますけど。本当の決着は「ゼビウス3D/G」になるそうですが……アーケード版エンディングの衛星大爆発もPlayStation版エンディングの地上絵ビームも演出としてよく分からないんですよね……。


PCエンジン「ワンダーモモ」


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 もっとゼビウスの話をしていたいところですが,それはともかくPCエンジンは素晴らしい。KONAMIから3月19日に発売された「PCエンジンmini」の収録タイトルを見てください。「源平討魔伝」「スプラッターハウス」「ワルキューレの伝説」「ギャラガ'88」……8bit機なのにファミリーコンピュータとは見た目からして段違い!

 ただ,残念ながらPCエンジンminiには入らなかったナムコットタイトル……1989年発売の「ワンダーモモ」も欲しかった! 昨年のバンダイナムコエンターテインメントフェスティバルでは,桃井はるこさんが「ワンダーモモ」&「ワンダーモモーイ」を歌っていらっしゃったモモです。765プロの前社長・高木順一朗氏が最初にプロデュースしたというモモです。PCエンジン版は幕間デモの一枚絵が追加されて,よりモモを楽しめます。レッツ,モモいじりモード!(デバッグモードの名称)


スーパーファミコン「ザ・ブルークリスタルロッド」


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 PCエンジンといえば,ゲームスタジオの開発による「ドルアーガの塔」もすばらしい出来でした。グラフィックスが大幅にパワーアップしているだけでなく,メディアファクトリーの「ナムコミュージアム VOL.4 超研究」で遠藤雅伸氏が語ったところによると,フロアが正方形のPCエンジン版こそが本当にやりたかった「ドルアーガの塔」の迷路だったとか。

 「ナムコットコレクション」には第1弾DLCに「ドルアーガの塔」,第3弾DLCに「カイの冒険」がありますが,こうなると欲しくなるのが,1994年発売のスーパーファミコン用ソフト「ザ・ブルークリスタルロッド」。このゲームは,バビロニアン・キャッスル・サーガを締めくくるタイトルです(時系列的には「カイの冒険」→「ドルアーガの塔」→「イシターの復活」→「ザ・ブルークリスタルロッド」)。

 もしも1本のソフトでバビロニアン・キャッスル・サーガを通して楽しめる「バビロニアン・キャッスル・サーガ・アンコール」なんて出たら実に良いですね。実に。あとアーケードゲーム「ドルアーガオンライン ザ・ストーリー・オブ・オーン」が家庭用機に移植されたら3万円までなら悩まず買います。もうちょっと高かったら悩んで買います。


メガドライブ「デンジャラスシード」


「デンジャラスシード」の写真だけ間に合いませんでした(代理:夜空を見上げるメガドライブ)
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 すばらしい移植と言ったら忘れちゃいけないのが,トーセの開発による1990年発売のメガドライブ版「デンジャラスシード」。アーケード版は敵弾が速かったり破壊可能弾が硬かったりして難度が高いうえ,ワンコインクリアには最弱のα号による中盤までの突破が実質的に必須とあり,比較的遊びにくいタイトルでした。しかしメガドライブ版では,グラフィックスこそ若干貧相になったものの,難度調整や残機の仕様変更が施されて爽快にプレイできるようになりました。

 本作の自機・ムーンダイバーもガンプミッションよろしく3機合体の戦闘機なので燃えますね。また,オリジナルステージや合体フォーメーションの変更機能も追加されており,メガドライブ版こそ実質的な「完全版」と言えるのではないでしょうか。


メガドライブ「バーニングフォース」


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 メガドライブのナムコットタイトルと言ったら,プラットフォーム独占&中古市場でプレミア価格の「スプラッターハウス PART II」および「スプラッターハウス PART III」も挙げたいところですが,そこは商標出願(関連記事)が行われた「SPLATTER HOUSE アンコール」に期待しましょう。なので,ここは1990年発売の「バーニングフォース」

 ビットマップ拡縮&回転を持ち味とするSYSTEM II基板のゲーム,ましてその機能を活用した奥スクロールシューティングを,拡縮&回転を持たないメガドライブに移植するのは無茶もいいところ。ですが,なかなかどうして本作はハイレベルな移植に成功しています。エンディング画面で制帽を被った天現寺ひろみの姿を見られるのはメガドライブだけ!(アーケード版ではパックマン型の冠)

「SPLATTER HOUSE アンコール」は正式発表すらまだですが,これだけタイトル名が英字表記だったり,「ミスタードリラーアンコール」や「塊魂アンコール」が旧作の現行機移植だったりするので,何となく察せられるものはありますね
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スーパーファミコン「ミリティア」


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 メガドライブに対し,スーパーファミコンでのナムコットタイトルと言ったら何でしょうか。「コズモギャング・ザ・ビデオ」「リブルラブル」といった移植作の印象が強いですが,せっかくなら欲しいのは先ほどの「ザ・ブルークリスタルロッド」のようなプラットフォーム独占タイトル。そこで「ミリティア」でいきましょう。

 「ミリティア」は1994年に発売された,一種のリアルタイムストラテジー。反物質兵器による終末戦争で実質的に崩壊した地球を舞台に,地球の支配を目論むスペースコロニーの軍閥と,それに対抗する民兵の戦いが描かれます。絵面が割と地味めですが,噛むほど味が滲み出てくるスルメ的なゲームです。ナムコには珍しい人型ロボットのバトラーが登場するのも注目ポイントですね。


PlayStation「スターブレードα」


※ゲームアーカイブス版
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 PlayStationでも序盤はナムコットブランドが使われていましたが,途中でブランド名の使用が終了となりました。最後にナムコットのロゴを冠したソフトは,1995年3月に発売された「鉄拳」と,「スターブレードα」です(同日発売)。

 「スターブレードα」は大型筐体のアーケード向けタイトル「スターブレード」を移植したもの。航宙機・FX-01 ジオソードの砲手となって未確認知的機械種・UIMSを撃破していくレールシューティングゲームです。筐体は凹面鏡を用いた“無限遠投影システム”が特徴的でした。これSwitchで出たら,ゲームボーイの「ライトボーイ」やゲームギアの「ビッグウインドー」みたいな様式のアクセサリで再現できないものか……?

 アーケード版はテクスチャの無いSYSTEM21基板だったので,爆炎などの2Dグラフィックスを用いた演出以外は,いわゆる生ポリゴンで描写されていました(個人的には,この時代のツルッとしたビジュアルに独特の魅力を感じたりもします)。メガCD版ではキャラクターがワイヤーフレームになったりもしましたが,PlayStation移植版ではテクスチャに対応! 背景はレンダリングでなくムービーとなったものの,前述の無限遠投影システムが無いことを補って余りあるプレイ体験を得られるタイトルです。

「スターブレードα」のパッケージ版が手元に無いので,引っ張り出してみた3DO版「スターブレード」。発売元がナムコ,販売元が松下電器という体制のためか,これはナムコットのブランド表記がナシ
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ゲームギア「ギャラガ'91」


同名のLSIゲームも出ていたとか
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 UIMSは銀河人類(ギャラクシアン)にとって母星(地球)を占領したこともある“怨敵”ですが,その一方で“仇敵”と言ったら,やっぱりギャラガ。ギャラガシリーズはいろいろあるものの,「ギャラガ'88」はちょいちょい移植されているので,せっかくなら1991年に発売されたゲームギア用ソフト「ギャラガ'91」が欲しいですね。解像度は低いけどデカキャラだって出るから,同じ8bit機向けタイトルであるファミリーコンピュータ版「ギャラガ」に負けていない! それに,SG-1000用ソフト「セガ・ギャラガ」と比べたら段違いのパワーアップと言えるでしょう。

 ちなみに欧州版「ギャラガ'91」は「Galaga 2」というタイトルで出ていて,正統続編みたいな雰囲気を出していたとか。ついでに北米では「ギャプラス」「Galaga 3」というタイトルになったりもしています。そして「ギャラクシアン」は「ギャラクシアン2」が無いものの,タイトルを継承した「ギャラクシアン³」がありますね。でも1981年に米・Entex Industriesがナムコ非公認のVFDゲーム「Galaxian 2」を発売していて,2005年の映画「DOOM」に登場していたりもするとか。カオスか。


X68000「スターラスター」


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 UIMSにギャラガと来たら,バッツーラも欲しくなるものです。そんなわけで1994年発売のX68000版「スターラスター」! 発売が電波新聞社だからナムコットブランドじゃないけど,オリジナルはナムコットだからね!?

 そんなオリジナルの「スターラスター」は,「ナムコットコレクション」のDLC第1弾に含まれていますが,そのファミリーコンピュータ版から10年近い歳月を経てPC向けにリリースされたのが本作。現代的に言えばリマスターです。ゲームシステムやグラフィックスが全面的にブラッシュアップされているうえ,ラスボスを倒した後に「スターブレード」のUIMSコマンダーが襲撃してくる新要素があったりもします。エンディングの,地球の青さも感動的なんだコレが……。


PCエンジン「ファイナルブラスター」


ちなみに「ブラスト・オフ」は家庭用未移植なので,それはそれで移植してほしいところ
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 電波新聞社といえば,X68000版「ボスコニアン」はBGMが超カッコよかったですね。「スターラスター」にはボスコニアン軍の宇宙ステーション(UGSFが接収したもの)が登場したり,「ボスコニアン」の続編である「ブラスト・オフ」には「スターラスター」の敵要塞・ディスラプターが登場したりと,ボスコニアンシリーズはスターラスターとの接点がいくつかあります。

 そんなボスコニアンシリーズの最終作が,1990年に発売されたPCエンジン用ソフト「ファイナルブラスター」。前2作はメカメカしいビジュアルでしたが,本作の終盤では“有機的発達をとげたボスコニアン文明”(マニュアルより抜粋)の敵前線惑星へと踏み入り,プレイヤーはボスコニアンの真実と見(まみ)えることになります。

 まあ,ボスコニアンって設定上はヒューマノイド種族なので,ラスボスの生首オバチャンが何の真実かってのは,正味よく分からないのですが。あとバキュラっぽい物とかナスカの地上絵っぽい敵とか,ゼビウス感のある物も出るよ!


PlayStation「スターイクシオン」


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 スペースオペラ系ナムコゲームが揃ってきたら,さらに欲しくなるのが1999年発売のPlayStation用ソフト「スターイクシオン」! これまでいくつもの侵略的種族を退けてきた銀河人類に対し,ギャラガ,ボスコニアン,バッツーラ,UIMS,さらに未知の勢力・サディーンが一斉侵攻をかける!(COMMANDモードでは「ギャラクシアン³」のゾルギアも!)

 この窮地に,銀河人類は現役・退役を問わず航宙機および航宙艇を徴発して総力戦を展開! 銀河の歴史にひとつのピリオドを刻み込む,最終決戦の幕が開く!!

 「ギャラガ’91」「ファイナルブラスター」「スターラスター」「スターブレードα」を(妄想で)揃えるのは,言わば鍋を煮込むようなもの。そう,これがUGSF鍋です。

 そして,それらに添える「スターイクシオン」は,鍋が空いた後,ダシが出まくった煮汁へ放り込むうどんみたいなもの。そう,これがUGSFうどんです。

 「1999年発売って,ナムコットブランド終了後じゃねえか!」と思うかもしれませんが,本作の取扱説明書の裏表紙を見てみましょう。そこに記載されている問い合わせ先の名称は「(株)ナムコ・ナムコット係」。なので,本作も「ナムコット時代のタイトル」と言えないことも……なくない? なくなくなくない?

公式サイトが「ナムコワンダーページ」と呼ばれているのも時代を感じますね
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MSX2「ワルキューレの冒険II 遥かなる時の扉」


 鍋とうどんで腹が満ちたら,甘くて夢のあるデザートが食べたいですね。そこで望むのがMSX2の「ワルキューレの冒険II 遥かなる時の扉」です。

 本作は「ナムコットコレクション」第2弾DLCに含まれる「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説」の続編として制作されていたものの,発売中止となってしまったタイトル。コンパイルの「ディスクステーション」4号にデモが収録されたり,電波新聞社の「マイコンBASICマガジン」で敵キャラクターのデザイン公募も行われたりもしたとか。

 「ナムコットコレクション」開発元のエムツーさんはファミリーコンピュータ版「PAC-MAN Championship Edition」が出来たんだから,きっとこれもイケるって! たぶん仕様から考えないといけないけど,エムツーさんならイケるイケる!

デモはテキストとイメージビジュアルが表示されるだけのもの,それが収録された「ディスクステーション」は1989年4月発売だったので,ゲームが発売されていたとしたら1990年以降だったのではないでしょうか
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 というわけでアレですね。好き勝手に並べたら,胃もたれしそうなコッテリしたラインナップになりました。ギョーザ&チャーハンに火鍋と山盛り点心付きといった感じです。皆も自分なりの俺セレクションをSNSだの何だので公開して,他人を胃もたれさせよう!

 ただ,オールドナムコのディープなファンならば,このくらいあってこそ,初めて満腹になれるでしょう。冒頭でも述べましたが,ナムコットブランドが使われたのは1984〜1995年。「ナムコットコレクション」は,「ナムコクラシックII」しか1990年代のタイトルが無いので,ディープなファンからすれば「前菜だけ」のラインナップとなります(ファミリーコンピュータしばりゆえの必然ではありますが)。

 “往年の名作”の復刻をコンセプトに掲げるゲームは,なぜか未だにラインナップが1980年代のタイトルばかり。2017年発売のNintendo Switch版「NAMCO MUSEUM」でも,1990年以降のタイトルは「タンクフォース」だけでした。最近はPlayStationのローポリ時代くらいはレトロゲームと見なされる雰囲気が出てきたものの,まだまだ主流は1980年代です。

 筆者がレトロゲームに興味を持つきっかけとなったタイトルの1つが,小学生のころに触れた1995年リリースのアーケードゲーム「ナムコクラシックコレクションVol.1」なのですが,収録タイトルである1981年の「ギャラガ」や,1983年の「ゼビウス」および「マッピー」は,当時からしてクラシックな“往年の名作”(インストカードに記載)でした。

 12〜14年前のゲームは往年のクラシックタイトル。こう書くと普通な気がしますね。でも,今から12〜14年前のゲームといったら何でしょう? 答えはPS3「リッジレーサー7」やXbox 360「エースコンバット6 解放への戦火」です。タイトルを見ると,そんなに古くない気がしてしまいますよね。

 それに,「ナムコクラシックコレクションVol.1」は,12〜14年前のアーケードゲーム3本と各々のリメイク3本,計6本をまとめていたわけですから,2020年の感覚で言えば,「鉄拳5」「タイムクライシス4」「アイドルマスター」のオリジナルとアレンジを6本まとめて「ナムコクラシックコレクション〜ゼロ年代〜」とやってるようなもんですよ!(※) そんなゲームがあったら基板どころか筐体ごと買いたい!

※暴論〜!

 要は,レトロゲーム意識のアップデートは,実時間の進行に対して歩みが遅いわけです。このギャップがあると,ゲームがリリースされてから後に復古されるまでの期間は指数関数的に伸びていきます。それによって,どれだけのファンが空腹を抱えたまま待ちぼうけすることになるか! どれだけのタイトルが塩漬けのまま時を過ごしたり,冷凍庫の霜の中へと消えることとなるか! 「青春クイズカラフルハイスクール」の移植まだ!?

 そんなわけで,認知アップデートのため,1990年代のレトロゲーム――バンダイナムコエンターテインメントで言えばナムコットブランドの後半タイトルなどに,目を向けるべきではないかと。実質的に2000年代のゲームを復刻している「ミスタードリラー アンコール」PC / Nintendo Switch),「ことばのパズル もじぴったんアンコール」,「塊魂アンコール」PC / Nintendo Switch)は陰ながら高く評価していますが,「未着手ゾーンがあるよね!?」と。

 家庭用で復刻してほしいナムコットブランドのタイトルは先に挙げたとおりですが,アーケードで言えば,例えば「レイブレーサー」「サイバーコマンド」「エアーコンバット22」など,System 22基板のゲームを収録した「ナムコSystem 22コレクション」なんて出たら,とてもすばらしいコース料理だと思います。
 「ネビュラスレイ」(NB-1基板),「アウトフォクシーズ」(NB-2基板),「ティンクルピット」「F/A」(いずれもNA-1基板)などを収録した「ナムコNXコレクション」なんて出たら最高の満漢全席です。

 個人的願望が無いとは言いませんが,レトロゲームの認知をアップデートしたり,そのために移植作をリリースしたりするのは,ゲーム業界全体のためになるはずです。だから家庭用「アウトフォクシーズ」をください。あと販売が終了したバーチャルコンソールアーケードの「ソルバルウ」「ファイネストアワー」「バーニングフォース」「妖怪道中記」などを,できたらSteamにください。個人的願望が無いとは言いませんが,ゲーム業界全体のために。ついでに「しんぐんデストロ〜イ」iOS / Android)の復活ないしリブートも渇望しております。個人的願望が無いとは言いませんが,ください。

余談ですが,つい先日(7月2日)スーパースィープが配信した「とびだせ!スーパースィープ!!<Ver 39.0>」で,エムツーの堀井直樹社長が「ナムコットはゲームセンターのミニ版を家庭用に持ってくることがコンセプトだったらしい」という旨の話をされていて、「だから最初期のMSXソフトには“ゲームセンター”って書かれてたのか!」と膝を打ちました
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