「Circadian City」のアーリーアクセス版が9月24日にリリース。夢の中でだけ農業や家作りが楽しめる，仕事人間のライフシム

　パブリッシャのWay Down Deepは，トルコのNowhere Studiosが開発するライフシミュレーション「Circadian City」（PC / Nintendo Switch）のPC向けアーリーアクセス版を2020年9月24日にリリースすることをアナウンスし，α版のトレイラーを公開した。

「Circadian City」公式サイト

　「Circadian City」は，プレイヤーが夢に描く農場や家作りを楽しむという，よくあるライフシムのように見えるが，それはあくまで「プレイヤーキャラクターの夢の中の話」というひねりが効いた設定になっている。起きている間は，プレイヤーはボスや同僚に悩まされながらオフィスで仕事をこなし，帰って早く寝たくても，家族や友人とのディナーなど，さまざまなイベントに対処しなくてはならない。しかも，仕事や人間関係がうまくいかないと夢にネガティブな影響を与え，へたをするとモンスターが農場を荒らし回ったりすることもあるという，主人公の1日を丸ごとゲーム化したような，なんともシュールな作品なのだ。


　過去2年にわたって本作を開発しているNowhere Studiosは非常にオープンなスタンスのメーカーで，進行状況や確認されたバグ，ロードマップなどをプロジェクト管理ツールの「Trello」で詳しく公開している。アーリーアクセス版は1年間を予定しているため，公開当初は要素や作り込みの足りない部分も多いと想定できるが，現時点ではキャラクター生成やスキルツリーなどの開発に集中しているという。


　日本語の対応は予定されていないが，Nintendo Switch版はPC向けのアーリーアクセスが終了する2021年第3四半期のリリースを目標としている。9月24日には20％オフのセールも行われるとのことなので，気になる人はSteamストアページのウィッシュリストに登録しておこう。