「Cartel Tycoon」のアーリーアクセス版がリリース。1980年代の南米を舞台に麻薬ビジネスに手を染める危険な香りの経営シミュレーション

　tinyBuild Gamesは，ロシアのMoon Mooseが開発する新作経営シミュレーション「Cartel Tycoon」のアーリーアクセス版を公式サイト（リンク）にてリリースし，そのローンチトレイラーを公開している。


　「Cartel Tycoon」は，1980年代のラテンアメリカを舞台に，コカイン，マリファナ，メタンフェタミンなどの生産と販売を手掛けて巨大化する麻薬カルテルを運営していくという趣向のゲームだ。農場，工場，倉庫から流通システムや都市までを掌握し，ライバル組織の地域に乗り込んで駆逐しながら自分の拠点を大きくしていく。異なる能力を持つ幹部たちのヒエラルキーや任務の選択も重要となり，都市の選挙に介入して政治ごと乗っ取ってしまうようなこともできるようだ。


　もちろん，ライバルとなるギャングたちと敵対するだけでなく，地元警察やアメリカ情報機関が乗り込んできてボスが逮捕されたり，銃撃戦が展開して幹部を失ってしまったりということも起きる。プレイヤーは，そのたびに生き残った幹部を組織のリーダーに昇格させて，再び組織を強化していくという，内容は不真面目だがゲームとしては“スクラップ＆ビルド”型のシミュレーション要素が気になるところだ。


　「Cartel Tycoon」は，無料デモが公開中だが，販売が始まったアーリーアクセス版は「Uncut Early Access」と銘打たれているだけあり，かなり自由にプレイできるようになっているようだ。現時点では日本語化の予定がないようだが，気になる人はアーリーアクセスに参加して，プレイしながら開発進展具合を見守っていくのも良さそうだ。

「Cartel Tycoon」公式サイト