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  • NetEase Games
  • 発売日:2020/12/04
  • 価格:1220円(税込)
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印刷2020/11/30 13:38

プレイレポート

「Bloodstained: Ritual of the Night」が買い切りのスマホアプリとなって12月に発売予定。プレイインプレッションを掲載

 NetEase Gamesは,スマートフォン向けアクションRPG「Bloodstained: Ritual of the Night」iOS / Android:以下,Bloodstained)を2020年12月にリリース予定だ。価格はiOS版が1220円(税込),Android版が未定(グローバル版の9.99ドルに準ずる予定)となっている。

※2020年12月1日,メーカーからの訂正依頼により,価格を修正しました。

 本作は,2019年にPC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switchでリリースされた同名タイトルを移植し,UIや操作システムなどをスマホ向けに最適化した作品だ。そんなスマホ版を発売前に体験できたので,本稿でプレイインプレッションをお届けしていこう。

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「Bloodstained: Ritual of the Night」公式サイト

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ゴシックな雰囲気に満ちた

幻想的なアクションRPG


 まずはおさらいを兼ねて「Bloodstained」について簡単に紹介しよう。本作はいわゆるメトロイドヴァニアの生みの親である五十嵐孝司氏の作品であり,もちろん氏が得意とする探索型の2DアクションRPGとなっている。

 18世紀のイギリスを舞台としたゴシックな世界観を特徴とし,多種多様なアクションや奥深い探索要素,やり込みがいのある成長システム,そして山根ミチル氏と山田一法氏が手掛ける音楽などで,ファンから高い評価を受けている。スピンオフタイトルとして8bitテイストの「Bloodstained: Curse of the Moon」シリーズもリリースされており,そちらも好評だ。

画像集#061のサムネイル/「Bloodstained: Ritual of the Night」が買い切りのスマホアプリとなって12月に発売予定。プレイインプレッションを掲載

 ストーリーは,体が結晶化してしまう秘術をかけられた主人公のミリアムが,召喚者ゲベルを倒すために戦うという内容になっている。五十嵐氏が得意とするホラーテイストを含んだ世界観や魅力的なキャラクターはファンの評価も高く,もちろんストーリーや登場キャラクターなどはコンシューマ版・PC版と同様だ。

主人公のミリアム
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 スマホへの移植という点で気になるのは操作性だろう。この手のゲームはゲームパッドで遊ぶのが一般的といえるが,スマホ版では画面左下のバーチャルパッドで移動,画面右下のボタンで各種アクションとなるので,プレイフィールは当然異なる。

 筆者はバーチャルパッドによる操作はあまり得意ではないため,心配していた部分もあったが,実際は想像よりも遊びやすいというのが率直な感想だ。一部ステージの足場の悪い場所で踏み外してしまったりもしたが,これは操作性というよりもプレイヤースキルの問題だろう。

画像集#052のサムネイル/「Bloodstained: Ritual of the Night」が買い切りのスマホアプリとなって12月に発売予定。プレイインプレッションを掲載

 ただし,バーチャルパッドとボタンはゲーム画面に埋め込まれるように表示されているので,画面が指で隠れてしまうという問題はどうしてもある。ちなみに筆者はiPhone 12 miniでプレイしたのだが,遊べないほどではないものの,5.4インチという画面サイズにはやや窮屈さを感じる。参考になれば幸いだ。

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多種多様な武器

シャードが攻略をより奥深いものに


 「Bloodstained」と言えば,先に紹介したように多種多様なアクションが楽しいタイトル。そして探索はやりがいのある要素だ。庭園,大聖堂,塔,地下水道など,さまざまなステージが登場し,それぞれ敵やギミックの特徴が異なるため,ステージを進めるたびに新鮮さを覚える。

 マップが広大なため探索中に迷ってしまうこともしばしばあるが,画面上のミニマップが拡大表示もできるので,うまく活用したい。マップを埋めていく作業も探索ものの醍醐味と言えるため,クリア後にマップ踏破率100パーセントを狙ってみるのも面白いかもしれない。

マップを埋め,踏破率を上昇させていくのも楽しみの一つ
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 ミリアムが使える武器は,短剣,剣,大剣,鞭,銃などさまざま。それぞれ攻撃力や攻撃速度が異なるため,ステージに応じて使い分けることが必要だ。筆者は豪快かつ与ダメージの大きい大剣が好きなのだが,振りが遅いため,すばやい敵には対応しづらい。そんなときは短剣や剣など,大剣よりは攻撃力が劣るものの,小回りが利く武器にチェンジしている。

武器の特性を理解することが攻略へのカギとなる
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 装備品によってミリアムのビジュアルが変化する点にも注目。筆者はプレイ中,デュラハンマヘルムを装備してみたのだが,顔全体を覆ってしまうため,ミリアムの美しい顔が見られなくて残念だと感じた。守備力を取るか,ビジュアルを取るかで装備品を決めるのもいいだろう。

装備によっては顔全体が隠れる。ミリアムの顔が見られないのは残念だが,これはこれで魅力的かも
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 「Bloodstained」のアクションで決して無視できないシステムがシャードだ。シャードは,本作におけるスキルのようなもので,敵を倒すと一定確率で入手できる。

 敵の技を自分のスキルとして使うことができ,またその数も多い。序盤では,触手で攻撃する「スイングテンタルク」や,水弾を打ち出す「セルリアンスプラッシュ」,衝撃波を発生させる「レイジングゲイル」などを手に入れられる。シャードは素材を集めて強化させられるので,お気に入りを使い込んでみるのもいいだろう。
 筆者は「Bloodstained」をこのスマホ版で久しぶりにプレイしたのだが,やはり探索やシャードを駆使したアクションはいつ遊んでも楽しい。

敵を倒していくと一定確率でシャードが手に入る。シャードが体内に入り込んでいく演出も凝っている
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ヨハネスに頼んでシャードを強化できる。ドミニクのショップではシャードの買取も行っている
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 ストーリーを進めると,ボスの斬月が登場。初見だとかなりの苦戦を強いることになる。筆者もボス攻略のノウハウをほとんど忘れてしまっているため,何回もリトライするはめになった。

 アクション部分だけではなく,装備品やレベルも戦力に影響するため,ゲームオーバーのたびにそれらをチェックするなどの試行錯誤も行い,ようやく倒せたときの嬉しさは格別の味だった。本作の難度は決して易しくないが,その分クリア時の達成感はほかに代えがたいものになる。

前半に登場するボス,斬月には苦戦した人も多いはず。コンシューマ版では,のちのアップデートで斬月が使用できる「斬月モード」が追加された
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初見ではまず倒せない? プレイヤー泣かせの斬月
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スマホでサクッと楽しめる「Bloodstained」


 「Bloodstained」はKickstarterでの資金調達から始まった作品だが,2019年にはコンシューマ版やPC版が登場。さらにはスピンオフもリリースされるなど,シリーズ展開も活発に行われてきた。そして今回スマホ版が登場することで,さらに多くの人がプレイできるだろう。「Bloodstained」に興味はあったが,これまで遊ぶ機会がなかったという人は,スマホ版の購入を検討してみてほしい。

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