プレイレポート
「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」のプレイレポートをお届け。主人公が呼び寄せるのは死の連鎖!?
オトメイトから2021年10月7日に発売されたNintendoSwitch用ソフト「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」。人気イラストレーター・読氏による美麗なキャラクターや,閉ざされた小国で巻き起こる謎の死の連鎖など,気になる要素が詰め込まれた本作のプレイレポートをお届けしよう。
物語の舞台となるのは,西ヨーロッパの小国「アルペシェール」。四方を海に囲まれ,外からの来訪者は皆無。そんな閉鎖的な国には,ある呪いがはびこっていた。それは,23歳までに必ず死ぬという“死の呪い”。これは誰1人として逃れることができず,己が持つ短命の宿命に人々は嘆き悲しんだ。
主人公・セレス(※名前変更可能)は,この“死神に魅入られた国”と呼ばれ恐れられる地に住む少女。彼女の周りには,なぜかいつも死が付きまとう。関わる者が次々と不幸になっていくからだ。それゆえに「死神」と呼ばれ,街の人々のみならず現在身を寄せている孤児院でも子供たちから畏怖の念を抱かれてしまっている。
次々と死を見てきた主人公は,ついに耐え切れなくなって自ら命を絶とうとする。そんなとき,目の前に現れたのは,自らを“死の番人”と呼ぶ青年・アンクゥ(CV:興津和幸)。浮世離れした彼が紡いだ言葉は,死を決意していた主人公の心を引き留めるには十分だった。
アンクゥとの出会いにより,主人公の歩む道は変わり始める。しかしそれは,この国にはびこる多くの死の真相に近付く危険なものだった――。
主人公のことを普通の女の子として扱ってくれる見目麗しき男性たち
メインキャラクターとなる男性キャラクターたちは,死神と呼ばれる主人公のことを普通の女の子と同じように扱ってくれる。そんな彼らとともに,国にかけられた呪いに迫っていく主人公だったが…? ここでは,美しすぎる男性キャラクターたちを紹介しよう。
◆イヴ(CV:斉藤壮馬)
クルーンと呼ばれる便利屋の店主かつ自警団の一員。博愛主義者で,たとえ悪人でも受け入れようとするほど。幼い頃に負った傷を隠すため,顔の半分を覆う仮面を身に着けている。
◆リュカ・プルースト(CV:平川大輔)
教会や養護施設などで子どもたちに授業を行っている青年。人当たりがよく,主人公のことも大切な生徒として気にかけてくれている。
◆マティス・クロード(CV:天﨑滉平)
富裕区に執事と2人で暮らす少年。極度の人見知りで,いつもおどおどしている。敬愛していた兄を殺した犯人に激しい憎悪を抱く。
◆シアン・ブロフィワーズ(CV:細谷佳正)
気だるそうな雰囲気をまとう国立研究所の所長。用意された別の体に記憶を移し替える「記憶のダウンロード」を創った天才で,自身も長い年月を生きている。
◆アドルフ(CV:八代 拓)
主人公が身を寄せる養護施設で育った自警団のリーダー。ぶっきらぼうだが根は優しい。主人公は兄のように慕っており,彼もまた主人公を大切に想っている。
◆アンクゥ(CV:興津和幸)
自らを死の番人と呼び,ふらりと突然現れる青年。のらりくらりとしているので,何を考えているのか真意を見抜くのは至難の技。
最初は3人の男性キャラクターの個別ルートに進める。誰かとともにラストにたどり着いた先に,他のキャラクターとの未来も開かれるのだろうか? いや,開かれると信じてる…!! 苦楽をともにした彼らと絶対に幸せになるんだ! と強い心を持ってプレイを進めよう。
さらに,物語にも深く関わって来るサブキャラクターたちも見逃せない。個性がとても強い人物が多いので,個人的には攻略対象に昇格してもらいたい人ばかりだ。
◆ヒューゴ(CV:山下誠一郎)
イヴの親友かつ相棒。若く見えるが記憶のダウンロードが済んだ「リライバー」のため,自称おじさんらしい。
◆ダハト(CV:土岐集一)
甲斐甲斐しくシアンの身の回りの世話をする国立研究所の副所長。人懐っこく,愛くるしい笑顔を余すことなく振りまく。
◆カプシーヌ(CV:沢城千春)
病院の院長かつエクソシスト教団の教祖。感情をあまり表に出さないが,患者のことになると熱くなる一面も。
◆ジャン(CV:高塚智人)
クロード家の執事で,マティスにとって家族のように大切な存在。家にこもってばかりで復讐に燃える主人のことを心から心配している。
◆サロメ(CV:桑島法子)
主人公が生活する養護施設働く女性で,みんなからマムと呼ばれている。ワケありの主人公も母のように包み込む。
◆ナディア・プルースト(CV:久保田梨沙)
原因不明の病で入院生活を送るリュカの妹。仕草が可愛らしく兄妹ともに,美男美女である。主人公とは偶然病院で出会う。
一歩間違うと即バッドエンド!? 小まめにセーブ&ロードをしよう
本作は共通ルートの時点から,バッドエンドに直結する選択肢が多数散りばめられている。間違いの選択肢を選ぶと,画面が乱れる演出が入るので目安にしよう。また,個別ルートも各キャラクターに何種類か用意されているようだ。選択肢を調整しながら進めてみたものの,2種類とも絶望エンドとなっていたので動揺を隠せない。主人公と彼らを幸せにしたいのにたどり着けないっ……!!
個人的には,ある絶望エンドを迎えたあとにTOP画面に戻ってきたときに毎回1度だけ見られる演出がたまらなかった。ボイス付きのおまけ要素なので,ボタン連打をせずにぜひ聴いてほしい。あとOPとEDが作品にピッタリはまっていて,鬼リピをしたくなる。気になった人はこちらも要チェック!
「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」公式サイト
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