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「信長の野望・新生」と「太閤立志伝V DX」の新情報が公開された,“信長の野望の日”の公式生放送をレポート
新要素追加でリマスターされる「太閤立志伝V DX」
「太閤立志伝V DX」の情報は,プロデューサーの越後谷和広氏によって公開された。それによると,2004年発売の「太閤立志伝V」をリマスターしようという企画が出たのは,2021年の3月頃だったという。それまでにも何か作ろうという話は挙がっていたものの,グローバルでの認知度を考慮して見合わせていたそうだが,実際にほかのタイトルのプロモーションで海外に行ったところ,「太閤立志伝」について問い合わせがあったことが後押しの1つとなり,改めて今回のリマスター版に取り組むことが決まったそうだ。越後谷氏は「歴史に詳しい人ほどハマる内容」「自由度が高く何度でも楽しめるのが最大のセールスポイント。例えば石田三成になって関ヶ原で勝つこともできる」と話していた。
リマスター版はグラフィックスがHD化されただけでなく,新要素が追加されている。まず,プレイアブルの武将が100名追加され,計960名となった。越後谷氏によると,有名武将から全国各地で活躍した渋い武将まで取り揃えており,かなり層が厚くなったとのこと。
また,新シナリオ「浪華の章」が追加される。このシナリオでは,明智光秀と柴田勝家を破った羽柴秀吉が,天下に手をかける1584年が舞台となる。
イベントも,新たに20以上追加された。越後谷氏によると,四国統一から九州征伐,小田原評定といった史実の一連の流れを追うことも可能となったという。
また,武将のスキルも20種類以上が追加に。個人戦用,合戦用とも強力なスキルが登場する。
エンディングは新たに5種類が追加される。配信では,妖刀・村正を入手して,名だたる剣豪を倒すなど辻斬りを極めるとたどり着くエンディング「修羅の道へ」が紹介された。越後谷氏によると,追加されたエンディングは「道を極めた人向けのゴール」となるそうだ。
また越後谷氏は,オリジナル版が発売された2004年から2022年までの間に一部の武将において名前が変わっていることに言及し,それらについても1つ1つ,最新のものに修正していることを明かした。例えば山内一豊は,オリジナル版では「やまのうち かずとよ」だったが,リマスター版では「やまうち かずとよ」となっているそうだ。
そのほか,オートセーブ機能追加や,UIの調整なども盛り込まれている。
さらにオリジナル版のプランナーが,リマスター版の監修を行ったことも明かされ,越後谷氏は「品質的には,まったく問題ないと思っていただいていい」と自信を見せていた。
なお,「太閤立志伝V DX」のさらなる情報は,発売までの毎週木曜日にコーエーテクモゲームスの公式Twitterおよび公式サイトにて公開していくとのことだ。
「信長の野望・新生」の発売日がついに決定
「信長の野望・新生」の情報は,プロデューサーの小笠原賢一氏によって紹介された。コーナーの冒頭では,既報のとおり本作の発売日が2022年7月21日に決定したことが伝えられた。小笠原氏によると,シブサワ・コウ40周年にふさわしい内容を追求した結果,開発期間が長引いてしまったとのことで,「最終的なクオリティで,皆様にご納得いただけるものをお届けします」と話していた。
配信では,実機デモにて「知行」「軍略」「合戦」の3要素が紹介された。知行は,家臣に領地として郡を与えるコマンドだ。家臣は,AIによって各々判断して郡を発展させ,収入増加に努めるという。とくにゲーム序盤は家臣任せのプレイになるとのことだが,プレイヤーは大名として,大枠の方向性を家臣に示すことができる。
大名直轄の郡は,従来シリーズの内政と同様にプレイヤー自身で「郡開発」ができる。一方,代官を任命して郡開発を任せてしまうことも可能だ。知行で郡を与える家臣は一定以上の身分が必要だが,代官はその制約がないので,あえて身分の低い家臣に任せて身分を上げるという選択もアリだという。
また出陣に至るまでの軍略,および実際の出陣から合戦の流れも以下のように示された。後日,流れをより分かりやすく紹介・解説した動画を公開する予定もあるとのことだ。
最後に小笠原氏は,「『期間をかけただけはある』『さすが40周年』と言っていただけるクオリティを目指して最終調整を行っております。発売までもう少しありますけれども,動画などを使ってしっかり内容を確認していただける施策を展開いたしますので,これからの情報公開および発売日を心待ちにしていただければと思います」と話していた。
配信の最後には,シブサワ・コウ氏からメッセージが届き,2つの情報が明かされた。1つは,「シブサワ・コウ40周年記念オーケストラコンサート」の開催だ。これまで何度か行われ好評のコンサートだが,新型コロナウイルスの影響で開催の目途が立たず,このたびようやく発表の運びになったという。詳細は後日発表になるとのことだ。
そしてもう1つは,「信長の野望」の新作スマートフォンゲームが開発中であることが発表された。三国志のアプリとしては,2020年に「三國志 覇道」(iOS/Android)がリリースされているが,一方で「戦国時代が舞台の戦略や戦術が楽しめるアプリを遊びたい」という声が届いていたそうだ。開発は仕上げの段階に入っており,そう遠くないうちに発表されるようである。今後の情報に期待したい。
「信長の野望・新生」公式サイト
「太閤立志伝V DX」公式サイト
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(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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