SFアドベンチャー「Somerville」の販売開始。エイリアン侵略後の世界で，散り散りになった家族を求めてさまよう男の物語

　イギリスのギルフォードに本拠を置くゲームメーカーJumpshipが，新作「Somerville」の販売を開始し，ローチントレイラーを公開した。対応機種はPCのほかXbox Series X|S，Xbox Oneで，SteamとEpic Gamesストアでは，発売を記念した10％オフのセールが行われている。

「Somerville」公式サイト

　本作は，謎のエイリアンが突然，地球への侵略を開始する中，主人公の男性が散り散りになった家族を求めてさまようという三人称視点のアドベンチャーゲームだ。主人公は，エイリアンの未知のエネルギーに触れたことで不思議な能力を獲得し，青い光を使って物質を溶かしたり，赤い光で物質を硬化させたり，紫でオブジェクトを引き付けたり反発させたりできるようになる。プレイヤーは，この力を使ってさまざまなパズルに挑みながら，家族で唯一残った犬とともに，シュールで不気味ながらも，美しく描かれた世界を旅していく。


　本作を開発するJumpshipは，「Limbo」や「Inside」などのパズルアクションで高い評価を得たPlaydeadの設立者，ディーノ・パティ（Dino Patti）氏が，映像作家のクリス・オルセン（Chris Olsen）氏と共に立ち上げた新スタジオだ。「Somerville」も，ほぼすべてのシーンが，横スクロールアクションに前後の移動を加えた2.5D風に仕上げられており，こうした独特の世界でパズルを解いたり，追ってから逃げたりしていくことになる。


　キャラクターやサウンドなど，ミニマルなアプローチが維持されており，セリフやテキストをほとんど使わず，映像のみで物語を進めていくところも特徴だろう。プレイは3〜4時間が想定されており，インタフェースは日本語に対応しているとのこと。なお，Jumpshipは「Somerville」の発売と共にThunderful Publishingの買収を受け入れており，今後，販売や対応プラットフォームにも変化があるものと思われる。