プレイレポート
ランディ×デュランが夢の共演! 新作「聖剣伝説 ECHOES of MANA」試遊レポート&序盤の攻略ポイントをお届け
エコマナについては以前CBTレポートを掲載したが,今回は正式配信前とあってゲーム内容をおさらいしつつ,序盤に覚えておきたい攻略ポイントなどをあわせてお伝えしていく。
サービス後のプレイの参考にしてもらえれば幸いだ。
聖剣伝説の個性を継承した,最新作「聖剣伝説 ECHOES of MANA」。βテストで分かったゲーム内容をレポート
スクウェア・エニックスが誇るアクションRPGの金字塔「聖剣伝説」は2021年,シリーズ誕生30周年を迎えた。これに伴い,新作スマホゲーム「聖剣伝説 ECHOES of MANA」のCBTが行われたので,その内容をレポートをしていく。
「聖剣伝説 ECHOES of MANA」公式サイト
「聖剣伝説 ECHOES of MANA」ダウンロードページ
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※今回使用したROMは開発中のものであり,レベルデザイン・報酬内容などは正式サービス版とは異なる場合があります。
「聖剣伝説」の世界観を味わおう
物語の主人公(プレイヤー)は,「マナの女神」の意思に導かれて聖域にたどりついた人間だ。性別は男女から選択でき,男性なら「キルト」,女性なら「キルテ」の名前がついている。
選ばなかったほうの性別の主人公は,そのまま姿が見られなくなるといったことはなく,NPCとして聖剣を探す物語に加わってくれる。
作中では聖域から果実を収穫し,「エコーワールド」と呼ばれる実の世界へと向かっていく。そこには本作のオリジナルキャラクターのほか,過去のシリーズ作品の登場人物たちも現れ,“過去作の世界をも舞台にした冒険”などを繰り広げながら,マナの導きをたどっていく。
ナビゲーターの「ひつじ」は,見た目の愛らしさに似合わず,ファンタジー感に満ちあふれた世界にあって数少ない現実主義者だ。
小利口な発言が目立つナビキャラだが,プレイヤーと作中世界の橋渡し役としてはとてもよい塩梅の存在である。
プレイヤーは次第に,「聖剣伝説2」のランディ,プリム,ポポイをはじめ,シリーズ作品のさまざまなキャラクターたちと出会う。
エコマナのキャラクターデザインは過去作をベースにリファインされているが,タッチの雰囲気は統一されている。“聖剣伝説らしさ”をとても大事にしているのが一目で分かるため,過去にシリーズ作品を遊んだことがある人ほど,細部で懐かしく感じられるだろう。
過去作との関連が多いとなると「聖剣伝説ファンじゃないと楽しめないの?」と心配になるかもしれないが,そんなことはない。
我々が最初に訪れる世界で出会うのは,エコマナのオリジナルキャラクターである,底抜けに明るい少女「ダッフル」と,見た目にそぐわない毒舌がウリの少年「ハニカム」の2人だ。
彼女らは物語の要所で絡んでくることが多く,それでいて過去作キャラとのコミュニケーションも紡いでくれるため,原作を知らずとも主人公,ダッフル,ハニカムらが主軸の新鮮な物語を体験できる。聖剣伝説オールスターな作風ではあるが,シリーズ初の人も楽しみやすい。
まずは本作で「聖剣伝説」がどんなものか,その温度を探ろう。
画面の色合いも,らしさを大事にする証明か。色とりどりのカラーがふんだんに使用されているグラフィックスは温かく優しい仕上がりだ。
また随所に流れるBGMも,シリーズを知っていれば懐かしさを感じる一方で,シリーズを知らずとも独特の音響に引き込まれるはず。
物語についてもタイトル名称のとおり(そしてシリーズ作品どおり),基本的に“マナの女神に選ばれた主人公が,マナの剣を求める”という大筋が継承されている。だが,マナの剣を手に入れても終わるわけではないのが「聖剣伝説」のため,エコマナでもきっと,濃密でせつないストーリーがここから描かれていくのだろうと勝手に期待している。
ゲーム部分のメインクエストは,4つのコンテンツで構成される。
バトルなしで物語メインの「ストーリー」。ザコ敵とのバトルが中心の「クエスト」。分かれ道ありのマップで宝箱などを回収しながら進む「探索クエスト」。強敵とのバトルに挑戦する「ボスバトル」。
なかでも注意したいのは探索クエストで,こちらはバトルの「オート機能」を使って挑むと宝箱を回収せず,最短で最奥まで進んでしまう。オート時も操作入力は受け付けてくれるが,ボーッとしていると引き返せないところまで行くこともあるので,探索時は手動操作がおすすめだ。
このほか,メインストーリーとは異なる物語が描かれる期間限定の「イベントストーリー」も存在し,テストプレイ時はランディ(聖剣伝説2)とデュラン(聖剣伝説3)の夢の競演を拝むことができた。
シリーズの名物キャラクターである,言わずと知れた「リース」など,今後はさまざまなクロスオーバー展開にもワクワクしそうだ。
バトルは本格的な聖剣アクション仕様
がっつりプレイ層もライト層も問題なく遊びやすい
エコマナのバトルは(一部作品を除いた)伝統の2Dアクションで,自らの手でキャラクターを操作し,移動させ,敵に攻撃していく。
操作項目は「通常攻撃」「回避」「スキル」「必殺技」,必殺技を3回発動すると使用できる「特大精霊魔法」とあるが,操作入力そのものはいたってシンプルで迷うことはない。
オート機能にせよ,攻撃時に自動移動してくれる「セミオート」,攻撃も移動も完全自動の「フルオート」があり,楽をしやすい。
パーティは「メイン3人+サブ3人」の計6人を編成する。
バトル中はメイン枠の操作キャラクターの切り替えのほか,メイン3人にそれぞれセットにしたサブキャラクターの切り替えにも対応している。これにより,状況に応じて操作キャラの変更が可能だ。
アクションに不慣れな人はちょっと大変そうにも思うかもしれないが,フルオート時は操作キャラの切り替えも自動で行ってくれるため,敵味方の相性込みで編成すれば,AIがうまく活用してくれる。
またバトル時に戦う3キャラは,自身が操作するのは1人で,ほか2人は「作戦」設定に応じて自動で動いてくれる。スキルなども使用してくれるので,操作に慣れないうちはどんどん頼りにしよう。
スキルは使用時にMPを消費する。スキル自体は強力なものが多いが,無節操に使っているとMPが枯渇し,いざというときに困ってしまう。
楽に倒せるザコ相手なら,スキルを温存するのも大切だ。
また敵を攻撃するとたまっていく必殺技ゲージは,たまり次第使用してもゲーム序盤の攻略では問題なさそうだった。
バトル中,必殺技を累計3回使うと特大精霊魔法が開放される。
こちらは超必殺技とでも言うべきアクションだが,強力ゆえに使いどころを見極めないと,必要なときに使えない。
特大精霊魔法は,3回放った必殺技のうち“最も多く使われた属性の魔法”が発動する。つまり,光属性の必殺技を2回,火属性の必殺技を1回だと,光魔法が放たれる。ボスバトルでは属性相性が勝敗を分けるので,発動させたい属性を意識するのは大事だ。
なお,ボスは全クエストに出現するわけではないので,温存していても仕方ないクエストもけっこうある。そのときは強力なスキル,必殺技,特大精霊魔法を惜しみなく使い,気分爽快に敵をなぎ倒そう。
メインストーリーは章後半あたりに出現するボスがなかなかの強敵であった。ボスは強力な攻撃を出すときに攻撃範囲予兆(AoE)を表示させ,それを回避できないとやられることも多々ある。
注意点として,AoEは「フルオート時のAIは回避してくれない」ので,手動で操作して避ける必要がある(フルオート中も操作入力は受け付けるので,半分AI+半分手動で適度に楽することは可能)。
今回は先行プレイとあって,実装キャラクターをすべて使用することができ,高レアのキャラもふんだんに所持して挑めたものの,それでもフルオートでは戦闘不能を1人も出さずにクリアするのが難しかった。
ボスとの戦いでは,属性相性もかなり重要だった。
キャラクターには8種類の属性(土・風・水・火・闇・光・月・木)があり,敵味方でダメージが増減する強弱関係が存在する(弱点なしの敵もいる)。ザコ敵についてはあまり意識せずとも問題ないが,ボス戦では相性が顕著に出る。例えば,推奨戦力未満のボスバトルでも弱点さえ突ければ勝利することが可能なわけだ。そして逆もしかりである。
とはいえ,キャラクターの入手は基本的に「ガチャ」である。ストーリー進行で確定加入するキャラも存在するが,属性相性までそろえるとなると,どうしてもガチャ結果によって左右されがち……。
しかし,エコマナにはそれを補う要素もある。
ガチャから排出されるキャラは全員,最高レアリティ(★6)まで育成できる。低レアは「まず★2にして,次に★3にして」と育成の手間がかかるものの,そのぶん育成素材を入手しやすい。
また,低レアでもボスとの相性次第では十分活躍できる。どのキャラも時間と愛情をかけて育てればきちんと主力を張れるし,いつかは★6にできるという目標を掲げやすいため,いわば「低レアはハズレじゃない」「捨てキャラなし」といった構造になっている。
これは多くの人にとって,非常にうれしい要素だろう。
主人公も最序盤は★1で加入するが,育成素材が入手しやすく,ストーリーを進めているだけであっという間に★3まで育てられる。彼あるいは彼女は序盤攻略の柱にしやすいため,積極的に育成するといい。
なお,キャラクターは同名キャラでも別のスタイルが存在し,例えばプリムであればガチャ産の「【可憐なおてんば娘】プリム」,初心者ミッションで手に入る「【強く,愛らしく】プリム」が存在する。
ついでに言っておくと,後者のほうは初心者ミッションの達成により,無料で★6覚醒を狙えるけっこうな逸材である。
同名キャラクターの属性・武器違いは多数存在しているうえ,パーティには同名編成の制限がないため,やろうと思えばプリム2人のパーティも組めてしまう。推しがいるなら,こだわりの見せどころだ。
アクションが苦手でも,育成要素でカバー!
フルオートではボスのAoEを回避してくれないという点から,操作なしでのスムーズな攻略は難しい。その点を補うには「じゃあ操作しろ!」という話だが,そこは育成面でもある程度カバーできる。
エコマナの育成は「レベル」「マナボード」「レアリティ&レベル上限開放の進化」「必殺技レベルを上げる限界突破」「メモリージェム(メモジェム)の装備&強化」「装備品の収集」「鍛冶屋で装備品を強化」といったもので,さまざまな角度から強化できる。
レベルはクエスト経験値を得て上昇させるほか,経験値素材を投入することで上げられる。進化には「キャラクターが一定レベルに達する」の条件があるので,レベル上げはすべての基礎と捉えておこう。
なお,クエスト時はパーティ人数が少ないほど頭割りが多くなる,といった仕組みはないので,バトルパーティはできる限り6人をフル設定しておくのが経験値漏れのない効率的なプレイだ。
マナボードも,レベルに次いで真っ先に取りかかりたい。
ここではクエストで得た素材を用いて,各キャラクターのHPや力,知性といったステータスを純粋に強化できる。
HP/MPはキャラを問わずに上げるべきだが,そのほかのステータスは特性に応じて上げていきたい。どのパラメータも上げられる様子を見ると,ついつい全ステータスを高めたくなるが,魔法を使わないのに知性を上げてももったいないし,魔法主体で力を上げても効果は薄い。
キャラ特性と合っていないステータスを上げるのは,攻略に余裕が出てきて,素材も余りはじめたころのつもりでいいだろう。
それとクエストによっては「水系素材がドロップする」など,報酬の傾向が存在する。育てたいキャラの属性素材がドロップしやすいクエストを重点的に周回するなど,スマホゲームらしいやり方も得策だ。
続いての進化は,同レアリティのキャラクターを素材に(別キャラでもOK),対象のレアリティ&レベル上限を引き上げるものだ。
★2キャラを★3に進化させるなら,不要な★2×2体を使うが,エコマナでは全キャラが最高★6まで進化できるため,素材の投入先はよくよく考えてからのほうが結果的なロスを抑えられる。
また“素材キャラを消費しない進化用素材”も存在しているので,これらの入手法や使いどころも見極めていくといい。
限界突破は,同名の被りキャラクターを重ねるものだ。同名キャラを消費すると必殺技レベルが上がり,戦闘時にダメージをより稼げる。
しかし,不要なキャラという一点だけ見ると“進化素材キャラと用途がかぶる”こともあるため,限界突破については闇雲に行うより,まずはお気に入りキャラを進化させ,そのうえでの強化として限界突破をするなど,優先順位を設けておくとここでもロスが減る。
もちろん,好きなキャラが被ったら即限界突破でも構わない。
メモジェムことメモリージェムはガチャで引けるカードのことで,キャラクターに装備することでステータスの上昇や,カードごとに効果が異なる「アシストスキル」を付与できる。
ちなみに,エコマナのガチャは「キャラクター&メモジェムが混在」する仕組みだが,ガチャ10連利用時の排出確率(以降の値はテスト環境のものです)は,★3キャラが64%,★4キャラが1.5%,★3メモジェムが31.5%。★4メモジェムが1.5%,さらに★4ピックアップキャラが1.5%となっていた。意外な排出率に思う人もいるだろうが,つまるところ本作ではキャラよりもメモジェムのほうが貴重になる可能性がある。
メモジェムはキャラ1人につき1枚だけ装備できる。これにより各種ステータスが上昇するが,上昇項目はメモジェム次第である。
また,メモジェム自体をレベルアップさせることで,キャラクターに付与されるステータス上昇量を底上げすることもできる。
メモジェムのアシストスキルは,高レアリティのものなら「10秒ごとにMP15回復」「必殺技ダメージ+30%」といった,ゲームを遊んでみれば分かる強力な効果のものがある。比較的手に入りやすい★3メモジェムだと「HP40%以下で被ダメージカット」「ステージ開始時にHP回復」といったものから,「●属性の攻撃時,必殺技ダメージが+●%」「●属性の攻撃時,ダメージ吸収」といった属性指定も存在する。
正式配信時もこのままの仕様ならの話だが,ゲーム序盤はキャラクターよりメモジェムのほうが貴重で,全キャラにメモジェムを装備させようとしても数が足りないため,メモジェムは「主力キャラの強化用」「育成キャラの底上げ」など,状況によって付け替える必要があった。
また,メモジェムも同名被りを重ねて限界突破できるが,取得数の事情から,ゲーム序盤に重ねるのはあまりおすすめできない。
まずは数をそろえて,戦力がよっぽど潤沢になったら★3〜★4の限界突破をようやく考える,くらいの育成戦略がよさそうである。
最後の強化要素として,装備品も挙げておく。
メインクエスト3章までは装備品があまり手に入らないので,序盤も序盤だと忘れがちな要素だが,装備品が気軽にドロップするようになったらパーティメンバーに即座に装備させていこう。
エコマナでは同じシリーズの装備品を身に着けると「セット効果」が発動し,「HPが●%アップ」などの恩恵を受けられる。これは「入手できるようになったらまずは装備品!」と考えるようになるほど強力だ。
そのうえ,装備品のパラメータは(同名品は)メインオプションが共通で,サブオプションは全ランダムと,同じアイテムでも性能がまるで異なり,ハック&スラッシュ的な厳選をしたくなる。セット効果を維持し,性能も吟味して,ひたすら掘る。これがまたなんとも楽しい。
また,装備品は鍛冶屋で強化するとサブオプションがランダムで追加される。こちらもエンドコンテンツ的に頭を悩ませてくるのは確実だが,序盤は恩恵も薄いので,そこまでこだわらなくてもよし。
これらの装備品は,3章クリアで開放される「装備ダンジョン」でいつでも収集できる。ここは難度が少々高めで,マルチプレイ推奨となるが,ほどよくゲームを進めたら,こだわりの逸品めがけて挑戦しよう。
ついでに,マナボードやメモジェムの強化素材を収集できる曜日限定ダンジョンもあるので,こちらも積極的に活用しよう。
このように,多彩な育成要素を駆使するとフルオートで勝てなかったボスにもさくっと勝てるようになる,かもしれない。このあたりのアクション×RPGのバランスに関しては上々だ。
もしもゲーム進行で詰まったら,育成面を見直して活路を開こう。当然,アクションの腕を磨いて自力で打開するのも正攻法である。
なお,アクションを極めたいなら武器種の特徴をつかんでいこう。
「槍」なら中距離攻撃と前ステップ時の自動攻撃,「弓」なら長射程の遠距離攻撃に特化,「斧」なら攻撃ボタン長押しで必殺技ゲージをためてぶっ放し,通常攻撃でMP回復の魔法職専用「ロッド」「フレイル」で持続力を高める……などなど,強みはそれぞれだ。
縦横無尽のステップ操作もアクションセンス次第で化けるため,やり込み次第で難度をひっくり返せる。フルオートに任せるのは楽だが,らしさを求める人には手動操作が最善。プレイスタイルごとの欲求にきちんと答えられるシステムが整備されている。
余談だが,一度クリアしたクエストは「オート周回」が可能となり,面倒な収集系の周回をオートで放置しておくこともできる。
オート周回時はイベントスキップ,全滅中断の有無,スタミナ回復アイテムを自動使用するかなど,ここも細かくいじれる。目的にあわせて周回設定をカスタマイズすると効率がもっと高まるだろう。
序盤の攻略ポイントを紹介!
基本的な解説を終えたところで,序盤の攻略ポイントを紹介する。
ストーリー1章は流れでこなせるチュートリアル相当のため,本格的な攻略は2章からだが,以降は前述した属性相性を考慮し,できれば挑戦前にクエスト欄を長押しして“クエストの詳細”を確認しよう。
そこに強敵(ボス)が出現するかどうかの確認は重要だ。
パーティの面子に関しては人それぞれ事情が異なるので,レアリティの高いキャラクター中心にレベル上げをするとか,お気に入りのキャラクターで冒険するとか,自分なりの選出で問題ない。
そして2章で壁として立ちふさがるのは,2-10のボスであり,シリーズ常連の「マンティスアント」である。ここの推奨戦力は1200×3人だが,属性相性が悪いと推奨値でも安全とは言いがたい。
逆に風属性で弱点を突けば,1100程度でもあっさり勝ててしまったりする。戦力と属性の感覚は,ここでいろいろ試すといいだろう。
おすすめキャラクターについては,初心者ミッションで強化できる「【強く,愛らしく】プリム」で,ここでもさっそく活躍する。
ほかはガチャ次第ではあるが,★3の「【愛深きゆえに】アマンダ」「【スマ〜〜〜〜〜イル】ニキータ」,★2の「ラシャ」「ブランケット」「フリック」「ジュリアス」なども活躍させやすい。
バトルで戦闘不能者が出るとリワードミッションを達成できず,報酬も減ってしまうので,できるだけ風属性で固めるのが最善だ。
3章からはさらに本格的に冒険が始まり,クエストで装備品がドロップするほか,チャプター内で2回ものボスバトルが待ち受ける。
まず3-7のボス「ラシャ」だが,ラシャには弱点属性がないため,推奨戦力の1800×3人での正面突破を目指したい。1800は,高レアキャラをメモジェムで底上げすればそろえやすい数字である。
ヒーラー枠を用意しているなら,できれば手動で切り替えてメンバーを回復し,後衛に下げるのがおすすめだ。ラシャは広範囲攻撃も連発してくるので,AoEについてもきっちりと避けるようにしよう。
注意として「作戦→操作キャラクター」の欄が「切り替え」になっていると,フルオート時に経験値稼ぎ用のサブキャラが自動で前線に出てしまい,あえなくお陀仏といった事故もある。
重要なボス戦では切り替え設定を切り,戦力の低いパーティメンバーが前線に出ないようにするといい。
続いて,3-11のボス「シールドイグニス」も手ごわい。このボスは見た目からして火属性であり,弱点属性も水となる。
推奨戦力は2000×3人と高めだが,戦力値が低めでも最低2人は水属性をそろえるといい。シールドイグニスは水の特大精霊魔法を当てることで一時的に行動不能に陥るので,それを狙うべく,特大精霊魔法を水属性で放つためのコントロール要員がいると楽なわけだ。
水の★3は比較的有用なキャラクターが多いので,「【夢び声に導かれて】セラフィナ」「【可憐なおてんば娘】プリム」「【はじまりの剣闘士】ヒーロー」「【弟を探して】リース」「【変わらぬ友情】レキウス」,または★2「シエラ」「シャドウナイト」「ベン」を活用しよう。
3章からは戦力的に詰まってくることも増えてくるため,“3章のザコ戦のみのクエスト周回”が役に立つ。
ザコ敵は推奨戦力が200〜300ほど低くても倒しやすく,3章であれば装備品もドロップするため,パーティ強化も実に効率的だ。
そして最初の目的としたいのが「さっさと3章クリア」である。
これで装備ダンジョンが開放され,パーティをより強化しやすくなる。装備ダンジョンは専用のスタミナで挑戦するもので,キャラクター経験値も稼げるので,ついでに育成を仕上げていこう。
お次の4章だが,ここからは序盤とは言えない激闘が待ち受けている。新たなステージにつまずきを感じたら,一度立ち止まって戦力を見直したり,イベントクエストなどをチェックしたり,ミッションの取り逃がしを回収したりして,続く攻略の基盤を固めていくといい。
オートと手動,どちらも面白い!
最後にアクション面の操作感について。「聖剣伝説」と言ったらバリバリにアクション性が高いRPGであるが,スマホ向けということで「アクションはなー……」と敬遠しそうになる人に補足しておきたい。
エコマナの操作性はシンプルであり,コントローラがなくてもきちんと遊べる。そのうえで筆者は主にフルオートで遊び,周回以外もフルオート+手動を主軸にボスのAoEを避け,必殺技も手動で放っていた。
特大精霊魔法だけは手動でしか発動できないが,ほどよく楽をして的確に勝つには,移動や通常攻撃はAIに任せ,スキルは使いたいタイミングで使う,“フルオート+手動”がプレイしやすかったのだ。
エコマナはオートと手動のバランスが絶妙で,すべてをフルオートで放置してこなそうとすると,クエスト推奨戦力を上回るパーティが求められる。一方で,戦力は育成次第で高められるため,そこさえがんばればアクションに頼らずとも打開する方法がたくさんある。
「時間をかけるのは面倒くさい!」というアクションの腕に自信がある人なら,操作スキルで強敵に挑めばいい。筆者のように「バリバリに操作するのはつらい……」という人なら,オートとの合わせ技が最適。
操作一つ取っても遊び方は人それぞれだ。
エコマナにはPvPコンテンツがなく,1人用アクションRPGとして自分のペースでまったり遊べる。急いで最先端を目指さないとついていけなくなる……といった感覚になることもなさそうだった。
また,メインクエストはマルチプレイ非対応のため自力でクリアしなければならない反面,装備ダンジョンなどはマルチ対応で,協力プレイの醍醐味を味わえる。「強い人が助けてくれるかもしれない」というマルチあるあるな期待もしやすいが,自分の手で活躍してこそな充実感というのもたしかにあるので,そこは各自の意気込みに委ねよう。
マナと聖剣を巡る物語。リファインされた歴代の登場人物たちと,魅力あふれるオリジナルキャラクターとの交流。「聖剣伝説」らしさを感じるほんわかとした色合いの世界に流れる,幻想的な音楽。
エコマナには,まだほんの少ししか触れていないのにワクワクさせられてしまう力があって,でもきっと泣きたくなるような展開もこの先あるんだろうなぁ,などと。ほのかに期待させられる魅力があった。
シリーズファンはもちろん,本作で初めて「聖剣伝説」に触れるという人にも心からおすすめできるアクションRPGとなるので,間もなく幕が開けるエコマナの世界に,ぜひ存分に浸ってみてほしい。
なお,本日20時からは配信直前番組「聖剣伝説ECHOES of MANA 公式生放送 #1」も予定されており,キャストや開発陣によるゲーム紹介が行われる予定だ。気になる人は,こちらもあわせて視聴しよう。
「聖剣伝説ECHOES of MANA 公式生放送 #1」
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