「Company of Heroes 3」，コアゲームプレイに焦点を当てた開発者ビデオダイアリーが公開に

　SEGA傘下のRelic Entertainmentは，タクティカルストラテジーシリーズ最新作「Company of Heroes 3」の新たな開発者ビデオダイアリーを公開し，コアゲームプレイに焦点を当てたゲーム体験について紹介している。


　これまでタクティカル（戦術）面に特化したゲームシステムが多くのファンに絶賛されてきたシリーズだが，「Company of Heroes 3」では2013年にリリースされた前作「Company of Heroes 2」とは異なり，同じSEGA系列の「トータルウォー」シリーズと同じく戦略マップと戦術マップの2段構造によるゲームシステムを新たにフィーチャー。プレイヤーは，戦略マップ上で「1日＝1ターン」の間に各地に展開している部隊を動かしテリトリーを拡張しながら，出会った敵軍との抗争ではクロースアップされた戦術マップで戦っていくことになる。


　しかし，このような大きな方向転換においても，Relic Entertainmentはこれまで何年にもわたってゲームプレイを公開してきたストリーマーらコアなファンたちの声を大切にして開発を続けてきたことに強調しており，そうしたコミュニティとの協力や意見交換については，「リリースされるまで変わらない」という。

　そのうえで，広大なマップになったことで，戦闘が発生する地点ごとに異なるマップが自動生成されるというランダム化が行われることや，戦術マップ内の地形の高低差によって攻撃・防御能力が変化すること，さらに敵の装甲部隊を側面に回り込んで急襲したり，歩兵隊の新たな突破（ブリーチング）能力を上手く利用していくといった，奥深いゲームシステムへと昇華させているとのことだ。


　このあたりについては，すでに4Gamerに掲載しているプレアルファ版のプレイレポート（関連記事）で紹介しているが，より広大な戦略マップによって登場する勢力やユニットタイプも増えているなど，ゲームとしても見どころの多いようだ。発売予定は“2022年度”という朧気な期日から変化はないものの，これまでのシリーズをプレイしたことがないという人でもしっかりと楽しめそうな作品になることに期待できそうだ。

「Company of Heroes 3」公式サイト