プレイレポート
“意識高い系ワード擬人化パズルゲーム”こと「ドヤスト」をプレイ。DMM GAMESらしい美少女キャラとセンス溢れるストーリーが魅力
「ドヤスト パズルゲーが出たと思ったら世界観がキルドヤでゲームはエレストだった!」公式サイト
今度はパズルゲーム!“意識高い系ワード”の美少女たちが帰ってきた
DMM GAMESのブラウザゲームと言えば,多くの作品が生み出され,長期サービスが続く定番タイトルとなっているものも多い“擬人化”モノを思いうかべる人も少なくないだろう。ときにひねりを効かせすぎなものや,はっちゃけすぎたタイトルが世に出ることもあり,そういった作品が出てくるのも,DMM GAMESのブラウザゲームの魅力でもある。
そんな尖った擬人化モノの一つに,2018年8月にサービスを終了した「キルドヤ」というゲームがあった。横文字のビジネス用語といった,使用すると“意識高い系”と言われるようなワードを可愛い女の子に擬人化した,かなりインパクトのあるテーマの“意識高い系ワード擬人化RPG”である。
本作は,そんな「キルドヤ」の世界観やキャラクターを引き継ぎ,今年6周年を迎えたパズルRPG「エレメンタルストーリー」(エレスト)のシステムをベースとして制作された“意識高い系ワード擬人化パズルゲーム”だ。まるでライトノベル作品のように長いタイトル名は,あらためて見ると本作はどんなゲームかをそのまま伝えるものだったことが分かる。
ドヤストの物語は,「サービス=シュウリョウ」と呼ばれる災厄から魔王(プレイヤー)が復活するところから始まる。
世界はバズリ系ワード,通称バズワードに支配されており,魔王は意識高い系ワードたちを仲間にしながら,バズワードと戦うことに。これはキルドヤのときもそうだったが,言葉がテーマにあるだけに,キャラクターたちの会話にはかなり力が入っているようで,センス溢れるテキストがプレイヤーを楽しませてくれる。バズワードのボスで,テンションが高すぎる真寺卍(まじまんじ)とその側近のパリピ5によるDream Queen Nights(通称,DQN)も強烈なキャラクター揃いだ。
続いて,ゲームに登場する主要なキャラクターを紹介したい。仲間になるワードたちは,ストーリー進行で加入する場合もあるが,基本的にはガチャで入手することになる。火 / 水 / 風 / 光 / 闇の属性相性がゲーム攻略の重要な要素になっているので,属性別のパーティが編成できるよう仲間を増やしていこう。
■ガチャで入手できるワードたち
■敵となるバズワード
ゲームは,「クエスト」と呼ばれるステージをクリアしていくことでストーリーが進行していく。ゲームが進むと敵が強くなっていくので,ステージクリア時に入手できるアイテムを使ってワードをしっかりと育成し,次のステージに挑もう。
最大4人編成のパーティで挑むバトルは,縦5×横6のマス目の中に火 / 水 / 風 / 光 / 闇の属性(5色)に分かれたピースが置かれており,このピースを入れ替え,同じ属性のピースを3つ以上並べて消すことで敵を攻撃する仕組みとなっている。ピースの操作にはタイムゲージによる時間制限と操作の回数制限があるので,素早くそして正確にピースを動かす必要がある。
ワードたちはそれぞれ「スキル」を持っており,アイコンに表示されている色と形と同じ消し方をすることで発動する。連鎖を決めて一気に大ダメージを与えられると実に爽快だ。同じ属性のワードでパーティを編成し,複数のスキルが発動できるよう考えながらピースを消していくのがバトルの基本となるだろう。
ステージが進むと,ピースが置けないマスや勝手にピースの属性が変わるトラップといったギミックが登場する。それらのギミックをいかに対処してクリアするかが楽しいところではあるが,しっかりとパーティの強化や育成ができていれば,ゴリ押しで突破できる場面も少なくない。どうしても突破できないステージがあったときは,クリアしたステージを周回してアイテムを集め,育成を進めてから挑むといいだろう。
ワードの育成は,ステージクリア時に入手できる「ソウル」を使ってレベルを上げるところから始めよう。お気に入りはもちろん,ステージ攻略の主要キャラとなりそうなワードも複数育成し,安定したパーティ編成を目指すといい。レベルだけではなく,スキルやアビリティの強化をすることも忘れずに。
前述したように属性相性が重要になるので,属性別のパーティが組めるよう,各属性でワードを4人ずつ育てるのが最初の大きな目標となる。レイド戦やアリーナバトルなど,自身が育て上げたパーティの力を誇示できるようなコンテンツも用意されているので,毎日ログインしてコツコツ育成に励んでほしい。
一見,エイプリルフールネタかのようなタイトルではあるが,魅力的なキャラクターたちを育てて楽しむ育成主体のRPGとして,しっかりと仕上がっている印象だ。あえて狙っているのかどうか分からないが,古き良きDMM GAMESブラウザゲーム“らしさ”も感じられるところも嬉しい。
個人的には,ゲームとして面白いだけではなく,プレイヤーを楽しませようとする姿勢に好感を持った。再び「サービス=シュウリョウ」という災厄に見舞われないよう,今後の展開を見届けていきたいと思う。
「ドヤスト パズルゲーが出たと思ったら世界観がキルドヤでゲームはエレストだった!」公式サイト
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