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「Monument Valley」の開発チームが手がけるターン制アクションストラテジー「Desta: The Memories Between」を実機でプレイ
Steamの「Desta: The Memories Between」ストアページ
「Monument Valley」シリーズなどで評価の高い開発チームが手がける「Desta: The Memories Between」は,さまざまなしがらみを断ち切って生まれ故郷を捨て,長らく都会に出ていた主人公の「デスタ」が,父の死に合わせて久々に帰郷することから始まるストーリーが描かれている。
デスタの心の中では,過去に壊れてしまった旧友や家族との関係を修復したいという思いがあるものの,それを上手く言葉にすることができずにいる。そのため,夢の中で“会話のキャッチボール”を行うというメタファーを利用して,相手とドッジボールをするような仕組みでオーブを投げ合うターン制バトルを行うことにより,言葉に出して関係を改めていくことの重要さを認識していくという。
デスタが訪れるさまざまな思い出の場所から,過去の記憶が夢の中で具現していくが,どの場所に行くかといった選択はプレイヤーに委ねられており,プレイするたびにその道筋や出会う人が変化する。昔の自分は知らなかった事情や裏話などを発見することで,自分を見つめ直したり,対人恐怖に打ち勝ったり,家族とのわだかまりを解消したりしながら,自分のアイデンティティの再発見をしていく。
そうして夜が深まるに連れて,つまりゲームを進行させていくのに合わせて新しいスキルやアビリティを獲得していくことによって,負ければ最初からやり直すというローグライクなアドベンチャーを楽しめるのだ。
言葉の直球だけでは相手との対話が上手くいかないように,本作では複数に分岐するといったトリックショットや,ビリヤードのように角度を合わせて壁などのオブジェクトにバウンスさせるといった変化球を利用して,相手のポイントを削っていく。中には,そのキャラクターとの人間関係が具現化していると思われるクリーチャーも登場するが,プレイヤーにも仲間となる助っ人は登場するようだ。
これまでは,モバイルプラットフォームを中心に活動してきたustwo gamesだが,「Desta: The Memories Between」ではPCをメインプラットフォームにしたことで,以前の作品よりも格段にストラテジックなゲームへと昇華させつつ,リプレイアビリティの高いゲームシステムを構築している印象だ。ただ,今回のイベント会場ではAndroidと思われるタブレットでもデモを披露していたのに加えて,同社の設立メンバーの一人でプロデューサーのマイク・アンダーソン(Mike Anderson)氏は,「Nintendo Switchでも開発を行っている」として,Nintendo Switchで起動するバージョンのデモを披露してくれた。
「Desta: The Memories Between」のSteamストアページも公開されており,インタフェースと字幕が日本語化される予定だ。まだ発売日などはアナウンスされていないものの,気になる人はウィッシュリストに追加して続報を楽しみにしておこう。
※2023年5月13日10:30頃追記
初出時,デスタを女性と表記しておりましたが,公式設定ではthey/themが代名詞として使われているため,記事内での表現を修正しました。
「Desta: The Memories Between」公式サイト
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Desta: The Memories Between
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(C)2021 USTWO GAMES LTD. All trade marks are the property of the relevant owners. All rights reserved.
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