イベント
「都市伝説解体センター 発売一周年記念 全国解体大巡廻」レポート。資料展示による怒涛の情報量や秘密の部屋など,実に“ファビュラス”な内容だった
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本稿では,メディア向けに開催された東京会場内覧会の様子と,会場で墓場文庫のメンバー+集英社ゲームズ・林氏へ行われた囲みインタビューの様子をお届けしよう。全国の開催会場と日程は以下のとおりだ。
東京会場
2026年2月20日〜3月8日
有楽町マルイ
大阪会場
2026年3月20日〜4月5日
あべのキューズモール
名古屋会場
2026年4月17日〜4月26日
名古屋セントラルパーク
福岡会場
2026年5月2日〜5月17日
博多マルイ
北海道会場
2026年5月29日〜6月7日
札幌ファクトリー
会場の入り口では,巨大なキービジュアルがお出迎えしてくれる。福来あざみ,廻屋 渉,ジャスミンといったメインキャラクターはもちろん,山田ガスマスク,清水栄子,黒沢優弥などのキーパーソン,隠れた人気の司書などの新鮮な面々が描かれている。
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入口をくぐると,作中のキャラクターたちからウェルカムメッセージがもらえるフォトスポットがお出迎え。このときは廻屋 渉が出迎えてくれたが,会期中は順次キャラクターが入れ替わるとのことだ。ぜひ横に並んで写真を撮ってみよう。
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あざみの“仮説”を疑似体験できる特別フォトスポットも。会場限定の選択肢を使って,自分だけの仮設を組み立て,写真を撮ってみよう。トシカイくんに飛び膝蹴りをおみまいするような仮説も可能だ。
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写真が撮れるポイントはまだまだ用意されている。「ジャンプフェスタ2026」にも実施されていたあざみの「念視」フォトスポットのほかに,いつもより大きいトシカイくんが現れる一角も。動くトシカイくんは常にいるわけではないので,出会えたらラッキーだ。
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全国解体大巡廻ならではの展示も充実している。キャラクターインタビューなど,興味深い情報が添えられた紹介パネルをはじめ,「キャラクター徹底解体」「キャラクターMV徹底解体」,「ジャンプフェスタ2026」のステージ内容をレポートとして展示したパネルが見られる。
そのほかにも,「りぼん」に掲載中の「都市伝説解体センター Parallel file」の作者・いしかわえみ先生描きおろしイラストの展示など,見どころがたくさん存在する。随所に墓場文庫のサービス精神や遊び心が感じられるテキストには,思わず何度か吹き出してしまった。見逃すべからず!
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展示コーナーの最後に控えているのは,すべてが謎に包まれ,合言葉で入ることが可能となる「口に出しても存在しない部屋」だ。写真撮影もネタバレもNG,ゲームを最後までプレイしたからこそ楽しめる体験展示だ。
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物販コーナーでは,墓場文庫描きおろしイラストなどを使用したグッズなどが所狭しと並べられていた。
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自動で捲られる本のページをボタンを押して止め,賞を「特定」する「Fabulousくじ」は,まさに本展ならでは。特定の瞬間はフォトスポットとしても楽しめる。
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本イベントは,混雑の予想される開催日に事前予約制をとっており,初週の土日祝日は予約満了という盛況ぶりだった。事前予約を行っていない期間に関しては,基本的にはフリー入場になるようだが,混雑状況により入場制限や整理券の配布などを実施する可能性があるとのことだ。現在の状況については,マルイの特設サイトから確認しよう。
怒涛の勢いで駆け抜けた1年。予想外の反響,新たな文化も生まれた。墓場文庫+集英社ゲームズ・林 真理氏への囲みインタビュー
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――まずは,「都市伝説解体センター」でのご自身の担当,発売1周年を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。
ハフハフ・おでーん氏(以下,おでーん氏):
グラフィックス,ドット絵を担当しております。この1年は,長いようであっという間でした。ノベライズやコミカライズなど,本当に多くの経験をさせていただき,非常に充実した1年になったと感じています。
MOCHIKIN氏:
プログラムとミステリーの部分を担当しております。正直なところ,1周年で,まさかマルイさんの一角を貸し切って,こんな大きなイベントができるとはまったく思っていませんでした。まだ実感が湧ききっていない部分もありますが,これから時間をかけて手ごたえを感じていきたいです。
きっきゃわー氏:
キャラクターデザインやセリフ周りなどを含め,シナリオライターとして関わっています。私自身も,自分ひとりでは何の実感も湧かなかったと思います。この1年間,ずっとタイムラインを通じてファンの皆さんと共に生活しているような感覚でした。
小説やグッズなどの新しい展開という「外からの刺激」を受けるたびに我に返り,ここまで来たんだなと感じる,そんな1年でした。この先の展開にも期待しつつ,頑張っていきたいですね。
あだP氏:
BGM,SEなど音周りを担当しています。ファンの方々,関係者の皆様に支えられ,このような素晴らしいイベントを開催できたことに心から感謝しています。
この1年で個人的に大きかったのは「PlayStation Game Music大賞 2025」への選出です。これも皆様の応援があってこそ。次回作についてはどうなるか,私たちにもまだ分からないところですが,これからも期待に応えられるよう,精進します。
林氏:
本作のシニアプロデューサーを担当しています。本当にスピード感のある1年でした。
小さく始めたプロジェクトがここまで大きく成長できたのは,ひとえにファンの皆様の支えがあったからです。SNSでの反応は我々の力になりますし,それがイベントや,小説やマンガなど,メディア展開への情熱につながっています。引き続き,支援してくださると嬉しいです。
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――この1年で,特に印象に残っているファンの反応はありますか。
おでーん氏:
オカルトをテーマにしたアドベンチャーということで,皆さんにどのくらい遊んでいただけるか不安もありましたが,「70代の父に勧めました」「家族や夫婦で遊んでいます」といった声をいただき,非常に幅広い層に届いていることに驚き,感動しました。
MOCHIKIN氏:
以前に制作した「和階堂真の事件簿」の頃から,「ユーザーを驚かせたい」という意識で制作してきましたが,今回はその衝撃が予想を超えていたようで……。
「驚いた」を通り越して「心の行き場がないから助けてくれ」といった反応を多くいただき,そこまで強い感情を与えられたのかと,作り手として面白い手応えを感じました。
きっきゃわー氏:
シナリオ展開に衝撃を受けてほしい反面,ネタバレについては心配していました。既存ユーザーの皆さんには「ネタバレに配慮をお願いします」と言うしかできないですから。
そうしたなか,プレイヤーのあいだで「fusetter(ふせったー)」などを使い,秘密の合言葉を共有して「表に出せない叫び」や気持ちを語り合う文化が生まれたんです。プレイヤー同士で秘密を共有し合う新たな形が見られたのは,自分のなかで大きな驚きでした。
あだP氏:
サウンド面では,メインキャラクター「廻屋 渉」のテーマ曲が印象深いですね。イントロに電話の着信音を模したフレーズを入れているのですが,イベントでその意図をお話ししたところ,実際に通話アプリの着信音に設定してくださる方が続出しました。
YouTubeでリミックス動画を上げてくださる方もいて。非常に嬉しい体験でしたし,自分の糧になりました。
林氏:
プロデューサー視点では,多くの方に遊んでいただけるということが,大きな目的としてありましたので,日本ゲーム大賞を含め,数々の賞をいただけたことが,この作品に関しての多大なる支援をいただいた何よりの証明だと感じています。
今回の展示会場には,ご報告としてそれらのトロフィーも飾ってありますので,ぜひ見ていただきたいです。
(ここで,インタビュイーの皆さんの後ろにいたトシカイくんの着ぐるみが動き出す)
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スタッフ:
こちらが,今回の大巡廻の目玉として登場する,でっかいトシカイくんです。稀に動きます。観られたら超ラッキーです! ここからは,トシカイくんを交えて進めていきます。
――今回のイベントの見どころを教えてください。
おでーん氏:
作中にある都市伝説の特定シーンを模した体験型コンテンツ,「Fabulousくじ」がおすすめです。目の前で本がパラパラとめくれて,何賞が当たったのかを特定できるという面白い体験ができるので,ぜひ挑戦してください。
MOCHIKIN氏:
会場の最奥にある「口に出しても存在しない部屋」です。企画の初期から練ってきた目玉で,合言葉に答えないと入れない仕様になっています。中はネタバレ満載ですが,ゲームをクリアした時のような感覚をもう一度味わえるはずです。ただし,中の内容は絶対に他言無用でお願いします!
きっきゃわー氏:
私のおすすめは,入り口でお迎えする巨大なメインビジュアルのパネルですね。今回は可能な限り,メイン以外のキャラクターも含め,「誰かの推し」をひとりでも多く描き込みたいという思いで制作しました。
「なかなか私の推しはメインビジュアルなどに出てきてくれない」という声にできるだけお応えして,感謝を伝えたいと思いまして。全員を登場させることができないのは申し訳ないのですが……。ぜひご自身の「推し」を見つけて,撮影を楽しんでください。
あだP氏:
さまざまなクリエイターさんとコラボしたMVの紹介コーナーです。YouTubeでも公開されていますが,会場では制作の背景なども詳しく紹介しています。
特に私が担当した「白昼夢」という,ジャスミンのイメージした曲のMVは,SNSで「人の心がない」とひたすら言われておりましたが……(笑)。「あったかもしれない日常」を描いております。ぜひご覧ください。
林氏:
今回は公式キャラクターの「トシカイくん」も駆けつけてくれました。プロデューサーとしてはイベント全部が見どころなのですが,今日はぜひ,動くトシカイくんにも注目してください。
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――最後にファンの皆様へのメッセージをお願いします。
おでーん氏:
「都市伝説解体センター」は,この1年で本当に多くの方に愛されるタイトルになったと感じています。会場でこの気持ちを共有できれば幸いです。
ちなみに,今回の販売グッズとして私がデザインした「ハフハフ・おでーんTシャツ」が売れないと,私のチーム内順位が最下位になってしまうので,ぜひ買ってください! よろしくお願いします(笑)。
MOCHIKIN氏:
1周年を迎えられたのはファンの皆様のおかげです。今回は感謝を込めて,最大限に楽しんでいただける内容を用意しました。よろしくお願いいたします。
きっきゃわー氏:
これまでにいただいた応援を,何か形にして返したいという思いが爆発したのがこのイベントです。会場に来られない方も,SNSに流れてくる写真やお土産話を通じて,タイムライン上で少しでも一緒に楽しんでいただければ嬉しいです!
あだP氏:
「都市伝説解体センター」関連のイベントに出るたび,「特装版の再販を」というご要望をたくさんいただいていました。それについて集英社ゲームズさんと相談し,すべてではないですが,特典の一部を再販する形でご用意することができました。この機会にぜひ手に取ってみてください。
林氏:
今回は全国5か所を巡回します。全県での開催は難しいですが,できるだけ多くの方に足を運んでいただけるよう努力しましたので,ぜひお近くの会場へ遊びに来てください。引き続き,応援をよろしくお願いいたします。
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- ライター:内藤ハサミ
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