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「THE FINALS」シーズン2を先行プレイ。新ゲームモード“パワーシフト”や新たなスキル,ガジェットを体験
無許可でゲームショー“THE FINALS”にスポンサーするハッカー集団“CNS”
シーズン2では謎のハッカー集団「CNS」がエンターテインメントゲームショー“THE FINALS”をハックし,さまざまな影響を及ぼしていくという流れで展開していく。
設定的な部分での話となるが,THE FINALSは「MultiCo」という企業が運営しており,シーズンやマップごとにスポンサーがついている。例えばシーズン0(βテスト)では「モナコ2013」にはエナジードリンクブランド「OSPUZE」がオフィシャルスポンサーに,シーズン1の「スカイウェイ・スタジアム」にはTHE FINALSで使用されるVR技術を提供している「Volpe」がオフィシャルスポンサーについているというわけだ。
CNSはαテストからシーズン1の間まで,壁にメッセージを記すなど,THE FINALSに干渉していたのだが,シーズン2に入って無許可スポンサーという形でより大きな干渉を行っていくようになるという。ようするにシーズン2をハッキングしたということだ。その結果,バトルパスにはCNSのスタイルに合わせた報酬が用意されている。
前シーズンにおけるTHE FINALSへの干渉は設定だけの話ではなく,これまで公開されたトレイラーなどにもその存在を示唆するメッセージなどが隠されているとのこと。気になる人は探してみるといいだろう。
CNSによって導入されたマップ「SYS$HORIZON」は,これまでのテーマに沿った現実的な建物などで構成されてマップと違い,ボクセルの橋が浮いていたり,ところどころでデータ欠けが起きていたりと,バーチャル世界であることを強調するかのようなデザインになっている。マップ構成的にはこれまで登場したマップの人気なエリアを集めたような作りになっているとのことだ。
実際にプレイしてみたが,これまでのマップとは雰囲気ががらりと変わっている。本作では建造物が破壊でき,その破壊表現も魅力の一つだが,このマップでは派手な破壊表現はなく,壊された部分はデータが消え去るようなエフェクトで消える。派手なエフェクトがないのは少し寂しいが,これはこれで新鮮な気持ちで楽しめる。
また,壁や天井などを消し去る「非実体化装置」,物体を別のものに変えるガジェット「データ・リシェルパー」といったハッキングをテーマにしたものや,周辺の競技者や物体を持ち上げる「半重力キューブ」,設置した間で移動できる「ゲートウェイ」が新たに実装される。
●非実体化装置(ミディアムビルド):壁,天井,粘液などの物理的な表面を一時的に消去し,競技者が見通して撃ったり通り抜けたりすることができるようになる,専門スキルです。
●反重力キューブ(ヘヴィビルド):設置可能なキューブで,周辺の重力を操作して競技者や物体を上方に持ち上げます。
●ゲートウェイ(ライトビルド):一定の範囲内に設置できる一組のポータルで,両方を投げて作動させると,競技者や物体は2か所間を移動することが可能になります。
●データ・リシェイパー(ミディアムビルド):敵の防御施設をはじめ,あらゆる物体を,まったく別の物に変えることができるガジェットです。
どれも面白い効果を持っているスキルやガジェットだが,個人的には非実体化装置が気に入った。壁や天井をほとんど音もなく消せるので,想定していない場所から奇襲したり,オブジェクトが置いてある足場を消して,チームが有利に戦える場所に移動させるなど,かなり汎用性のある使い方ができる。時間が経つと消した壁が再び現れるのもポイントだ。
5対5の新ゲームモード「パワーシフト」
シーズン2から登場する新しいゲームモード「パワーシフト」。これまでは3対3対3などの複数チームで対戦するゲームモードだったが,パワーシフトでは5対5のチーム戦が繰り広げられる。
ルールはアリーナ内を移動するプラットフォームを目的地まで護衛するというもの。攻撃側,防御側という概念はなく,プラットフォームは確保したチームの目的地に向かって移動する。
プラットフォームは空中に浮いており,乗ることによって確保できる。また,移動中は建物などの障害物を破壊しながら進むので,見た目が派手で面白い。
プラットフォームをどう守るか,相手が確保している場合はどう奪い取るかが戦いの主軸になるが,現状ではプラットフォームを先に確保した側が有利な傾向にある。プラットフォームにはタレットなどのガジェットを置くことができるため,守りを固めやすい。さらに,乗っている人数が多いと早く進むという性能なので,複数人との接近戦になりがち。そのうえ,遠くから倒しても蘇生されやすい。
これらを踏まえると,チームでの連携が重要になるモードと感じた。チームの人数が増え5人いるため,1人で確保しても守り切れず,多数で守っているところに1人で突っ込んでも,ただやられるだけなので,味方の動きを見つつ,タイミングを合わせて攻撃する必要があるのだ。
また,プラットフォーム上では乱戦になりがちなので,近接武器がかなり輝く。まとめて敵を攻撃でき,ともすれば一撃で敗退させることもできるため,素早いプラットフォームの奪取に有効だった。これまでのゲームモードでは局所的に有効だが,使いづらかった武器やガジェット,スキルが活躍しそうだ。
その他のアップデート
●キャリア・サーキット
いろいろなプレイスタイルを体験しながら報酬を得られる「キャリア・サーキット」が新たに追加される。段階的に開放されていく仕組みで,プレイしていると自然に達成できるものから,意識的にやらないと難しいものまで,いろいろなものが用意されている。キャリア・サーキットには「ステージ」が用意されており,それをクリアしていくと報酬がもらえる仕組みだ。
●新リーグシステム
リーグはこれまでにもあったが,そのシステムに改修が入るとのこと。8つのプレイスメントラウンド経て,ランクを決定し,戦績に応じてランクが上下する。シーズン1は「ランク戦のシステムがあまり理想的ではなかった」という理由での変更とのこと。変更によって,より公平で実力が拮抗した試合が展開されることが期待されているという。
なお,新リーグシステムに関してはプレイヤーからのフィードバックを元に,シーズン中に調整を加えていくとのことだ。
●プレイベート・マッチ
フレンドを招待して最小6人からプレイできる。現時点では「コインダッシュ」と「クイックキャッシュ」がプレイ可能。プレイヤーからの要望が多かった機能であり,それがシーズン2で実装されたというわけだ。新リーグシステム同様に,シーズン中にアップデートされていく予定とのことだ。
「THE FINALS」公式サイト
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