ジュール・ヴェルヌを主人公とした「Verne: The Shape of Fantasy」のデモ版公開。2023年内に日本語対応でリリース

　Assemble Entertainmentは，スペインのGametopiaが開発するPC向けアドベンチャーゲーム「Verne: The Shape of Fantasy」のデモ版をSteamでリリースし，2023年内の発売を明らかにした。

「Verne: The Shape of Fantasy」公式サイト

　「Verne: The Shape of Fantasy」では，近代化によって人々から想像力が失われつつあった1888年を舞台に，科学者でもある主人公のジュール・ヴェルヌが，ネモ船長のノーチラス号に乗り込み，世界の歴史を書き換える力を持つというアトランティスの秘宝「ヘーパイストスの炎」（Flame of Hephaestus）を探して旅をするという。ストーリーからも分かるように，実在の作家ジュール・ヴェルヌの古典的SF小説「海底二万里」の続きを描くような雰囲気のアドベンチャーゲームだ。


　本作のデモは，2022年2月にも公開されており，今回が第2弾となる。セリフがふんだんに用意された物語と，パズルや謎解きを主体にしたナラティブな作品で，ピクセルアートによる2Dグラフィックスがクラシカルな印象を与える。「IMAG」と呼ばれるアトランティスの遺物を使い，特定のシーンの時空をまき戻すことで新たなルートやヒントを見つけ出せるというゲームシステムが採用されており，プレイヤーはゲームを進めるうち，優れた想像力で名作を次々に生み出したジュール・ヴェルヌの人物像に触れていくという。


　Steamのストアページによれば，音声は英語のみだが，インタフェースとテキストが日本語に対応するという本作。詳しい発売日などは発表されていないが，興味のある人はデモ版を楽しんでほしい。