インタビュー
[インタビュー]「イケメンヴィラン 闇夜にひらく悪の恋」キャスト第1弾は,立花慎之介さん,杉山紀彰さん,西山宏太朗さん
サイバードは,同社が展開する女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の10周年記念作品となる「イケメンヴィラン 闇夜にひらく悪の恋」(iOS / Android)を,2023年春にリリースする。これに先駆けて,作品やキャラクターへの印象,“ヴィラン”にちなんで最近した「悪い」こと,などを聞いた出演キャストへのインタビューを全3回に分けてお届けしよう。第1弾は,立花慎之介さん,杉山紀彰さん,西山宏太朗さんだ。――Story――
19世紀、英国。
〈クラウン〉と呼ばれるヴィクトリア女王の勅命組織が存在した。
郵便局員として働いていたあなたは、偶然彼らの秘密を知ってしまう。
それは、彼らにかけられたおとぎの呪い
「呪いを持って生まれた者は、
物語と同じ運命を辿る」
彼らの呪いを記す〈おとぎ師〉になることで死をまぬがれたあなたは、
9人の見目麗しいヴィラン達との甘美な罪に満ちた生活を余儀なくされる。
すべてを狂わせる恋に堕ちるとも知らずに――
イケメンシリーズが贈る、最もダークでセクシーな
中毒ラブストーリー
もう、この恋を知る前には戻れない
〈クラウン〉と呼ばれるヴィクトリア女王の勅命組織が存在した。
郵便局員として働いていたあなたは、偶然彼らの秘密を知ってしまう。
それは、彼らにかけられたおとぎの呪い
「呪いを持って生まれた者は、
物語と同じ運命を辿る」
彼らの呪いを記す〈おとぎ師〉になることで死をまぬがれたあなたは、
9人の見目麗しいヴィラン達との甘美な罪に満ちた生活を余儀なくされる。
すべてを狂わせる恋に堕ちるとも知らずに――
イケメンシリーズが贈る、最もダークでセクシーな
中毒ラブストーリー
もう、この恋を知る前には戻れない
「イケメンヴィラン 闇夜にひらく悪の恋」公式サイト
距離感が近くなったときの甘さ,息づかいが印象的でした。
ウィリアム・レックス役 立花慎之介さん
立花慎之介さん |
ウィリアム・レックス |
――作品の印象を教えてください。
ウィリアム・レックス役 立花慎之介さん(以下,立花さん):
「イケメン」と書いてあるだけに,みんなイケメンですよね(笑)。これでもかというイケメン揃いで,しかもヴィランなので全体的なモチーフはすごくダークな感じで,キャラ絵もダークヒーローみたいな,そういうイメージを持ちました。「悪」「悪い」みたいなのが全面にキャッチフレーズだったり,セリフだったりに悪者の魅力が全面に出ている作品で,かっこいいなと思いました。
――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。
立花さん:
第一印象はオレ様系のイメージがしましたが,意外に「オレが! オレが!」ではなくて,どっちかというと「どうさせてやろうかな」みたいな。いわゆる自分がしたいことを,相手にいかにさせるのか……っていう,駆け引きを楽しめる人です。能力的にもそうなんですけど,そういう面白さ,駆け引きするところが魅力ポイントなのかなと思いました。
――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。
立花さん:
エルバート(CV:大塚剛央)はちょっと気になります。ほかのキャラクターは自己主張したり,優しい目をしていたりするんですけど,このエルバートは人を見てないですね。唯一,鬱な雰囲気を感じました。なんだろう……すごいいろいろなものを背負っているのかな。
悪者って,自分のことを相手に押しつけるイメージが強いと思うんです。だから目に力強さがあったり,上から目線だったり,ちょっと怪しい目つきをしていたり……基本的に相手を見ているんですよね。相手をどうこうしたい,させたいというのがあるから。でもエルバートだけ,目が合わない。何を考えているのか分からない悪,っていう面白さを感じます。この目の奥に踏み込んでいいのかは分からないですけど(笑)。見た目と雰囲気で気になりました。
――収録で印象的だったセリフはありますか。
立花さん:
すごく怪しげなセリフや,甘めなセリフも多かったです。甘やかすのもあるし,「一緒に悪いことしようよ」みたいな,それを楽しく甘く言うセリフが結構ありました。実際のセリフはゲームで聞いてもらいたいんですが,オレ様感もあるんですけど,ちょっと距離感が近くなったときの甘さ,息づかいが印象的なものが多かったです。
――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ,最近した「悪い」ことを教えてください。
立花さん:
健康的に体調管理をしているので,夕ご飯以降は何も食べないようにしているんです。でも先日どうしてもお腹がすきすぎて寝られなくて,深夜にちょっとしたものじゃなくて肉が食べたいと思って,コンビニで唐揚げ弁当を買って,こっそり食べてました。食べきってすぐ寝たら次の日,顔がパンパンでしたね……(笑)。
――今回はヴィランの役ですが,ヒーローものの映画やドラマ,アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか? ヒーロー側ですか? 理由も教えてください。
立花さん:
僕はヴィランかな。「ヒーロー」と「ヴィラン」という職業があった場合,ヴィランがいなかったらヒーローは成立しないんですよ。ヴィランが現れたからはじめてヒーローって職ができるけど,ヒーローの職ができたあとにヴィランはできない。ヴィランがいないとヒーローが失業するから。絶対的に先んじて,最初にいろいろなことができて,自分のやりたいことを押し通すのはヴィラン。ヒーローはみんなのために何かをしようとする。僕は自分でいろいろやりたいので,どっちかというとヴィラン側ですね。
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
立花さん:
いわゆるダークヒーロー「ヴィラン」という作品で,ふだんやっちゃいけないような「悪いこと」を,甘美な物語のなかで楽しんでいただきたいと思っています。もちろんウィリアムを攻略していただきたいんですけど,それ以外にも魅力的なキャラクターが登場します。キャラクターごとのルートでは,それぞれ恋愛の仕方も違うので,ぜひ作品全体を楽しんでいただけるよう,いろいろなキャラクターを攻略して,作品にどっぷり浸かっていただければと思います。そしてぜひ,引き続き応援してもらえると嬉しいです。
彼は本心を隠す方法の1つとして“嘘をつく”
ハリソン・グレイ役 杉山紀彰さん
杉山紀彰さん |
ハリソン・グレイ |
――作品の印象を教えてください。
ハリソン・グレイ役 杉山紀彰さん(以下,杉山さん):
いろいろなキャラクターがいるんですけど,どのキャラクターも「悪い」テイストが出ているとのことで(笑)。いい人なイケメンとはまた違ったダークな面がこの作品の魅力なのかなと思います。ダークなんですが,「この人最低!」という方向でもなく,ちょっと興味を引かれる感じになっているのかな,という気がしました。
――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。
杉山さん:
僕が演じさせていただきましたハリソンは,第一印象としては,自分の本心をさらけだすことに対して,抵抗がある人なんだな,というのがすごくありました。本心を隠す方法の1つとして“嘘をつく”……黙る方向ではなくて,違うことを言って本心を隠してしまう。実はそれが本心を知られたくないという彼のかわいらしい面であり,そのギャップが魅力だと思います。
――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。
杉山さん:
設定資料を見たときに,リアム(CV:西山宏太朗) の“好奇心に殺される”というのが,なるほどな! と思いました。危ないアクティビティを好む人みたいな(笑)。実際いるかもこういう人! と思って気になりました。
――収録で印象的だったセリフはありますか。
杉山さん:
キャラクターのテーマにもなっている,嘘でしょうか,本当でしょうか,というやりとりですね。本心をごまかすためだったり,相手の気持ちを確認するためだったり,同じワードで使われているニュアンスが違ったりするところが,キャラとしても印象的でした。
――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ,最近した「悪い」ことを教えてください。
杉山さん:
猫を3匹飼っているんですけど,気づかないうちに猫がありえないところで寝ていて,しっぽを軽く踏んでしまったことです。「なんでこんなところで寝てるの!?」って。いつも床で寝てるんですけど,踏まれることはないという信頼感があるみたいで,結構危ないところで寝てるんですよ。通路とか曲がったところの真下で寝ていたりして,そこで踏んでしまって……悪いことしたなと。そのあと2日くらい寄ってきてくれませんでした(笑)。
――今回はヴィランの役ですが,ヒーローものの映画やドラマ,アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか? ヒーロー側ですか? 理由も教えてください。
杉山さん:
僕はヴィラン側のほうが好きです。役者視点もあると思うんですけど,ヒーロー側はかっこよく正統派で,僕の個人的な意見かもしれないんですけど,演技の幅が限定されるというか。ここから出ちゃうとちょっと悪い人っぽく見えちゃうなという感じがして……。悪人は,本当に悪いことをしてる人なのか,それを正しいと思ってやっているけど総体的には間違っている悪なのか,悪のなかでもちょっとマッドな役とか,かっこいいけど悪いことをしているみたいな,幅広い気がするんですよ。僕的には,ヴィラン側のほうが演者としてやりがいはあるなと思いました。
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
杉山さん:
今回,「イケメンヴィラン」という形で出させていただきました。今作はちょっと悪いテイストがある人にときめく,というところにフューチャーされていると思うので楽しんでいただきたいです。たとえば,野良猫をかわいがって餌をあげていたとしても,真面目そうな人があげているのと,ふだんヤンキーみたいな人があげているのとで,目撃したときの好感度の上がり方が全然違うというか,そういう不思議な人間心理ってありますよね。このヴィランたちがどういう優しい面とか,愛らしい面を見せてくれるのかなども含めて,作品を楽しんでいただければと思います。
涎が垂れるくらいなセリフをぜひお楽しみに。
リアム・エヴァンス役 西山宏太朗さん
西山宏太朗さん |
リアム・エヴァンス |
――作品の印象を教えてください。
リアム・エヴァンス役 西山宏太朗さん(以下,西山さん):
僕が今まであまり体験したことないダークな雰囲気の作品だったので,(演じることになって)すごく嬉しかったですし,面白そうだなと率直に思いました。あと僕のキャラクターがチェシャ猫からとのことだったので,猫っぽい雰囲気みたいなものがセリフからも感じられて,最初にその部分のセリフを見たときはすごくきゅんきゅんしました。ちょっと悪いことしてるって背徳感できゅんきゅんさがより増していくので,それが本作の魅力なのかなと思いますね。
――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。
西山さん:
言っていいのか分からないですけど……距離感の近いセリフが多くて結構エッチだなと思いました(笑)。全編そうではなくて,ちゃんと過程があっての2人の距離感なんですけど。それが縮まるにしたがってリアムの心がどんどん軽くなっていく様子が,演じながらも感じられて,すごく楽しかったです。ストーリーも好きでしたね。
――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。
西山さん:
高橋広樹さん演じるヴィクトルです。理由としては,モノマネをさせていただいたので……モノマネというか,ヴィクトルのセリフを言わせていただいた場面が,実はあったりしたので,そこはちょっと聞いてもらいたいですね。リアムくん自体は舞台役者なので,そういった切り替えられるスイッチがあるみたいで,そういうところが表現できてたらいいなと思います。
――収録で印象的だったセリフはありますか。
西山さん:
「君への気持ちはきれいなものだけじゃない。ドロドロとした欲望、醜い劣情、全部含めて君への好きになるんだ」というセリフです。恋ってきらきらしたもののイメージが強いんですけど,この作品においてそれだけじゃないぞっていう,リアムにとってはいろいろな感情が混ざり合って,好きという気持ちになることがミソだなと思いました。このセリフにリアムの想いが込められてるんじゃないかなと。
このセリフ以外にも,ちょっとヤンデレっぽいとか,セリフのオーダーで「狂気全開で!」と台本に書いてあるセリフもありました。それはどこまでいいのかなと迷ったんですけど,全開といったら涎が垂れるくらいやりたいなと。どんなセリフかはあえて言いませんが,涎が垂れるくらいなセリフをぜひ楽しみに待っててくれたらなと思います(笑)。
――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ,最近した「悪い」ことを教えてください。
西山さん:
大人になってから占いとか迷信という部類をまったく気にしなくなって,夜にがんがん爪を切ってます。それをやるたびに,「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」みたいな迷信がちらつきはするんです。親と暮らしているときは,「夜に爪を切っちゃダメだよ」って言われて育ってたんですけど,一人暮らししてから「それ関係ないよな……」と自分で結論づけられるようになっちゃったというか。でも罪悪感はあるんですよ。悪いことしてるなあって思うんですけど,がんがん夜に爪切ってます……(笑)。
――今回はヴィランの役ですが,ヒーローものの映画やドラマ,アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか? ヒーロー側ですか? 理由も教えてください。
西山さん:
ヒーロー側ですかね。ヴィランを中心に描かれている作品に,僕があんまり触れてこなかったというのがあるんですけど,そうなるとやっぱりヒーローとかの想いのほうが強く伝わってきちゃって。
ただ,ヴィランでも「言っていることは分かる」こともあって,結果どっちが悪か分からず,正義と正義のぶつかり合い……というところもあるから,より心情に訴えて切なくさせてくれるのはヴィランだなと思います。なぜそこまで少数派の生き方をするのか,絶対生きにくいはずなのに,その生きる道を選んだことには,すごく大きな理由があるんだろうなと思うので,これを機会にヴィラン側も掘り下げてみたいです。
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
西山さん:
今回,「イケメンヴィラン」という作品でリアムを演じさせていただきました。なかなかにダークで,そしてセクシーな作品でして,まず最初にキャラクタービジュアルを見たときに,めちゃくちゃかっこよくて,この声を担当させていただけることがすごく嬉しかったことを覚えています。収録も楽しく,今回西山的にはかなりささやき多めな収録でした。ふだんこんなにささやいたことない,何年分のささやきを使ったんだろうっていうくらいささやいたので,もし良かったら聞いていただけると嬉しいですし,作品をたくさん愛していただけたらと思います。よろしくお願いします。
「イケメンヴィラン 闇夜にひらく悪の恋」公式サイト
(C)CYBIRD