「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」に新たな組織のヴィランが登場！新キャストの重松千晴さん，柿原徹也さん，田邊幸輔さんにインタビュー

2024/06/22 12:00

　サイバードが配信中のスマホアプリ「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」（iOS / Android）にて，第2章から登場する新たな組織“フォーゲル”のヴィラン3人のビジュアルとキャスト情報が，2024年6月21日に公開された。

　これを記念して，新キャストである重松千晴さん，柿原徹也さん，田邊幸輔さんに，作品やキャラクターへの印象，“ヴィラン”にちなんで最近した「悪い」エピソードなどを聞いたインタビューをお届けしよう。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」に新たな組織のヴィランが登場！新キャストの重松千晴さん，柿原徹也さん，田邊幸輔さんにインタビュー

　本作は，ヴィクトリア女王陛下が収める英国の首都「ロンドン」を舞台に，9人のヴィランたちとの恋愛を描くシミュレーションゲームだ。ヴィクトリア女王の勅命組織「クラウン」に所属する彼らの秘密を知ってしまった主人公（プレイヤー）は，自分の命を守るため，彼らの記録をつける“クラウン専属のおとぎ師”の役目を担うことになる。

画像集 No.009のサムネイル画像 / 「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」に新たな組織のヴィランが登場！新キャストの重松千晴さん，柿原徹也さん，田邊幸輔さんにインタビュー

　今回新たに登場する3人は，ドイツ皇帝陛下直属の勅命組織「フォーゲル」のメンバーだ。彼らは独国（ドイツ）から英国（イギリス）に来訪し，宮殿にしばらく滞在するというが……。主人公やヴィランたちとどのようにかかわってくるのか気になるところだ。

　また，現在イケメンシリーズ公式YouTubeで公開中のロジャー・バレル（CV：江口拓也）本編ダイジェストPVに，新組織“フォーゲル”の3人も登場している。気になる人はPVやアプリをぜひチェックしてほしい。

■2章プロローグストーリー
「はじめまして，親愛なるクラウンの皆様」
　おとぎ師としての罪深い生活が始まって，1週間程度が経った頃だった。
　この英国に，真っ白な悪が舞い降りたのは――。

■「フォーゲル」とは
　独国皇帝直下組織であり，長官はダリウス。呪いつきの社会貢献を掲げている研究組織であり，親善大使として数ヶ月英国の宮殿に滞在することに。フォーゲルの3人は全員，呪いつきである。

「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」公式サイト

「イケメンヴィラン闇夜にひらく悪の恋」ダウンロードページ

不安定なところがとても魅力です。
ダリウス・フォーゲル役重松千晴さん

重松千晴さん

ダリウス・フォーゲル

――作品の印象を教えてください。

ダリウス・フォーゲル役／重松千晴さん（重松さん）：
　「イケメンヴィラン」の世界観やキャラクターの設定資料を読ませていただいて，「こんなのを求めていた……！」というファーストインプレッションでした。今遊ばれているファンの皆さんも，僕と同じ感想をまず抱いて，作品を愛していらっしゃるんじゃないかなと感じました。

　昨今ヴィラン側に立った作品が増えてきてはいますが，女性向けのものはあまりなかったので，きっと皆さんも待ち望んだものだったんじゃないでしょうか。世界観はとても作り込まれていて，キャラクターも魅力的なので，演じさせていただいた僕もこれからがワクワクする作品だなと思いました。

――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。

重松さん：
　第一印象は，人間のことを憎んでいたり恨んでいたりしているし，実際態度にも出したりもしているくせに，すごく人間臭い子だなって感じました。だからこそ，人間に求めるものがある。不安定なところがとても魅力です。

　ダリウスは現段階でリン，ニカとの関係性を家族と称していますが，もしかしたら本当の意味でダリウス自身がそう思えていなかったりするのかもしれない。だけど，強い絆で結ばれることがいつかはできるんじゃないかなって。それが実現できる根っこの部分をダリウスは持っていると感じています。決して善性ではないかもしれないけど，とても愛すべきキャラクターだなと思います。

**【不信の残虐エンジェル】ダリウス・フォーゲル**（CV：重松千晴）
「こんにちは、呪いつきとその他の皆様。僕と一緒に素敵な世界を作らない？」
おとぎの呪い：白鳥の湖・悪魔ロットバルト
天使のような外見の，独国皇帝直下組織“フォーゲル”長官。穏やかな微笑みと甘い声で人心を惑わせる彼は，とある野望を秘め，クラウン，そしてあなたに近づく――

――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。

重松さん：
　やっぱりまずは，ニカとリンかな。猫ちゃんとワンちゃん飼いたいなあって（笑）。リンはワンちゃんだとほかのキャラクターからも言われていますが，ニカに関しても，最初はワンちゃんっぽいなとは思っていました。でも結構自由なところは猫ちゃんっぽかったり……というところがあって，この2人，とっても可愛いなと思いましたね。

　あとは，単純に方言キャラに弱くて……ジュード。ずるいよ～と思って（笑）。今回，作品で演じさせていただくにあたって，自分でゲームをプレイしてみて，ボイスも聞かせていただいたのですが，いや，もうちょっとね，ずるい。関西訛りでなじられてもなんかキュンときちゃいますよね。

ジュード・ジャザ（CV：竹田海渡）

――収録で印象的だったセリフはありますか。

重松さん：
　ダリウスがストーリー終盤に主人公に向けて言う「君のほうが悪魔かもね」っていうセリフですね。ここまで来る過程のなかで，似通った感情の揺れ動き，変化っていうのは，ダリウスのセリフにいくつかありました。自分を悪魔だからと称していて，実際そういった側面のあるダリウスが，人間の主人公に対して，「君のほうが悪魔かもね」ってジョークっぽく言う。いい意味でダリウスの力が抜けた瞬間なのかなってすごく感じて。印象的な部分ですね。

――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ，最近した「悪い」ことを教えてください。

重松さん：
　最近というか……深夜のラーメンは，常に（笑）。

――今回はヴィランの役ですが，ヒーローものの映画やドラマ，アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか？　ヒーロー側ですか？　理由も教えてください。

重松さん：
　僕は作品を見て楽しんでいくうえで，どうしても主人公側に感情移入してしまうタイプでした。でも最近はヴィラン側のストーリーが描かれることが多く，彼らにも人生や軌跡があっての戦いが描かれるので，ヒーローにとってのヴィランがヴィランで，ヴィランにとってのヒーローは，ヴィランだって気付いて。なので，最近は，どっちにも思いを馳せることが多いですね。

――ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

重松さん：
　今回，ダリウスを演じさせていただきました重松千晴です。「イケメンヴィラン」が配信開始されてから，周りにもプレイしている友人が多くて，実は僕も当初から知っていました。今後がすごく楽しみな作品がまた新たに生まれたんだなと思っていたのですが，今回，お声がけいただいて，自分が参加させていただけることが本当に光栄だと思っております。

　新キャラクター，ダリウス，ニカ，リン3人のストーリーであるとか，周りのキャラクターとの関係性の変化を，たっぷりと楽しんでいただけたらうれしいです。

まず，いいからニカ推しになりなさい。
ニカ・シュワルツ役柿原徹也さん

柿原徹也さん

ニカ・シュワルツ

――作品の印象を教えてください。

ニカ・シュワルツ役／柿原徹也さん（以下，柿原さん）：
　今回初めてタイトルを聞いて，ちょっとびっくりしました。ヴィランとイケメンが合体しているタイトルなので，イケメンしか出ないんだろうなと思って資料を見たら，やっぱりみんなイケメン。イケメンの集まりでした。今回演じさせていただくニカも見たらやっぱりイケメン。そういう世界観で，声でイケメン役を演じられることを楽しみにしていました。

――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。

柿原さん：
　最初「ニカ・シュワルツ」という名前聞いたときに，ドイツ系なのかなと感じていました。シナリオを読めば読むほど，「ああ，やっぱり」って。

　ニカは結構後ろに奥行きのある，でかいものを秘めているキャラクターで，まだ話せないことがいっぱいあります。ちゃんと深く付き合わないとニカのことは表面しか理解できないから，まず，いいからニカ推しになりなさい。

**【愛を弄ぶ軽薄悪巧者】ニカ・シュワルツ**（CV：柿原徹也）
「Guten Tag、可愛い駒鳥。キミにはオレの――玩具になってもらうよ」
おとぎの呪い：白鳥の湖・黒鳥オディール
フォーゲルに所属する愛を弄ぶ軽薄な悪巧者。好意を自由に操る能力を持つ彼は，あなたの恋心を弄ぶように。金と権力に執着する彼が，本当に欲しているものとは――

――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。

柿原さん：
　双子は気になりますよね。リンはね，声や芝居は全然違うんですけど，顔は一緒だしね。

――収録で印象的だったセリフはありますか。

柿原さん：
　ドイツ語を久しぶりに話したことは大きかったですね。ドイツ語と日本語が混ざったセリフがあると，口の開き方だったり喉の使い方だったりを変えているんです。最初にドイツ語で挨拶して，日本語に瞬時に切り替えなければならないとき，口の周りの筋肉の使い方が日本語とドイツ語でこんなに違うんだって，今回の収録で思い出しました。

　ニカのセリフで印象的だったのは，「どこでそんな子供じみた可愛いキス，覚えてきたの？」っていうセリフで，甘い感じで収録したんですが，本当は母さんが子どもを叱るような感じで言いたかったですね（笑）。2パターン録っておけばよかったな。

――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ，最近した「悪い」ことを教えてください。

柿原さん：
　名前は言わないですけど，夜の遅い時間に飲んでいたとき，大先輩を呼び出しました。「おいでよ先輩。会いたいでしょ」って言って（笑）。優しい人だから普通に「うん行く」って言って来てくれましたが。ちょっとしたヴィランですね（笑）。

――今回はヴィランの役ですが，ヒーローものの映画やドラマ，アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか？　ヒーロー側ですか？　理由も教えてください。

柿原さん：
　正義のヒーローをいっぱい演じさせてもらったので，やっぱりちょっと悪役，ウィラン側を演じたいな。そっちのほうがやっぱり楽しいですしね。最初，主人公たちって負けるじゃないですか。そのときに，そいつのこと倒しちゃえばよかったのに，主人公に努力をさせる時間を与えてしまう，って考えるとヴィランのほうが上手で強いなって。

　ただ，結局ストーリーとしては絶対に主人公たちが勝つじゃないですか。それでも，「ヒーローが乗り越える壁」になれる，という部分において，ヴィランのほうが役者としては非常にやり甲斐があるなって僕は思います。みんな多分，最初はヒーローとか主人公をやりたがる人が多いと思うけど，本当のお芝居の楽しいところは悪なんだよっていうところですかね。

――ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

柿原さん：
　第2章で出てくる我々なんですけど，残念ながらイケメンでした。ノンイケメンがいることにちょっと期待したんですけど，安心してください，皆さん。今回も声含め全員イケメンでした。結局イケメンしかいないです，この世界は。

　でもね，そのイケメンたちが背負っている運命に深いものがあるので，そちらを楽しんでプレイしてもらえれば，各々の人生のバックボーンが見えるんじゃないかなと思っています。でも，絶対にまずニカからだぞ，っていうところをお願いしたいです。

ヴィランというわりには随分とまっすぐな人
リン・シュワルツ役田邊幸輔さん

田邊幸輔さん

リン・シュワルツ

――作品の印象を教えてください。

リン・シュワルツ役田邊幸輔さん（以下，田邊さん）：
　タイトルだけは知っていたのですが，作品の資料いただいて，思ったよりもセクシーな……。かなり大人な作品なんだなという印象を持ちました。

――ご自身のキャラクターの第一印象と魅力ポイントを教えてください。

田邊さん：
　リンくんの第一印象は，すごく好青年だなと思いました。作品の趣旨であるヴィランというわりには，随分とまっすぐな人という印象を抱いたんです。実際セリフも読ませていただいても，ほかの方々と比べるとかなりいいやつだなと。何に触れるにも初めてだというところで，主人公と一緒にいろいろなことを知っていくという過程が，彼の魅力なんじゃないかなと感じました。

**【傀儡のちょろ可愛番犬ナイト】リン・シュワルツ**（CV：田邊幸輔）
「命を奪われたくないなら――俺たちフォーゲルの邪魔をするな」
おとぎの呪い：白鳥の湖・黒鳥オディール
フォーゲルに所属するクールな番犬であり戦闘要員。ダリウスの傀儡として動く彼は敵意を向けてくるけれど，本当はあなたに興味があるようで。ピュアで可愛い素顔を持つ彼が，傀儡になった理由とは――

――ご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。

田邊さん：
　ジュード・ジャザですね。方言が好きで，すごく憧れていて。しかも僕の事務所の先輩の竹田さんが演じられているということで，どんなキャラクターなのかすごく興味を持っております。

――収録で印象的だったセリフはありますか。

田邊さん：
　そうですね，結構いっぱいありました。その中で，主人公に急に触れられたときのリアクションは，自分の思っていた倍以上のリアクションを取らせていただいたので，皆さんが彼と出会ってかなりギャップを感じるところだと思います。ぜひぜひ注目して聞いてもらいたいところです。

――「イケメンヴィラン」というタイトルにちなみ，最近した「悪い」ことを教えてください。

田邊さん：
　最近，後輩と現場が一緒になったときにご飯に行こうという話になったのですが，そのとき僕，お金がなくて断ったんですよ。ものすごくダサいことをしたんですけど。その数日後，バイクのヘルメットを買いました。後輩にはまだ言えていないです。このインタビューが掲載されたらバレますね……。

――今回はヴィランの役ですが，ヒーローものの映画やドラマ，アニメなどでご自身が惹かれがちなのはヴィラン側ですか？　ヒーロー側ですか？　理由も教えてください。

田邊さん：
　どちらも僕は好きなんですけれど，どちらかといえばヴィラン側に惹かれがちですね。前職は警察官でしたが，アニメとかそういうお芝居のなかでは悪いことをしたいなと思ってこの業界に入ったので（笑）。今回ヴィラン側のリンくんを演じさせてもらって感無量でございます。

――ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

田邊さん：
　「イケメンヴィラン」，そして「イケメンシリーズ」を応援してくださっている皆さま。あらためまして，リン役の田邊幸輔と申します。リンくんはほかのキャラクターとはかなりタイプが違う種類の男の子になっていますので，ぜひリンくんをプレイして，いじめてあげてください（笑）。ぜひぜひよろしくお願いします。