プレイレポート
[プレイレポ]孤島からの脱出を目指す“ヒト”と,それを阻む“カミ”との手に汗握るアクションゲーム「かみながしじま〜輪廻の巫女〜」を先行プレイ
※本記事のゲーム画面は開発中のものです。
本作は,LiTMUS,Aiming,講談社が共同制作し,UUUM専属クリエイターの“はじめしゃちょー”さんが企画部長として参加しているタイトルで,このアプリだけでなく,コミカライズや映像化なども見据えている大型プロジェクトとなっている。
同社によると,本作は“はじめしゃちょー”さんとの話し合いのなかで,「はじめしゃちょーさんの“好きなもの”を入れ込んでいく」ことを軸に,ゲームの企画を固めていったとのこと。“はじめしゃちょー”さんが好きだというホラーやアクションゲームといった要素をまとめていき,現在のゲームの形を作り上げていったという。
その内容を簡単に紹介すると,ヒルコと呼ばれる“カミ”が支配する呪われた孤島を舞台に,そこで目を覚ました少女たちが,さまざまな動物に憑依して襲いかかってくるヒルコから逃げながら,孤島からの脱出を目指すというものだ。
普通の日常を過ごしていたはずの彼女たちが,どうして謎の孤島で目を覚ましたのか。襲いくるヒルコとは何なのか。本作の謎に包まれたストーリーも注目ポイントとなっている。
分かりやすいゲームシステムと操作方法で
非対称型オンラインゲームが初めてでも安心
本作のプレイは,“カミ”1人と“ヒト”4人による1 VS. 4の対戦で行われる。ヒト側はステージ内に存在する「結界解除装置」をすべて解除することで出現する「脱出口」にたどり着くことを目的とし,カミ側はヒトの脱出を阻止すべく,動物に「憑依」したり,条件を満たすことで可能となる巨大な「顕現体」に変身したりしてヒトを倒していくことを目的としている。
カミ側の勝利条件は,ヒトを3人以上倒すこと。逆に,ヒトが全員または3人脱出成功でヒト側の勝利となる。なお,ヒトが2人脱出成功(残りの2人は倒される)の場合は引き分けだ。
ヒト側としてできることは,「移動」(しゃがむ / ジャンプ),「攻撃」(武器の切り替え),「スキル」使用のほか,他のプレイヤーへの「呼びかけ」や,カメラ操作での「後方確認」,そして他のプレイヤーが倒された際(瀕死時)の「治癒」行動などだ。ヒトは追われる立場ではあるものの,「武器」を手に入れることでカミや動物などに対して攻撃できるため,武器の入手はバトル中でも大きな要素となっている。
脱出口を出現させるための結界解除装置はステージ内に8つ(脱出に必要な解除数は7つ)存在し,それらはある程度遠くからでも光の柱で認識(解除済みは青,未解除は赤)できるようになっているため,場所の把握もしやすかった。
結界解除装置を起動すると「ダンボール」が2個出現し,そこから武器をはじめとしたアイテムが入手できる。この2個のほかにも,ダンボールはステージ内に散らばっているので,有効活用していきたい。
ステージ内には,カミが憑依できる動物が多数徘徊している。カミが憑依していなくても動物たちはヒトに気づくと襲いかかってくるため,憑依していない動物たちにも注意を払う必要があり,ステージ内を移動する際の緊張感も高い。
また,一発逆転も狙える可能性を秘めた要素として,ヒトが残り1人になった場合,もしくは結界解除装置がすべて起動して脱出口が出現すると,ステージ内のどこかに「秘宝」が出現する。
この秘宝は,取得すると未起動の結界解除装置がすべて起動するので,最後の1人になっても脱出できるチャンスがある。代わりに,取得したヒトは常時カミからその位置を捕捉されるという効果もあるので,急いで脱出しよう。
なお,対戦前に武器1種と補助アイテム1種をあらかじめ装備できるため,できるだけ自分に必要な武器やアイテムを装備して挑むほうがいいだろう。それらの武器やアイテムはガチャなどで入手可能だ。
一方,カミ側でできることは,大きく分けるとヒトの気配を探す「感知」,近くにいる動物への「憑依」,ヒトをコピーする「擬態」,巨大な「顕現体」への変身,そして「スキル」の使用となる。カミは通常時,霊体での行動となり,空中に浮き左右上下自由にステージ内を移動したり,近くにいるヒトを「感知」したりできるが,霊体時はヒトへの攻撃ができない。その代わりにカミはステージ内に存在する動物(オオカミ,イノシシ,カラス)に憑依できる。オオカミとイノシシならヒトを攻撃でき,カラスなら視界に入ったヒトの位置を捕捉できるのだ。近くに動物がいないときは,スキルでオオカミを出現させることもできる。
カミは他にも,バトルがある程度進むと登場する“神獣”への「憑依」や,バトル終盤になると可能になる「顕現体」への変身が強力で,カミ側の一発逆転要素にもなっている。
また,カミ側のシステムで大きな特徴とも言える要素が「擬態」だ。これは霊体時,ヒトの姿をコピーしてその姿に変身できるというもので,ヒトに擬態したまま近づいて不意をついた攻撃もできる特殊なものになっている。
ヒト側は,パッと見ではカミの擬態なのか本物のヒトなのか判断できないため,他人の行動も注意深く見る必要がある。
ヒトもカミもそれぞれ異なる特徴を持っているものの,操作自体はどちらも簡単に覚えられるものになっているので,プレイのハードルはかなり低く,遊びやすさが感じられた。
ヒトはキャラクターによって得意な行動やスキルなども異なるので,自由にプレイすることももちろんできるが,それぞれの特徴を生かした立ち回りをするとさらに楽しみが広がると感じられた。
リリース時に使用可能
個性豊かなキャラクターたち
本作のリリースは6月6日を予定しているが,そのリリース時から使用できるキャラクターはカミ3,ヒト9の12キャラクターだ。なお,天音みこ,南 愛海,今別府ほむら,ヒルコ以外はショップでの購入により使用可能となっている。
また,ヒト・カミそれぞれのキャラクターを使用していくと,各キャラクターごとに熟練度が溜まってレベルアップし,そのたびにスキルポイントが獲得できる。スキルポイントは「特殊能力ツリー」で消費することで新たな特殊能力やスキルの取得,キャラクターのパラメーターアップなどが可能になっているが,特殊能力ツリーの各段階では2種類のなかからどちらか1つのみを選択できる形になっている。
自分のプレイスタイルに合わせた特殊能力やスキル,パラメーターアップなどを選択して楽しめる。なお,ここで取得した特殊能力,スキル,パラメーターアップなどの要素は,どのキャラクターでも設定できるため,キャラクターごとにアレンジしたスタイルでプレイできる。
●天音みこ(CV:鬼頭明里)
現役女子高生巫女として有名で,成績と運動神経も優秀で剣道部の主将を務める。スキルも能力もバフ系で単独・複数どちらでも行動しやすい。
●岳見・エレイン・紗良(CV:南條愛乃)
陸上自衛隊に所属し,レンジャーとしての訓練も受けている。スキル・能力共に自身の攻撃に関する部分を強化できるため,動物に対して強さを発揮する。
●網野 光(CV:ふなきかなみ)
情報収集能力に長けているが,多少無茶な取材も行うジャーナリスト。スキルで周囲の敵を一定時間行動不能にでき,茂み内で移動速度が上がるなどの能力を持っている。
●南 愛海(CV:悠木 碧)
可愛らしい見た目で校内でもマスコットキャラ的な存在としていじられる養護教諭(30歳)。養護教諭らしく体力の回復ができるほか,体力が減ったプレイヤーの位置がわかったりと救助に関する行動が得意。
●今別府ほむら(CV:倉本一花)
天音みこの親友で,科学部に所属。オープンなオタクだがコミュニケーションがやや苦手。野球観戦が趣味。結界解除能力が高いエンジニアタイプで,敵の移動速度を下げたり自身の移動速度を上げたりと逃走能力に長ける。
●桜川 舞(CV:音代雪里)
難事件をいくつも解決してきた実績ある刑事。強い反骨精神を持ち,能力も体力が減ると攻撃力が上がるほか,カミに見つかると他にプレイヤーにカミの位置を知らせる能力を持つ。
●有櫛小姫(CV:小林ゆう)
地元で有名な女漁師で,ノリと勢いを大事にし,義理と人情を重んじる器のでかい姉御肌。一定時間レーダーを出現させてカミの位置をほかのプレイヤーに知らせつつ結界解除速度を上げるスキルや,カミから攻撃された際移動速度が上がる能力などを持つ。
●桃園ありす(CV:高森奈津美)
売出し中のアイドル「ましゅまろ☆れぼりゅーしょん」のセンターを務めるアイドルで,今別府ほむらの姉。優しくてフレンドリー。他のプレイヤーを回復するアイテムを落とすスキルや瀕死のプレイヤーを助けるとさらに体力を回復させるなど,アイドルらしく元気を分けてくれる。
●八意胡桃(CV:村川梨衣)
事故で失った片腕と片脚を自ら機械化した天才科学者だが,気性が荒く暴言を吐き,能力の低い人間を無自覚に見下してしまう。結界解除能力が高く,周囲に他のプレイヤーがいなかったり自身の体力が低いと結界解除速度が上がるといったやや特殊な能力を持つ。
●ヒルコ(CV:桑原佑実)
島と島にあるすべてを創造し,ヒトを誘拐している元凶で,霊体は人形のような見た目をしている。自分の周囲にオオカミを出現させられるほか,オオカミに憑依中は他のオオカミの移動速度があがるなど,オオカミとの相性が良い。
キャラクターには,デフォルトアバター(衣装)のほかにさまざまなテーマのアバターが用意されている。それはガチャで獲得するか,ショップでゲーム内通貨を使って購入できるものだ。クールなものから可愛いものまでキャラクターごとの個性にマッチしたアバターが数種類あり,見た目も楽しい(一部,特殊能力付きのアバターもある)。
なお,本作をプレイしてみて一番驚いたといっても過言ではないのが,「ガチャ」の演出画面である。ドット絵のキャラクターが登場し,アクションゲーム風な動画が始まるのだ。もちろん演出なので見ているだけなのだが,クオリティが高くとても特徴的だった。
実際にプレイしてみると,ヒト側は各プレイヤーがどのように立ち回ってもある程度は結界解除もできるが,中盤(残りの結界解除装置が3〜4本)あたりから緊張感の高まりは感じられ,終盤ではとくに示し合わせなくても助け合いが発生するなど,ヒト側の協力プレイは十分体験できた。
LiTMUSは,開発コンセプトの1つとして“ゲーム実況者が楽しめるようなゲーム”という点も挙げており,秘宝や顕現体による逆転要素はそういったゲーム実況映えという部分にもつながりそうなので,リリース後のゲーム実況配信やゲーム実況動画なども楽しみだ。
本作は現在,公式Twitterアカウントのフォローのほか,App Store,Google Playストアにて事前登録受付中だ。また,リリース直後の6月7日からは講談社のマンガアプリ「マガジンポケット」にてマンガの連載もスタートする。こちらはゲームとはやや異なる導入となっているようなので,気になった人はぜひ本作と合わせてチェックしてみてはどうだろうか。
「かみながしじま 〜輪廻の巫女〜」公式サイト
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