インタビュー
【PR】デレているパンドラを見られるのは「タワーオブスカイ」だけ! モンストキャラ実装前にプロジェクトのキーマン2人に話を聞いた
パズルRPG「タワーオブスカイ」(iPhone / Android)にて,イベント「ストライクワールドからの来訪者」が2023年4月4日にスタートする。
このイベントは,本作初となる「モンスターストライク」(以下,モンスト)とのクロスオーバーイベントだ。ダルタニャン,パンドラ,ユグドラシルの3人がタワーオブスカイの世界に登場し,ストーリーを展開。これまで見られなかった3人の新しい側面を楽しめるという。
今回4Gamerは,イベント開始前の3月22日に本作のプロデューサーを務める寺田康太氏と,モンスト事業本部 アート第1グループの鈴木景子氏に話をうかがう機会を得た。モンストのキャラクターを本作に落とし込むうえでこだわったポイントやイベントの見どころを聞いたので,ぜひ読み進めてほしい。
「タワーオブスカイ」公式サイト
「タワーオブスカイ」ダウンロードページ
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タワスカならではの表現で,キャラクターの魅力を最大限に引き出す
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。はじめにお二人の自己紹介をお願いします。
寺田康太氏(以下,寺田氏):
「タワーオブスカイ」プロデューサーの寺田です。プロデューサーではあるんですが,ディレクションや制作進行,アート,シナリオなどいろいろなところを統括で見ていまして,ディレクター兼プロデューサーに近い立場でやらせてもらっています。
鈴木景子氏(以下,鈴木氏):
モンスト事業本部 アート第1グループのマネージャーの鈴木です。アート第1グループでは,モンストに登場するキャラクターのイラスト制作を中心に行っていますが,キャラクターのIP利用に関する監修も行っています。モンストを中核としたさまざまな事業の推進を,アート面で支える役割を担っています。
4Gamer:
タワーオブスカイのキャラクターもそちらのチームが担当しているのでしょうか。
鈴木氏:
イラストの制作自体はタワーオブスカイの制作会社側で進行してくださっています。その制作フローの中で,弊社側でモンストのキャラクターとして違和感がないかどうかを監修させていただくことで,制作支援を行っています。
寺田氏:
タワーオブスカイは,モンスト寄りのアートテイストではありますが,モンストシリーズの視点で見たときにおかしい部分はないか,逸脱していないか,といった部分を確認してもらっています。
4Gamer:
タワーオブスカイの中のどういった部分にモンストらしさがあると考えていますか。
寺田氏:
タワーオブスカイはモンストの“みんワイ文脈”(※みんなでワイワイ)で新しいことをできないか,というところからスタートしたタイトルになります。モンストと言えば協力プレイでしたが,本作ではパズルゲームの“対戦プレイ”という形でみんワイを表現しました。
シナリオ付きのゲームも,モンストがこれまでやってこなかった部分ではあるんですが,モンストのキャラクターでどこまで表現していいのか,世界観を壊すことがないよう,モンストチームと相談しつつ,慎重に進めています。
4Gamer:
確かにいざストーリーに登場するとなったときのキャラクター付けは難しそうです。ファンの期待にも応えなければなりませんし。
寺田氏:
実は表には出ていないキャラクターの細かい設定は膨大な数が用意されているんですよ。今回はその部分をくみ取りつつ,シナリオを作っていきました。
4Gamer:
今回のクロスオーバーイベントでは,モンストからパンドラ,ダルタニャン,ユグドラシルが登場します。モンストには6000体を超えるキャラがいますが今回この3人が選ばれたのはなぜでしょうか。
寺田氏:
多角的に判断した結果ではあります。例えば最新のキャラクターであるネオやアルセーヌを出そうという話もあったんですが,今モンストを遊んでくれている方には喜んでもらえますが,昔遊んでいた方が見ても最新のキャラクターは誰か分からないじゃないですか。ですので,キャラクターの過去から現在に至るまでの認知度やファンの反応,本作の世界観とマッチするかといった要素から総合的に判断しました。
4Gamer:
モンスト側で使用回数などの統計データも取っていると思うのですが,そういったものは活用しなかったのでしょうか。
寺田氏:
もちろんマーケティングチームやアートチームにデータを確認してもらって検討を進めることもありました。
4Gamer:
社内的には誰に希望が集まったのでしょう。
寺田氏:
今のモンストで人気があって強いキャラクターが真っ先に候補には挙がりましたね。アムリタやアルセーヌ,ほかにはルシファーも候補に挙がりましたが,塔を登っていくゲームで空を飛べるキャラクターはどうなんだろうと思いまして,いったん外しました。
4Gamer:
モンストの3人を実装するにあたって,どのようにイラストを調整しましたか。
鈴木氏:
モンストは,主線が太めでくっきりしていて,着彩もはっきりとしたアニメ塗りのテイストが基本になっています。スマホゲームの環境に合わせて,視認性の高いキャラクターイラストにしようという意向で選択した表現でした。ただ,モンストのリリースから10年経つ今,スマートフォンの環境もイラストのトレンドも大きく変わってきています。タワーオブスカイでは,今の環境やトレンドに合わせたテイストを選択することで,モンストとは違う魅力を生み出していると思います。2Dイラストも動くので,違和感なく動きを表現できるような手法が選択されていますね。
4Gamer:
イラストへのこだわりなど,調整中にあったエピソードがあれば聞かせてください。
鈴木氏:
調整中のエピソードで言えば,例えばダルタニャンですが,制作の途中段階でサーベルがない状態になってしまったことがありました。ダルタニャンといえば三銃士ゆかりのキャラクターで,プレイヤーが持っているイメージとしても,何よりキャラクターのアイデンティティとしても,サーベルは外せない要素でしたので,なんとか追加してもらったんです。ダルタニャンに限らずどのキャラクターも,プレイヤーが持っているイメージや,キャラクターとしてのアイデンティティを損なわないように注意して制作を進めています。
寺田氏:
こだわりとしては,できるだけダイナミックな構図を採用するようにしています。シナリオがあって,会話もあるゲームですと立ち絵風のイラストが多いと思うんですが,それはやらないようにしようと。キャラクターの魅力を最大限に表現し,プレイヤーの好みに刺さるデザインを目指しています。
鈴木氏:
キャラクターイラストとは別にタワーオブスカイにはデフォルメされたミニキャラが登場するんですが,こちらも小さいキャラクターのなかにこだわりが詰め込まれています。ミニキャラがちょこまか動いているのもかわいらしいので,こちらもぜひ注目してみてください!
寺田氏:
小さいサイズにしてはかなり描き込みをしっかりしています。こちらもタワーオブスカイならではの要素なので楽しんでもらいたいですね。
4Gamer:
タワーオブスカイはモンストのイラストよりも頭身が高くなっています。どちらも正方形に収まる形でイラストが描かれていますが,頭身が変わったことで苦労することがあったりしますか。
鈴木氏:
タワーオブスカイの方が頭身が高いのですが,実はモンストの頭身レベルでも昔から今まで苦労していまして(笑)。規定の画面サイズ内で全身を入れて,キャラクターのストーリーを的確に表現する構図選びには,いつも泣かされますね。
寺田氏:
タワーオブスカイでも同じくレギュレーションを守って制作していますが,キャラクターのモーションが入ってくる以上,ある程度動かしたい部分をしっかり見せるように変化を付けています。ただ,モンストで培ってきたトンマナ(トーン&マナー)があるので,その点は守りつつ魅力的なイラストに仕上げています。
4Gamer:
今回のイベントは,モンストユーザーが1度遊んでみたくなるタイミングであり,重要なイベントになると思います。意識したポイントなどがあれば聞かせてください。
寺田氏:
タワーオブスカイでしか表現できない部分にとくに注力していますね。本作ではキャラクターたちが動きながらいろいろとしゃべります。モンストのアニメでも多少露出がありましたが,ダルタニャンやユグドラシルはそこまで出ていませんし,ここでしか見られないキャラクターの側面を楽しめるようになっています。
4Gamer:
キャラクターのパーソナルな部分を深堀りしていると。
寺田氏:
ええ。キャラクターの関係性も描いているのでそこに注目しても面白いと思います。相手のことをどう思っているんだろうとか。イベントではダルタニャンを配布しますし,キャラクターを象徴するアイテムも手に入るので,ぜひ1度遊んでみてください。
また,キャラクターがプレイヤーに対して話してかけてくれるのがタワスカの醍醐味なので,そちらも楽しみにしていてください。いろいろな表情の差分も用意していますし,デレているパンドラを見られるのはタワーオブスカイだけです(笑)。
4Gamer:
3人のなかでダルタニャンを配布キャラクターにしたのはどういった考えからでしょうか。
寺田氏:
モンストでダルタニャンの獣神化・改がきたのも最近ですし,今遊んでいるプレイヤーにとって一番なじみがあるかと思いまして。あとは性格の話ですが,ほかの2人がゆったりしたマイペースキャラなので,ストーリーの中心で動かすならダルタニャンが適任なのかなと(笑)。
4Gamer:
このタイミングでタワーオブスカイを始めてイベントを遊ぶ人も多そうです。
寺田氏:
タワーオブスカイはゲーム開始時にけっこうガチャを回せるので,ぜひこの機会に遊んでみてもらいたいですね。パンドラのためにオーブを溜め込んでいる人も多そうですし,イベントに向けて期待感が高まってくれているとうれしいです。
4Gamer:
キャラクターのパーソナルな情報や関係性も見えてくるとのことで,モンストファンからするとさらなる追加キャラにも期待が集まります。今後どれくらいの頻度でクロスオーバーイベントを実施する予定でしょうか。
寺田氏:
チームとは定期的に実施しようと話しています。ただ,まず1回目のイベントでプレイヤーからの反響を確認してからですね。タワーオブスカイはプレイヤーの声を拾って,常に改善して運営するというスタンスを取っています。
どんな反響があるかは分かりませんが,できるだけプレイヤーの期待に応えたいとは考えています。生の声をとくに重視しているので,意見や要望があればぜひSNSなどに投稿してほしいですね。
4Gamer:
例えばクロスオーバーイベントに登場してほしいキャラの人気投票を実施しても面白そうです。
寺田氏:
モンストのようにサイトを作って大々的にやるというのは難しそうですが,Twitterなどを活用して実施するのはありかもしれません。
4Gamer:
最後にタワーオブスカイを遊んでいるプレイヤーと,クロスオーバーイベントで興味を持ったプレイヤーにメッセージをお願いします。
鈴木氏:
タワーオブスカイでは,モンストに登場するキャラクターの新たな一面や魅力が表現されています。より一層キャラクターたちのことを好きになっていただけると思いますので,ぜひクロスオーバーイベントを楽しみにしていてください!
寺田氏:
タワーオブスカイを遊び続けてくれているみなさん,ありがとうございます。本作はプレイヤーに寄り添った運営,みなさんと一緒に成長するプロダクトを目指しています。ぜひご意見・ご要望をお寄せいただき,応援していただけるとうれしいです。
そして,クロスオーバーイベントで本作に興味を持ったみなさん,本作はモンストとは違うゲームではありますが,モンストの魂を持ったゲームです。ぜひ1度遊んでみてください。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
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