［プレイレポ］独特なタッチの癒やし系アニマルとキュートな街づくり！　箱庭ゲーム「ドリーミーランド〜遊ぼうよ、どうぶつの仲間たち〜」を先行プレイ【PR】

　PGMTは，2023年5月25日に「ドリーミーランド〜遊ぼうよ、どうぶつの仲間たち〜」（iOS / Android）を配信する。現在は事前登録を受け付け中だ。
　独特のタッチで描かれる動物と一緒に無人島を開拓するスマホ向けシミュレーションゲームである本作を，配信に先駆けて体験できたので，そのレポートをお届けしよう。

　プレイヤーは市長として荒れた大地を切り拓き，さまざまな手段で物資を獲得しながら理想の「ドリーミーランド」を作り上げていくことになる。とはいえ，綿密な管理が不可欠なわけではなく，放置していても自然とシティの運営に必要なものが手に入るユルいバランスで，気楽に遊べる作品だ。

スタート画面から非常にキュートな動物達が出迎えてくれる。いちいちタップせずとも，自動的にトップ画面へ移動してくれるのが地味にありがたい

「ドリーミーランド〜遊ぼうよ、どうぶつの仲間たち〜」公式サイト

「ドリーミーランド〜遊ぼうよ、どうぶつの仲間たち〜」事前登録ページ

1万超のデコレーションアイテムで自由に街づくり

　本作はざっくり分けると，都市の運営に必要な施設を増やしていく「シティ」，室内や庭などの装飾を楽しめる「ホーム」の二つで構成されている。
　シティには，動物達の住むマンション，アイテムを生産できるパン工場やケーキ工場，ゴールドなどを稼げるヘアサロンや喫茶店，観覧車などの娯楽スポットといった多彩な施設があるが，これらは眠ったままになっているので，まずは「レベルツリー」に沿って稼働させていこう。新たな要素の開放や操作のチュートリアルもすべてレベルツリーにひもづいているので，一つずつ順番に進めていけばいい。

シティはその名のとおり，さまざまな都市機能を備えている。序盤は市役所を中心にマンションや工場が広がっているので，ここにヘアサロンや映画館，教会などを加えていき，住人の生活を豊かにしていくようなイメージだ

レベルツリーは生産したアイテムを保管する倉庫の拡張など，利便性の向上にもつながっている。レベルツリーと，画面内に表示される「初心者ミッション」をクリアしていくことで，ゲームの基本的な要素をしっかり把握できる

　レベルツリーを進めていくと，シティの街並みを彩る細かなデコレーションアイテムなども順次開放されていく。何と言っても本作の大きな特徴は，このデコレーションアイテムの種類が非常に豊富なこと。序盤をほんの少し遊ぶだけでも観葉植物，彫像，ツリーハウス，案内板，テーブル，ベンチ，アーチ，桟橋，道路，雪原，芝生など，とても紹介しきれないほどのアイテムが手に入る。気に入ったアイテムをどんどん並べていくもよし，景観や都市の機能面を重視して配置するもよしだ。

シティを作り上げる大地は非常に広大なため，少しずつ開墾していこう。一部，海沿いなど指定のある場合もあるが，ほとんどが重ならない限り自由に配置できる。まだ開放されていない施設も含め，長押しするだけでいつでも移動が可能だ

統一感のある「テーマ」でそろえられたアイテムも登場する。かなりの種類があるため，そろえるのに労力はかかるものの，可愛い系からクール系，ロマンチック系，ジャングル風までさまざまなタイプが用意されている

　一方，ホームは上空に浮いている島で，プレイヤーである市長の居住スペースといったところ。テーブル，椅子，壁紙，花瓶といった室内の細かな内装と，農作物を収穫する畑や釣り場なども含めた庭を好みに合わせて整えていける。シティでの大掛かりな街づくりと，好きなものを詰め込んでのんびり過ごせるプライベートな空間を，並行して作り込こんでいけるのも醍醐味の一つだ。

序盤はかなりコンパクトなスペースしか空いていないが，資材を消費して少しずつ拡張していける

デコレーションアイテムなんと1万点以上も用意されているので，好みに合うアイテムが必ず見つかるはず。検索や絞り込みも充実しているので，所持アイテムが増えても探しやすいのは嬉しいポイント

ある程度までレベルツリーを進めると，レイアウトを投稿してプレイヤー同士で見せ合うこともできるようになる。覗いてみるだけでも参考になりそうだ

　さらに，プレイヤーの分身となる市長の外見にもこだわりを詰め込める。ハウスや庭の雰囲気に合わせてデザインを変えてみたり，市長らしさを意識してみたりするのもよさそうだ。

セットのコーディネートは，髪型や衣装などパーツごとに入れ替えて着飾れる。ユニークなのは「足跡」のパーツで，ホームなどで市長が可愛らしく歩いて移動するときにじっくり見ることができる

ユルい動物たちと一緒にドリーミーランドを発展させよう

　シティやホームの発展には，独特なタッチで描かれる，これまたユル〜い動物達が欠かせない。施設やデコレーションアイテムを作り出す，工場の運営を加速させるなど，資源やゴールドを獲得するためのアクションには彼らは欠かせない。彼らはただ獲得するだけでは雇用できず，安心して暮らせるマンションへの入居がセットとなる点に注意しよう。

　ちなみに，チュートリアルでは「ラビ太」「シープ」がプレイヤーにさまざまな操作方法をレクチャー。ゲームのチュートリアルといえば機械的になりがちだが，本作では2人（？）がコミカルな会話を繰り広げていて，楽しみながら操作を覚えることができた。

ちょっとアバウトで豪快なラビ太と，丁寧でしっかり者のシープはいいコンビ。動物達にはそれぞれ独特の鳴き声もあり，それもいい感じに気が抜けるようなものばかりだ

思った以上に手軽にたくさんの動物達が島を訪れてくるので，マンションの空き部屋がない状態になることもしばしば。レベルツリーを進めていくと順次増築できる

　動物達にはそれぞれ生産，建設，投資といったステータスがあり，釣りや家具製作，開拓などの得意分野があるので，可能な範囲で適切な場所に置きたいところ。配置していない動物達は気ままにシティをぶらぶらしているので，スクリーンショットで可愛い瞬間を激写してシェアするのも一興だ。

動物達にはレアリティが存在し，高レアほど性能もいい……のだが，はっきり言ってこのゲームではそんなことはどうでもよく，どの子も等しく可愛い働き者だ。ちなみに，名前は自由に変更できる

とくに仕事のない動物たちはふわふわと歩き回ったり，ベンチに座ったりしてくつろいでいる。そんな彼らも仕事を割り振れば，しっかり真面目に働いてくれる

　同じ動物を複数入手するとレベルアップしていき，一定のレベルまで上げるとこれまたキュートな伴侶が現れる。さらにレベルアップを重ねると子供も誕生するので，彼らが幸せな家庭を築けるように手助けしてあげよう。

彼らがどのようなコミュニケーションを図っているのかはよく分からなかったが，なんとなく楽しそうな気がするので応援してあげたい

ゲームを進めていくと「パンダの家」に現れる「トントン」は，ほかの動物とは異なり，自分の家を掃除したり，旅に出てしばらく帰ってこなかったりと，自由気ままに生活している。ここで入手できる「竹」はさまざまなアイテムと交換可能だ

基本的に放置でOK！　動物＆デコレーションアイテムをじっくり集めよう

　本作のサイクルは，まずはシティの工場やホームの畑，釣りでパンやケーキ，ミルク，キャンディー，トウモロコシ，トマト，魚などを生産，獲得する。これらのアイテムを漂流ビンのオーダー，熱気球，貿易などで出荷したり，直接売却したりしながらゴールドや素材を獲得していく。
　手に入れた素材を使ってレベルツリーを開放し，新たな施設を建築すると一定時間ごとにゴールドなども入手できる。アイテムの生産や出荷にはある程度の時間がかかるので，隙間時間にささっと設定すれば放置してOKだ。

施設をどんどん増やしていけば，時間経過での収入も大きくなる。あまり効率を意識する必要はないと思うが，工場の待ち時間を使って釣りなどのミニゲームをこなしていくと無駄なく時間を使える

　このほか動物や各種デコレーションアイテムは，一定時間ごとにやってくるシャトルやトラック，ホームで行う家具開発などでこまめに入手できる。工場の生産や施設の建造などをはじめ，何かと待つタイミングは多いものの，初心者ミッションやレベルツリー開放の報酬で入手できるダイヤ，広告の視聴などで待ち時間を短縮可能だ。
　最初はやや手間に感じられるかもしれないが，執事機能が開放されるとあらゆる操作が集約されてぐっとラクになる。あとは待っていれば少しずつ着実に動物や家具のバリエーションが増えていくので，自由にシティやホームのレイアウトを楽しもう

シャトルや製作で手に入る動物や家具はランダムだが「今すぐ動物や家具を充実させたい！」と思わない限り，無理に時短アイテムなどを購入する必要はない。のんびり遊んでいれば，それだけでも自然と充実していく

　実際にプレイして感じたのは，デコレーションアイテムの配置や移動のやりやすさ。筆者が使用した端末は4年以上前に発売された（当時の）ハイエンドモデルだが，動作は非常に軽快で，ストレスを感じることはまったくなかった。豊富なアイテム数は嬉しい一方「思ったように探せない……」となってしまうケースもあるが，かなり細かく検索できるので「手に入れたはずなのに，どこにあるのか見つからない！」と持ち腐れになる状況も防げそうだ。

　ユルい雰囲気の動物達も個性豊かで，アニメーションを眺めていると「あなた，そんな動きができたの？」「なんかめちゃくちゃ伸びてる！」「その髪，カツラ（？）なんだ……」など，ちょっと驚くような発見も多く，いつまでも眺められてしまうほど。
　今回のプレイ範囲では残念ながら子供がどんな姿かは確認できなかったので，本作が気になった方はリリース後にその目でぜひ見届けてほしい。

「ドリーミーランド〜遊ぼうよ、どうぶつの仲間たち〜」公式サイト

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