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攻略のカギは色にあり。アークナイツ開発元による新作「ポッピュコム」で協力プレイを楽しんできた[TGS2024]
2人で力と色を合わせて大冒険!
ポッピュコムはPCならびに,PlayStation 5 / PlayStation 4での発売が予定されているマルチプレイアクションゲームだ。環境汚染で「ポム」という異生物が生まれたパラレルワールドに召喚されたプレイヤーは,英雄として世界を救う冒険に乗り出していく。
この世界では「色」が非常に重要なカギを握っている。一例を挙げると,敵から撃たれても同じ色の弾を当てれば相殺でき,トラップからほとばしるビームも同じ色の盾なら防ぎ止められるといった具合だ。逆に,違う色の弾やトラップに触れるとミスになり,ライフが減ってしまう。
本作のプレイヤーキャラクターは,与えられた2色を切り替えて,立ちはだかるギミックや敵に対抗していく。今回出展されたバージョンは2人プレイ専用で,1人は赤色/オレンジ色,もう1人は青色/緑色を持っていた。各々は,自身の色と同じ塗料のような液体を発射する武器と盾を装備していた。
ステージのあちこちにはギミックがあり,これらは2人がコミュニケーションを取りつつ協力しなければ突破できないようになっていた。例えば,青いボタンのついた壁であれば,1人が青色に切り替えて液体を発射し,壁を退けて前に進めるようになる。赤いビームが出ているエリアは,もう1人のプレイヤーが赤い盾でビームを遮り,その間に残りのプレイヤーが通り抜けるといった仕組みだ。
もちろん,先に進むほど緊密な協力を求められるようになる。左右の壁から赤と青のビームが放たれている場所では,各々がビームを防ぎつつ,歩調を合わせて進まなければならないし,2人が同時にお互いの足元にあるボタンを撃ってギミックを作動させるなど,さまざまな仕掛けが行く手を阻む。
しかし,ミスをしても素早くリトライ可能なうえ,敵の攻撃でライフが減っても,失った分のライフはアイテムとして周囲に浮いているため,すぐに回復が可能になっている。プレイしてみて,反射速度を求められるというよりは,一緒にプレイする相方とのコミュニケーションが重要になる印象だ。きちんと声をかけながらプレイすればクリアできるし,難所を突破できたときの喜びも大きい。
また,ギミックを攻略するほかに敵とのバトルも発生する。各々が持つ色が重要なのはこの場でも同じで,どの敵も倒し方が一工夫されていて面白い。
プレイして,とくに記憶に残ったのが水風船のような生き物が積み上がった敵だ。赤や黄色,青など色が異なり,プレイヤーが撃つと,撃ったショットと同じ色の敵が増えてしまう。しかし,同じ色が3つ揃うと消えるため,このパズルのようなギミックを利用して倒せるのだ。
なお,水風船のような生き物は箱をかぶって出てくることもある。箱にはショットが通じないものの,撃ち続けることで転倒し中身を露出させられる。このときに,敵に対応する色のショットを撃つと倒せるため,1人が敵を転ばせて,もう1人が敵を撃ってトドメを刺すといったプレイを楽しめる。
ボスに関しては,“撃つと数が増えるが,3つ揃うと消える”という基本ルールは同じだ。無闇に撃つと体がどんどん大きくなり脅威が増す点には気を付けたいところ。
2人のプレイヤーが色を切り替えつつ,さまざまなギミックや敵に立ち向かっていく本作は,いわば全編協力プレイの「It Takes Two」とシューティングゲーム「斑鳩」が出会ったような作品だ。
色を使った分かりやすいルールやコミュニケーションを重視するスタイル,控えめな難度で,ミスをしてもワイワイ笑って遊べるゲームであると感じた。対面での協力プレイはとても楽しめたし,マッチングシステムがあれば,知らないプレイヤー同士でも盛り上がれそうな印象を受けた。協力ゲーム好きな筆者としては,発売が待ち遠しい1本であると感じた。
ブースに飾られていた本作マスコット「ケボピン」のぬいぐるみ |
等身大のケボピンもグリーティングに登場 |
「ポッピュコム」公式サイト
「東京ゲームショウ2024」公式サイト
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Copyright (C)2022-2023 GRYPHLINE. GRYPH FRONTIER PTE. LTD. All Rights Reserved.
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