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「HIT : The World」オフラインイベント東京会場レポート。これまでの動向を踏まえた今後の方向性とマイルストーン,新コンテンツがお披露目に
このイベントでは,日本における今後の運営の方向性や,10月までのマイルストーンが示された。加えて,来場者が開発スタッフにリクエストや意見を直接届けるコーナー,実装予定の新対戦コンテンツをプレイしたり,観戦したりするコーナーも設けられた。本稿では,公開された今後の展開を中心に,会場の模様をお届けしよう。
HIT : The World General Meeting
「HIT : The World General Meeting」のコーナーでは,本作のこれまでの動向を踏まえた,今後の方向性が示された。とくに話題となったのは,サービスインから約4か月経過した本作において「多くの人と協力して目標を達成する」という,MMORPGならではの魅力が体験しづらい状況に陥っているのではないかといった意見が増えていることについてだ。
具体的には,フィールドボス討伐のプレイ負荷と報酬のバランス,攻城戦が縛りを入れないと楽しめないこと,傭兵システムが機能していないこと,インターサーバーダンジョンにおけるサーバーごとの盛り上がりの差,パーティ/ギルドコンテンツの難度不足,プレイが放置狩り中心になってしまいがちといった点が挙げられた。すなわち,総じて日々のプレイで感じる楽しさが減少し,作業感が強まってきているというわけである。
そうした現状を踏まえ,改善すべき方向性が以下のスライドのように示された。
1つめの「日々のプレイ中に楽しみ(報酬,レアドロップ)」は,ボスコンテンツを中心とした調整をイベント形式で実施し,その結果を踏まえてさらに調整を加えることを繰り返しながらバランスを取っていくというものだ。
2つめの「キャラ成長を実感できるコンテンツやフィールド」では,定期的なアップデートでダンジョンやフィールド,ボスの追加とバランス調整を随時実施していくとのこと。
3つめの「多くの人と協力し,目標を達成する面白さ」は,インターサーバーコンテンツの活性化とビルドコンテンツの充実,そして大規模PvPにおける戦略性要素の追加によって,実現していく予定だ。
10月までのマイルストーン
会場では,直近の8月から10月までのマイルストーンも発表された。まず8月には「サーバー移転」,つまりプレイヤーが現在所属しているサーバーから,ほかの任意のサーバーに移動できる機会が設けられる。日本におけるサーバー移転は,韓国などほかの国や地域よりも遅いタイミングとなったが,これは日本の状況を踏まえて,よりよいサービスを提供するための選択だったという。
同じく8月には,PvPチャンネルを活用したイベントを実施する。具体的には,ギルド単位でフィールドボスの攻略ができるイベント形式になるそうだ。また報酬も調整し,全体的に日本の状況に合わせた仕様になるとのことだ。
さらに「ステータス強化のバフスクロール」が登場する。これはステータスが短時間強化されるアイテムで,PvPや狩りなど好きなタイミングで使える。実装当初は攻城戦でのみ使用可能という制限が設けられ,プレイヤーからのフィードバックや実際の活用動向を分析して使用範囲を広げていく。なおこのアイテムは販売されず,ゲームプレイで獲得できる方向で検討しているそうだ。
加えて,2つめのインターサーバーコンテンツとなる「レシティ研究所」も実装される。このダンジョンは2階層となっており,現在はプレイヤーの目標となるような,個性的なボスの討伐イベントを準備しているとのこと。
9月上旬には「第1回インターサーバー攻城戦」が開催される。また,下旬には新コンテンツ「討伐の戦場」が実装される。このコンテンツは,陣営ごとに用意されたフィールドに出現するボスやモンスターを討伐してスコアを稼いでいくというもので,制限時間内に獲得したスコアが高いほうが勝利となる。
なお本コンテンツは,ほかの国や地域だとPvP要素が含まれる形で実装されるという。日本でもプレイヤーからのフィードバックなどにより,今回とは異なる形でゲーム本編に実装される可能性もあるそうだ。
そして10月にはGvGコンテンツ「聖物占領戦」のβ版が稼働する。このコンテンツは,ギルド同士が1vs.1で競うもので,チーム連携と戦略が勝利のカギとなる。具体的にはギルド同士でフィールド内に設置された4つの聖物を占領し合い,最終的により多くのポイントを獲得したほうが勝ちとなる。
「HIT : The World」公式サイト
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