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東洋風のデッキ構築型ローグライク「DeckLand」試遊レポート。前後に移動して,敵の攻撃を避けられる[G-STAR 2024]
本作は,「Slay the Spire」系のデッキ構築型ローグライクに「前後の移動」の要素を加えたタイトルだ。攻撃カードには射程距離が設定されており,敵に攻撃を当てるにはまず移動カードで近づかなければならない。もちろん敵の攻撃にも射程距離があるので,間合いをはかることが重要だ。
なお,進みすぎて敵にぶつかったり,罠のあるマスで止まったりするとダメージを受けてしまう。
試遊版では,「自分のキャラクターを後ろ向きにする」コマンドを自由に使用できた。最初は何のためにあるのかが分からなかったが,ゲームに慣れてきた頃にキャラクターの向きを変えると,移動カードで距離をとれることに気づいた。
序盤は前進して敵を殴るだけでも勝てるが,正式版は20時間程度のプレイ時間を想定しているそうで,いろいろな攻略を楽しめるだろう。
また,韓国や中国,日本など,アジアのいろいろな文化をミックスしたという世界観も魅力的だ。プレイヤーは道士,カードはお守りという設定で,昔の韓国を舞台にさまざまな魔物を倒していく。
ブースでは,JellySnow Studioでデザイナーを務めるKim TaeHoon氏に話を聞けたので,その模様もお伝えする。
4Gamer:
よろしくお願いします。
「DeckLand」を出展しているこのエリアはどういった集まりですか。
Kim氏:
韓国の慶尚南道という地域のゲーム制作者が集まって出展しています。
4Gamer:
JellySnow Studioは設立して何年目になりますか。
Kim氏:
設立から5年目の会社で,約25人のスタッフが在籍中です。
4Gamer:
「DeckLand」のストーリーについて教えてください。
Kim氏:
ランとリリーズのラブストーリーを描いています。ランはリリーズを守るために力を持ちたいと思い,強さだけを追い求めたことで魔物になってしまいます。プレイヤーはリリーズと共に,魔物になったランを倒すことを目指します。
4Gamer:
ステージは毎回同じですか。
Kim氏:
ボスはいくつか用意していて,それぞれ違った個性を持っています。試遊版では中国をイメージしたボスが登場します。
4Gamer:
デッキ構築型ローグライクに前後の移動を加えた点が面白かったです。コンセプトは何ですか。
Kim氏:
これまでのデッキ構築型ローグライクには「避ける」要素がないので,位置をコントロールして攻略できたら面白いと思いました。
また,カードのコンボを楽しめる合成システムは,古武術の連続技の多さにインスパイアされました。
4Gamer:
日本でもリリースする予定ですか。
Kim氏:
はい。韓国と同じく2025年6月のリリースを予定しています。
私は日本のことが大好きなんです。以前にリリースしたアクションゲーム「Metal Unit」では,日本のプレイヤーがタイムアタックイベントをやってくれていたことが印象に残っています。
4Gamer:
では,最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Kim氏:
私たちのゲームをプレイしてくれてありがとうございます。「DeckLand」は日本の文化も取り入れたタイトルなので,ぜひ遊んでみてください。
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