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「Cult of the Lamb」にインスパイアされた乙女ゲーム「Love Cult」のKickstarterキャンペーン開始。人々に愛をもたらし,世界を破滅から救え
「Cult of the Lamb」にインスパイアされたという乙女ゲーム「Love Cult」のクラウドファンディングキャンペーンがKickstarterで始まっている。期間は2025年2月1日22:59までで,プレッジ(支援)は19ドル(約3000円)から。記事執筆時点では,目標額8480ドル(約134万円)に対して,5774ドル(約91万円)が集まっている。「Love Cult」Kickstarterキャンペーンページ
Nochi Studios公式サイト
「Love Cult」を開発するのは,アメリカのミシガン州に本拠を置くNochi Studiosだ。Nochi Studiosは「これまで体験したことのないアニメ恋愛ゲーム」を作ることを目的とした,女性3人によるインディーゲームスタジオで,これまで,「Sifting Thyme」「Sweetcore Brews」「Untold Atlas」といった乙女ゲームをSteamなどでリリースしている。
そんなNochi Studiosの新作「Love Cult」は,上記のように,Devolver Digitalが2022年8月にリリースした「Cult of the Lamb」に影響を受けた作品で,ジャンルは「Otome, Visual Novel(乙女ゲーム,ビジュアルノベル)」とのこと。Massive Monsterが開発した「Cult of the Lamb」は,不思議な力を持つ子羊が信者たちを率いてカルト教団を結成するというアクションアドベンチャーで,可愛いキャラクターとダークな雰囲気,ゲーム性などから高い評価を獲得している。
「Love Cult」主人公Meridianは,神秘的な力を持つ女性だ。迫りくる終末から世界を救うため,カルトメンバーと共に,秘術で人々に愛をもたらそうとする。
現時点では,ロマンスの対象となるキャラクターとした3人が公開されている。VOIDは,人々の意識をサイバー世界にアップロードして愛を授けようとする天才プログラマー。Vanilleは元天使で,無限の欲望を叶える罪と堕落のクラブを運営し,Zephyrは,愛を否定する謎の集団を率いているという。Meridianは,そんな彼らとどのような物語を紡いでいくのだろうか?
プレイ時間は8時間程度で,基本的に会話の選択肢を選ぶビジュアルノベルスタイルで進行していく。配下のメンバーを街に出し,人々とデートさせて愛を与えるといったミニゲームも存在し,メンバーの肌の色や髪型などをカスタマイズする機能も実装する予定だ。
リワードの内訳は,19ドル(約3000円)でSteamキーと壁紙,およびクレジットに名前を載せる権利とバッカ―向けキットへのアクセス権が入手可能。40ドル(約6300円)でβテストのアクセス権とタロット,ポストカード,デジタル攻略本がもらえ,200ドル(約3万2000円)で「Meridianを助けるためにVOIDのサイトをハッキングするカルトメンバー」や「カルトの活動を終わらせようとする市長」といった役割でゲーム内に出演できる。さらに,400ドル(約6万3000円)ではミニゲームに出てくるちびキャラのデザインができるとのこと。
ゲームのデモ版はitch.ioに用意されており,会話やミニゲームをプレイ可能だ。Meridianが誰と会話するかはタロットカードによって決められるようで,神秘的なムードが感じられる。
なお,Nochi Studiosが開発したほかのタイトルと同様,残念ながら「Love Cult」も日本語には対応しておらず,英語で乙女ゲーをプレイするのはなかなかハードルが高い。キャンペーンが成功するかは分からないが,順調に進めば2025年6月に発売する予定になっているので,気になる人はチェックしてほしい。