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PS4とワイヤレス接続してバーチャル7.1ch出力に対応するSIE純正ヘッドセット,発売日が2017年1月19日に決定
価格は当初の予定どおり1万9440円(税込)である。
プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットは,USB接続となる付属の「ワイヤレスアダプター」をPS4と接続することにより,バーチャル7.1chサラウンド出力に対応するのが大きな特徴だ。PS4対応のヘッドセットは,DUALSHOCK 4とアナログ接続して2ch出力するか,HDMIや光角形デジタルサウンド出力を受けてサラウンド処理するかのどちらかが一般的なので,シンプルな接続方式でバーチャルサラウンドに対応する製品が純正で出てくるのは,それだけで歓迎する人も多いだろう。
なお,このバーチャルサラウンドサウンド技術はSony Interactive Entertainment(以下,SIE)独自開発のものだそうだ。
利用するのにゲーム側の対応は不要で,ゲーム側が標準でマルチチャネルサラウンドサウンド出力に対応していれば,プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットを接続することで,バーチャル7.1chサラウンドサウンド出力を利用できる。
またSIEは,プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの発売に合わせて,「3Dオーディオ」という,バーチャル7.1chサラウンドサウンドとは異なる技術も投入する。こちらの詳細は明らかになっていないが,対応タイトルは現在のところ「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」で,ヘッドセットの発売に合わせて,3Dオーディオを利用できるするためのパッチを配信する予定だという。
ちなみに,プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットはアナログ接続にも対応しており,おそらく4極3.5mmインタフェースを採用する付属ケーブル「音声ケーブル」を用いることで,PlayStation VR(のインラインリモコン)やPlayStation Vita,ヘッドセット接続端子を持つモバイル端末ともつないで利用できるという。
PlayStation VRタイトルがプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットに対応すれば,ワイヤレスでも使えるような気はしないでもないが,発売時点で,PlayStation VRと組み合わせて使うときはアナログ接続専用となるので,この点はご注意を。
●プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの主なスペック
- 基本仕様:ワイヤレス・ワイヤード両対応タイプ
- 本体サイズ:168(W)
× 40(D) × 192(H)mm(※ヘッドセット本体)),21(W) × 54(D) × 15.71(H)mm(※ワイヤレスアダプター) - 重量:約318.2g(※ヘッドセット本体),約13.3g(※ワイヤレスアダプター)
- 無線仕様:2.4GHz帯
- ケーブル長:未公開
- バッテリー:内蔵型リチウムイオン充電池,電圧 DC 3.7V,容量 760 mAh
- バッテリー駆動時間:未公開
- ワイヤレスアダプターの接続インタフェース:未公開(※おそらくUSB)
- 搭載ボタン/スイッチ:未公開
- 主な付属品:音声ケーブル
× 1,USBケーブル × 1,ポーチ × 1 - 対応ハードウェア:PlayStation 4,PlayStation VR(※音声ケーブル経由),PlayStation VR(※音声ケーブル経由),モバイル端末(※音声ケーブル経由)
- 発売日:2017年1月19日
- 価格:1万9440円(税込)
- 周波数特性:未公開
- インピーダンス:未公開
- 感度:未公開
- スピーカードライバー:50mm径
- 周波数特性:未公開
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:未公開
- 指向性:未公開
- ノイズキャンセリング機能:「エコーキャンセル機能」として搭載
ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアのプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット製品情報ページ
※2016年12月16日追記
初出時,
- なお,このバーチャルサラウンドサウンド技術はSony Interactive Entertainment LLC(以下,SIE)独自のものとのこと。ソニーグループでは独自のサラウンドサウンド技術として「VPT」(Virtual Phones Technology)を持っているが,それをベースとするものなのか,文字どおりSIEが自社開発したものなのかは,今のところはっきりしない
- また,プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの発売に合わせて,SIEは「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」で「3Dオーディオ」(※リリースより原文ママ)を利用できるようにするためのパッチを提供する予定とのことだが,この3Dオーディオというものの詳細も現時点では不明だ
- 素人考えだと,PlayStation VRでもワイヤレスで利用できそうな気はするのだが,何かそこには仕様上の制限があって,それゆえにアナログ接続ということになっているのかもしれない
と記載していましたが,SIEJAから追加情報が得られたため,当該箇所をアップデートしました。
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